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レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)

三田 誠 
レンタルマギカ  滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
定価:¥ 630
新品最安価格:¥ 630
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もうすぐクライマックスへ

レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い (角川スニーカー文庫)
クライマックスへまた一歩、という所でしょうか。
魔法が万能ではない、とにかく魔法で何でもできるという作品とは一線を画した、「リアル」なファンタジーの「レンタルマギカ」
――その中で例外にあった無敵のような登場人物にも、今回の作品にその能力の理由らしきものが出てきました。
敵味方ともに戦力の入れ替わりが激しく、最終的にどういった形での決戦を迎えるのか、終わるのは残念ですが、楽しみです。

評価については、作品としては間違いなく5つ★なのですが、ちょっと作画が変わってきたので、4つぐらいになるのかなと。


おすすめです

レビューが無かったので三田誠先生への応援の意を込めて書きますね。舞台は続いて京都。オピオンに連れ去られたイツキとそれを追う者達。禁忌と定められたイツキを救うべくアストラルが追う。禁忌を討たんと教会が追う。 オピオンはイツキの妖精眼を使い、過去成し得なかった術式を再現する。 相変わらず流れるような舌触りのいい文章構成で読者を惹きつけます。ただ今回は既刊読了を前提としていますのでご注意下さい。 葛城家次期当主・葛城香とその守り人・紫藤辰巳の本領 八葉と猫屋敷蓮との結末 オピオンと妖精眼に翻弄されるイツキの運命 どれを取り出しても必見の言葉に尽きるのではないでしょうか。 減点理由は出版が遅いでマイナス1と絵師pakoさんの画風が変わり過ぎな気がしたのでマイナス1です。お二人のファンなだけに抵抗を感じたのかもしれません


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円環少女 (9)公館陥落 (角川スニーカー文庫)

長谷 敏司 
円環少女  (9)公館陥落 (角川スニーカー文庫)
定価:¥ 580
新品最安価格:¥ 580
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今までとこれから

公館に火を放ち、鬼火は地下に姿を消した。
鬼火討伐の依頼を受けた仁は、
公館と協会反主流派の援護を受けて追撃するが…。

今まで続いてきた公館に、これから続いて行く公館が立ち向かい、
何度も退けられつつも、その中から自分達の背負うものを見つけていく。
そんな感じがした一冊でした。

今まで活躍が伏せられていた係官、八咬の獅子奮迅の戦いぶりや、
公館の歴史、これまで姿を現さなかった謎の係官についての言及、
そして、公館と一方的に関係を絶った、協会主流派の策謀などが語られ、

いよいよ、今後が楽しみになってきました。


濃厚

相変わらず濃厚で濃密な世界です。
毎巻ですが、怒涛の展開。
公館を焼き落とした鬼火と、その意図を理解しながらも追撃する仁。
その先で目撃する協会、円環世界の野望、黒幕九位、強敵雷神クレペンス。
円環少女の特徴として、善vs悪という単純な図式ではない、はたまた組織vs組織の対立の図式でもない、
非常に複雑な政治的対立と人間と魔法使いの対立、それが絡み合い、各人の思惑が入り乱れるわけですが、
その主人公もまた、自分の欲望の為に、ただメイゼルのために、エゴ全開で突き進みます。
SFファンタジーな要素も大きいですが、この難解さはライトノベルと単純に片付けられません。
バトルあり、笑いあり、ちょびっとだけ萌え要素もあり。
読み応えのあるものを探している方がいたら、是非お勧めします。



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輪環の魔導師〈6〉賢人達の見る夢 (電撃文庫)

渡瀬 草一郎 
輪環の魔導師〈6〉賢人達の見る夢 (電撃文庫)
定価:¥ 599
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魔族よりもたちの悪い敵

 繰り返す歴史という考え方といい、世界観といい、前作と何か少し似てきたような気がしなくもない。同じ様な生活を続けていると、考え方も固定されて来ちゃうのかなあ、と思ったり思わなかったり。
 じゃあつまらないのかというと、そんなこともない。今回も訳あって舞台は王都のままなのだが、六賢人は舞台に上がってくるし、魔族じゃない敵も出てくるし、話は盛り上がってきている。風呂敷はほぼ広げきった様な印象があるので、後はこれを上手くたためるかに物語の出来がかかってくるだろう。そのあたりは実績があるので無難にまとめてくると思うけれど。


ぐっと世界が広がります

いままで非常に狭い地域での活動でしたが、いよいよ一回り地図が大きくなります。同時に勢力図が一気に複雑化します。いよいよ、六賢人達の登場です。
既刊でアルカインが示唆しているように、六賢人に必ずしも正義があるとは限りませんし、六賢人が一枚岩なわけでもない。その意味でも複雑さは増します。
時間軸的に見ても、今まで何度も述べられながらも良く判らなかった大罪戦争についても、そろそろ現在との関係がでてくるようです。一体全体何が「大罪」だったのか…

と、このように時空間的な広がり、人間関係の複雑さなど、ストーリーに深みの増した第2章、いよいよスタートです。



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時載りリンネ! 5 明日のスケッチ (角川スニーカー文庫)

清野 静 
時載りリンネ! 5  明日のスケッチ (角川スニーカー文庫)
定価:¥ 650
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守るものが出来ることで人も時載りも成長する

この作品の清々しさ、綺麗さ、純粋さ、そしてワクワク感は相変わらず素晴らしい。
冬休みが舞台の今作におけるキーワードは「姉妹愛」、「時砕きとしての自覚」、「明日のスケッチ」といったところ。
読み終わった後でも、リンネ達の冬休みを思い返すとほんわかした気持ちになれる心の栄養剤。

特にしおりちゃんとの姉妹愛を育む課程は神聖で、鷹見さんや久高になったかのように誰もが温かく見守ってしまうだろう。

そしてサブタイトルの「明日のスケッチ」は、読み終わった後に未来への道しるべとして今後の展開を予期させてくれる深い言葉。
今後はどうしても敵という存在を意識することになるんだろうけども、この作品の持つ温かさや明るさが欠けてしまわないといいな。



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あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

長谷 敏司 
あなたのための物語 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
定価:¥ 1,680
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「死」をテーマにしたSFの傑作

なんという物語だろう。初めて読む作家だけど、この小説は今年読んだSFの中でもベスト1に挙げてもいい。

死に直面した研究者が人工知能と向かい合い、死とは何かを見つめていくという小説は、甘いところは一切ない、硬質で無機質なもの。迫りくる自分の死への恐怖の描写が真に迫り、読んでいても、自分の末期を想像させられ、恐ろしくなった。

ここまで、死と向き合うSF小説は読んだことがなかった。SFでも、人間は将来、肉体という枠から解放され、人格転送といった形で永遠の命を得るというようなものはよくあるが、この小説は、そのアンチテーゼともいえる。
AIや人格転送といった技術が発展し、人間の脳や人格をコンピュータ上で再現できたとしても、それは肉体を持たない以上、人間にはなりえない。

救いのない結末だが、最後に「wanna be」と呼ばれる仮想人格との会話は切ない。彼女のための「あなたのための物語」は、この結末なくしては完結しなかったろう。

再読するのが、ためらわれるような衝撃を受けた作品だった。



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スクランブル・ウィザード4 (HJ文庫)

すえばし けん かぼちゃ 
スクランブル・ウィザード4 (HJ文庫)
定価:¥ 650
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第一部、完!(?)

作者のすえばしけんがあとがきで書いているように、「一区切り付いた」という感じ。
いろいろな伏線が回収された気がする。シリーズ物で、こうやってちゃんと描いてくれるのは珍しいんじゃないでしょうか。
そして、ちゃんと次の巻以降の気になる要素も潜ませてある気もする…
途中までしか読んでないひとは、まずここまで読むとスッキリするかも。



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9S(ナインエス)〈10〉true side (電撃文庫)

葉山 透 
9S(ナインエス)〈10〉true side (電撃文庫)
定価:¥ 620
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絵を評価しないでおくと

やはり私も絵師が山本さんから変更されたことを残念に思う。
戦闘シーンの絵に迫力もスピード感もないし、画力は山本さんの方が確実に上であろう。
だがその画力のなさを、絵の加工によってカバーし、絵に柔らかさが滲み出ている。
再び笑わなくなってしまった由宇と、哀しい母子の再会が描かれたこの巻には、まあ合っているのではないか。


極寒の地、ロシアに降り立った闘真とクレール。
そこで意外な人物と出会い、クレールの母であるスヴェトラーナに出会うが、クレールは実母であるスヴェトラーナを避けてしまう。
しかし、そのクレールの行動こそが母子の絆を露にしている。
相貌失認であるクレールは、長く接していた人でなければ相手を判別することができない。
なのにクレールは、避ける理由はどうあれ、会ったばかりのスヴェトラーナを判別する。
避けられたことと、死んだと思っていたクレールとの再会に戸惑うスヴェトラーナ。
その二人の仲立ちをするのは勿論闘真。
一見感情のないように見えるクレールの心理描写と、戸惑いながらも歩み寄る二人。
とても微笑ましく、そして哀しい。


感想

本編についてのレビューは他の方のものが的確だと思うので
イラストレーター変更に伴う漠然とした感想を。

結論を先に書けば、変更それほど気になりませんでした。
確かに変更前の山本ヤマトさんのイメージが強く購入前は躊躇い、戸惑いを覚えました。
もちろん個人的の嗜好によって違うと思いますが、私としては変更後の絵が苦手な部類だったのもあります。

でも実際購入し、いざ読んでみれば
全く同じとは流石にいかなくとも抽象的なイメージとしての
キャラクターの根幹とでも言うべきものに変化は感じられないし、
山本ヤマトさんの絵から感じる独特なスタイリッシュさが損なわれたものの
具体的には表現できないが、どこか受け継いでいる部分もあると感じた。

個人的な絵のタッチが苦手という思いと、やはり山本ヤマトさんの絵が好きだったこともあり
星は3だが、作品の途中からイラストレーター変更というプレッシャーは
当然新しい絵師の増田メグミさん側にもあったと考えられる中で
ここまでの絵が出来たなら、これから先馴染むのも時間の問題だろう。という思いで星3。
内容については今まで通りとても面白かったです。


人類の危機

まずイラストの変更ですが、愛読していた人にとっては多少ショックかもしれません。
しかし、新しい絵も以前のイメージを継承して描かれているので、それほどの違和感はありません。
特にクレールとマモンはかわいいです。
 
内容ですが、七つの大罪サタンと同じ無機物生物が、人類を侵略していくという大筋があり、そこに様々な陰謀が絡んでいきます。
上記に書いた二人、クレールとマモンが話の中心になっています。
逆に由宇さんの出番が少なかったのは、9Sとしては物足りない読み応えの要因かもしれません。
これまでは由宇やADEMの危機といった感じですが、今回は人類そのものの危機です。
大きな流れを察知し、対策に乗り出す由宇と、局所で現場的対応をしている闘真がどう絡んでいくのか、
そして脳の黒点が開く世界の謎はこの話で解明が進むのか、気になるところです。


true sideと称して一新

 新展開。峰島勇次郎の研究のメモから生み出された無機物生物。それらはシベリアで長い年月をかけて進化した。地球上の生物の生存を脅かすほどに。海星の事件から2週間ほど経過した頃、その存在を知らされたADEM。無機物生物との戦闘と殲滅をめぐる駆け引きが始まった。真実を知るため動く闘真、真実を認めたくなくて閉じこもる由宇、二人もこの無機物生物との戦いに巻き込まれ――

 新展開とともにイラストが変更。あとがきによると山本ヤマトさんがご多忙の為とのこと。山本ヤマトさんの活躍は喜ばしいことなのですが、個人的には知るきっかけになった作品のイラストがもうこれから見られないということにショックです。今作の途中、漫画ででてきたあの約束のくだりが出てきて、山本ヤマトさんのイラストがやはり思い浮かびました。
 増田メグミさんのイラストが良かったことがまだ救いです。スタイリッシュな印象の山本ヤマトさんのイラストに比べ、確かに少女マンガっぽいイラストではありますが。
 
 ストーリーは核心へと向かい、圧倒的な強さを持つキャラも登場。極寒の大地を舞台に、それぞれの思惑が動く10巻。


買う気が失せた


急にイラストレーター変更とかありえないんですが
今までずっと山本ヤマトさんで来ていたのに
イメージも何もかも山本ヤマトさんで本を読んでいたので変わってしまい、購入する気がなくなりました
山本ヤマトさんに比べて少女趣味的で幼い顔立ち…
増田メグミさんを否定するわけじゃないですが、こんなのは由宇じゃありません!
続き気になっていたけどここまで絵柄が変わると読みたくなくなってしまいます。



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イスカリオテ〈3〉 (電撃文庫)

三田 誠 
イスカリオテ〈3〉 (電撃文庫)
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ノウェムに要注目!

主人公のイザヤもなかなか魅力的なキャラクターで,その言動から目が離せませんが,やはり一押しはノウェムです。

機械的な思考や言動が多かったように感じた前回までと違い,なにやら年頃の女の子のような雰囲気になっています。それにとまどうイザヤもおもしろいのですが。

重苦しくて裏がたくさんありすぎるような世界観や人間関係と,この二人のやりとりが大変よいバランスをもって,物語を盛り上げています。

イザヤの正体が暴かれるときがくるのか?
ノウェムが自分の思いに気づくときがくるのか?

この2点をとても楽しんでいます。


イイ!

このシリーズは数ある電撃文庫の中で一番発売が楽しみです!(個人的ですが)

色々魅力的ですが、まず主人公、イザヤ。
口が悪く、本来は雑な性格でありながら「偽物」という立場に葛藤し、苦悩しつつも自分なりの答えを探す姿がとてもカッコいいです。
最近多い(?)優柔不断な主人公と違い、確固たる「意志」があります。

ヒロイン、ノウェム。
一応「人形」ですが、どんどん人間っぽくなっていきます。どんどん悶えさせてくれます(笑)
外見はもちろん、イザヤを一途に想い、尽くすというその心が非常に目を惹かれます。
強くて美しくて純情なスーパーヒロインです(笑)
とにかく戦闘シーンのインパクトがハンパじゃないんです!
想像を絶する力を持つ<獣>
<断罪衣(イスカリオテ)>の成す模倣奇跡。
この2つのぶつかり合いが見物ですね。

キャラとバトル、両方楽しめる超優良な作品だと思います。



イザヤと九瀬諫也

本物の九瀬諫也とともに聖戦を戦った英雄・壬生蒼馬と戦うことになったイザヤ。英雄・九瀬諫也を知る壬生蒼馬は、記憶喪失だというイザヤに疑いを持つ。誰もが崇拝する英雄・九瀬諫也であることを求められるイザヤ。人々の士気を高め、最前線で戦うイザヤはホンモノなのかニセモノなのか。自らを「ニセモノ」だと自覚しているイザヤにとって、九瀬諫也とは。そして...

という感じで、今回もいい感じです。九瀬諫也を演じ続けるイザヤにとって、九瀬諫也という存在は常に思考の対象となる存在です。本当にそんな英雄が存在したのか、九瀬諫也っていったいなんなんだ。周りを欺き、悪態をつきながらも、逃げずに敵と立ち向かうイザヤ。この先彼の心がどこに向かっていくのか、今後も目が離せません。そしてそして、第九祭器ノウェム。人形(ロボット?)とはとても思えぬ可憐な少女に成長しつつある彼女も要チェックです。このままどんどん人間くさくなっていくのか?そして、淫婦・玻璃と純情ノウェムではどっちがイザヤを手に入れるのでしょうか?こちらも楽しみです。



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アカイロ/ロマンス〈4〉白日ひそかに、忘却の (電撃文庫)

藤原 祐 
アカイロ/ロマンス〈4〉白日ひそかに、忘却の (電撃文庫)
定価:¥ 620
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人間無くして生き続けられない種族の不思議

 枯葉が高校に潜入。クラスメイトの前に堂々と現れたために、景介との関係が表沙汰になってしまう。おかげで隠す理由がなくなった景介は、結構大胆な行動に出るようになる。
 分家の先代たちのおかげで、臓物の使い方も明らかになって戦力アップと思いきや、新たな謎が登場したり、裏では戦力の切り崩しが行われたり…。誰が何のために何をしたのか、鈴鹿とは何なのか。6巻完結に向けて、お話が盛り上がってきています。



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円環少女 (8)裏切りの天秤 (角川スニーカー文庫)

長谷 敏司 
円環少女    (8)裏切りの天秤 (角川スニーカー文庫)
定価:¥ 580
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転換点

神人遺物の材料であり、
魔法使いの歴史の転換点に現れる「賢者の石」を巡り、
ついに、公館と神聖騎士団の戦いの火蓋が切って落とされました。

これまでの常識を打ち破りながら、次々と攻め立てる神聖騎士団。
それに対して持てる力を振り絞り迎え撃つ公館。
これらの戦いの引き金となったきずなと仁、
さらにエレオノールも加わり、物語は進んで行きます。

テロ事件以降、
消息が途絶えていたエレオノールの今を知って、始めは微妙な気持ちになりました。
でも、周囲の人間と協力して暮らす彼女は、とても魅力的に映りました。
日々の生活の中で自分が見つけた答えをかみ締め、絶望的とも思える神聖騎士団との対立にも、
ひるまず前に進む彼女はかっこよかったです。

テロ事件で仁がひとつの区切りを迎えたように、
きずなやメイゼルにもひとつの区切りが訪れたように感じました。
その区切りは人だけでなく、協会・公館・神聖騎士団などにも等しく訪れたように思います。
そして、この先どのような事態が訪れるのか、今後も楽しみです。


戦いは終わらない

 相変わらず嗜虐趣味のメイゼルにかわらかわれたり、きずなに優しく気遣かわれるという平穏な日々を仁は過ごしていた。しかしそれも束の間。神人遺物の原料《賢者の石》を手に入れるため、神音体系最強の魔導師・聖騎士将軍アンゼロッタが日本へ降り立った。《賢者の石》発見の鍵を握る再演体系のきずなを狙い攻撃をしかける。《公館》は専任係官も少なくなり、しかも協力を得るのも一苦労。京香は様々な策を用意するが敵は圧倒的だった。きずなを救うため、仁は再び戦場へ。数でも装備でも圧倒的に不利な仁はきずなとメイゼル、両方とも守ることは出来ない。彼はどっちを選ぶのか?!

 この巻でついにきずなは仁が隠していたことを知ります。そして一巻の戦いの舞台でもあった幻影城もでてきます。《公館》側の動きは少し控えめのかわり、出番が少なかったキャラの何人かが結構物語で目立ちます。シリーズのなかでも大きく動きを見せる巻になるかと。

 メイゼルが大きな成長を見せます。小さな魔女はどこまでもまっすぐで、それだけに今回意外な一面を見せたきずなとは対照的に感じられました。でも何ていうか、いい子だけじゃなく人間くさいきずなも嫌いではありません。
 気になる終わり方ですので、はやく次巻が出てくれないかな……



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