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マリア様がみてる プレミアムブック (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる プレミアムブック (コバルト文庫)
定価:¥ 580
新品最安価格:¥ 580
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クチコミ情報

ちょっとした総集編プラスα

前半はアニメ「マリみて」の各話紹介とキャラ紹介、設定資料等、後半は大人気だった初代山百合会幹部と祐巳、志摩子、由乃各声優さんにインタビュー、マンガ版マリみて「祭りの前」、Answerと題された短編小説から成る。前半はさておき、後半は初めて「マリみて」に接する人でも一応わかると思われますが、やはりコバルトシリーズかアニメで予習しておいた方がより理解が深まるでしょう。Answerについてはコバルトを読んでいないとちょっとわからない箇所があるかもしれません。個人的にはコバルトとアニメの融合した総集編、といった印象を受けます。「マリみて」がお好きな方なら買いでしょう!

あればあったで楽しめる

アニメ版を見ていないので、設定やセル画像をまとめたストーリー紹介は興味深く見ましたが、
声優さんの対談も「ふーん」と読んだ程度です(申し訳ない)。

ただ、Cobaltに掲載されたというひびき玲音先生による「マリア様がみてる」の
衣装合わせシーンの漫画化&アフレコレポはうれしいおまけといった感じですし、
原作者による「Answer」は、蓉子がいかにしてあの祥子を妹にしたか(逆か…)
が明かされていて面白かったです。

私は原作のみしか知らないのでイマイチでしたが、アニメも原作も両方すきな方には
満足できる内容かもしれません。


びっくりした

マリみてシリーズは文句なしでおもしろく読ませてもらっていたので
この本も「ひょいっ」と買った。
稲妻に打たれた。コゲました。アニメの紹介と少しばかりの書き下ろし
ストーリー。いやん、ばかんな感じでした。
ま、買いましたがね。
コレクターでもない限りパスしてもいいですね。はい。


詰めが甘いけど、それでも買ってしまう

アニメのダイジェスト、設定画集、出演した声優さんの対談、祥子と蓉子の出会いを描いた書き下ろし。確かに「プレミアム」の名に相応しい。そこまではいい。そこまでは、すごくいいんだけど……

最後の詰めが甘い。
しっかりチェックすれば分かるはずの凡ミスが見落とされている。
祐巳と祐麒は双子ではなく年子だったはずだし、ひびき先生の漫画でも、祥子が姉・蓉子とおぼしき人にタメ口で話していたり、手芸部員が「祐巳さま」と呼びかけていたりしている(このとき祐巳は1年生だから、この手芸部員は中等部の生徒ということ?)。「プレミアム」を冠するからには、細部までしっかり丁寧に作ってほしかった。

でも、それでも迷わず買ってしまうのがファンの思い入れというものだろうし、私がこうして愚痴を言うのもきっと、「好き」という感情の裏返しなんだろう。

ええ、もう

アニメ版第1シーズンのフィルムブックです
っていうか藤堂志摩子さんのメモリアルブックといっても過言ではありません
セル画の志摩子さんの笑顔がいつでもどこにでも携帯できるサイズで、この価格
これを買わずしてマリ見ては語れぬ!!!!!!



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マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる―大きな扉 小さな鍵 (コバルト文庫)
定価:¥ 440
新品最安価格:¥ 440
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クチコミ情報

優れた人物描写

 シリーズ全体を通して言える事だが、この作品の人物描写には目を瞠るものがある。
この人はこういう性格と決めて説明調に語るのではなく、登場人物の主観で、またはその人の言動・挙動で少しずつ人となりが見えてくるのだ。そこに居るのはアイコン的キャラクターではなく、簡単に言葉では表現できない複雑で繊細な少女たちの心である。
 作中人物の心情に沿って進む物語に、読者も一緒に喜んだり悩んだりできるのではないだろうか。そして思春期の痛みと輝きがここにはある。色眼鏡がかけられがちな作品だが、本質と醍醐味はここにあると私は見ている。


やっと、、、

このシリーズが人間として一番大切な人との繋がりや絆の話なのだと理解できた巻でした。
それまでは色々な偏見が横行していて、自分も気付かずにそう思いながら読んでいましたが、
主人公以外の視点で書かれたこの巻で、皆が相手を思い動いていることに好感を抱きました。
自分自身が楽しめなかった青春を謳歌している主人公たちをこれからも応援したいと思える一冊でした。
人それぞれ色々な捉え方がある作品だとは思いますが、他人の意見に耳を傾ける前に、
まっさらな気持ちで読んでみるのもいいのではないでしょうか。。。


乃梨子!乃梨子!乃梨子!乃梨子!

帯のコピーは「瞳子の秘密が明かされる?」。そう、この巻では、以前に優が思わせぶりにほのめかしていた瞳子の秘密が、不完全ながら本人の口から明かされる。そして、発売当初は駄作という印象を受けた『子羊たちの休暇』が、実は未回収の大きな伏線だったことが明らかになる。さらに、いままで「さん」づけで呼んでいた乃梨子を瞳子が呼び捨てにしているのも大きな進展だ。

しかし瞳子は、物語の終盤で大きな絶望の淵に立たされる。そして、今野先生をして「わー、わー、やってしまった!」と言わしめた一筋の光明が見えたところで、物語は幕を閉じる。つまるところ祐巳×瞳子問題の解決までのステップ数は増えたことになるのだが、そこに到るまでのプロセス、つまり、今まで意図的に周囲との人間関係を切ってきた瞳子がひとつひとつ人間関係を修復していく過程が俄然楽しみになってきた。祥子と祐巳の偶然の出会いに代表されるように、「人間関係の構築」こそが『マリア様がみてる』の根底に流れるテーマだからだ。瞳子の周りの志ある人たちは、誰も瞳子を見捨ててはいない。

作中のスケジュール的にはこのあと、バレンタインデーのイベント、そして3年生の卒業にまつわるもろもろの行事が待っている。それまでの短い(が、何冊もかけて入念に描かれるであろう)期間にどれだけの進展があるのか、楽しみにさせる1冊である。


なかなか進まないのがもどかしい

大人気シリーズになったおかげで、キャラクターの心情を掘り下げることができるようになったのは喜ばしいけど、話はなかなか進まなくなってきました。
小ネタはとても楽しい。

あとでまとめて読んだら、楽しいかもしれないとは思う。
でも、ひっぱられすぎと感じるところがあります。
続きが待ち遠しいです。


瞳子ファンは買いです

瞳子の秘密が明らかになる話だけあって
全体的に瞳子が中心の話で一言で言うと
「瞳子版のレイニー」です
しかし、レイニーのような鬱な感じではないのですが

あと目玉(?)として瞳子がビックリするような
ことを優に言ってしまいます。



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マリア様がみてる (仮面のアクトレス) (コバルト文庫 (こ7-49))

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる (仮面のアクトレス) (コバルト文庫 (こ7-49))
定価:¥ 440
新品最安価格:¥ 440
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気持ちの整理がつかず、ひとり悩む祐巳に必要なこととは‥?

 祥子の家での新年会も過ぎて、3学期が始まった。
 いよいよ迫る生徒会役員選挙に不安を隠せない祐巳。
 祥子たち3年生の卒業が間近なこの時期、新旧交代の波がリリアン女学園に、
怪しげな黒雲を伴って押し寄せてくる。

 瞳子にロザリオを拒否されたショックも癒えず、自分にも自信が持てない祐巳は
(といってもいつものことだが‥)、ゆらゆらと揺れ動く自分自身の気持ちに
振り回される日々が続いている。
 正月に、薔薇の家族たちのやさしさに癒されはしたが、あくまでそれは対症療法。
 祐巳の成長なくして問題の解決はない。
 そして成長とは、他者によって促がされ、助けられてするばかりではなく、
自らが成長しようとする気持ちこそが重要なのだ。
 祐巳がそれに気づくことを願っているのは、どうやら祥子だけではないらしい。




姉離れ・妹離れ

ですね 裏タイトルは。(笑)
表紙で由乃が仮面をもっているのが今回の一話目のキーワード。
奈々のつぶやきのその意味
大切な妹を託す 多分、その思いが今回の真剣勝負

由乃本人ですら気づいていなかった由乃の仮面の下の素顔・・・。
令さまの優しさなのか、厳しさなのか・・・。

乃梨子が瞳子ウォッチャーなら 多分、瞳子は祐巳ウォッチャー
生徒会選挙 瞳子は気づいていたのかも
祐巳が祥子さまの妹だから立候補するのか
一人の生徒として薔薇さまに立候補しようとしたのか
妹はいるだけでいい なんてキャラじゃない瞳子。

ちょっとだけ顔見せ瞳子母
瞳子の事になるとちょっと由乃化 乃梨子(笑)


祥子さま視点!

「黄薔薇、真剣勝負」令と菜々の手合わせがついに実現。明らかに格下の菜々に容赦のない令の真意は…。

表題作「仮面のアクトレス」は生徒会役員選挙。でも、主役は祐巳や由乃を差し置いて瞳子と乃梨子。この二人のぶつかりあいが、「白き花びら」(『いばらの森』所収)での蓉子と聖のぶつかりあいを彷彿とさせる。また、家出の日に心労で倒れてしまったという瞳子の母親が登場したのが気になるところだ。

短編「素顔のひととき」は、3年生ふたりだけのティータイム。ここはなんと実質はじめての、祥子の視点からの記述である!今までは視点になりにくかった祥子だが(『チャオ ソレッラ』で一応出てはくるが、トゲがあって痛々しい)、視点になれる、ある意味で普通の人へと成長を遂げたということだ。それを反映するかのように、前作『くもりガラスの向こう側』以来、挿絵での祥子(と令)の顔付きが以前よりだいぶ穏和で落ち着いたものになっている。

私はこれからまず、祥子や令がどのように高校生活のフィナーレを向かえるのか、じっと見守りたい。祐巳と瞳子の関係が気になっている読者も多いだろうが、物語はこの二人だけのために存在しているわけではないのだから。

P.S.
令ちゃん、中学生相手に、中学生の試合では禁じ手のはずの突きを打つとは本当に容赦ない…。


表紙イラストに☆

最初「今週財布ピンチだし来週まで買うのはよそう」と思ってたんですが、表紙イラストを見てやられました。発売その日に買っちゃいましたよ。「インライブラリー」以来のヒットです☆祐巳のかわいさ、志摩子の綺麗さ、由乃のツンとしたかわいさにぐらっと来て気付けばレジに(笑)中でも今回特に志摩子さんが綺麗!表情が色っぽいのよ!素敵です☆ で内容はというと今回の舞台は生徒会役員選挙です!「未来の白地図」で祐巳の妹申し込みを断るという驚きの行動に出た瞳子ちゃんですが今回もまたまた予想外の行動に出ます。さてそれは・・・?ちなみに今回も乃梨子の挿絵は無しです。話には結構関わってるんですが。私は結構好きなキャラなのでそこは残念でした。でも今回各姉妹、イチャイチャシーンがちょこちょこあってよかったです。あと志摩子さんのぶっ飛びセリフも萌えました「〇〇さんのそういうところ好き」さて誰の事でしょう?きゃ〜☆(>▽<)2駅歩いて電車代浮かしてまで買ってよかったです(笑)とりあえず表紙イラストだけでも買いって感じでした☆

それぞれの薔薇

マリみてシリーズをドル箱だと揶揄される方もいらっしゃいますが、私はそうは思いません。少女文学ですし。
今回のこの作品も、主人公のきもちが細かく書かれていてゆったりと読めます。
ただ、少し細かすぎて個人的には疲れててしまいますが(^_^;)
今野先生の作品にどっぷり漬かりたい方にはおすすめです。



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マリア様がみてる―クリスクロス (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる―クリスクロス (コバルト文庫)
定価:¥ 440
新品最安価格:¥ 440
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このはやり方

普通じゃない。
きょうはバレンタインデー
リリアン学園に恋?の嵐が吹き荒れるのか。
しかし、なぜにかわゆい女の子と女の子の
話が巷で読者をふやすのか、うーーん
おなじイラストレイター(あやしい妖精系)としては
余り読みたくないが、ちょっとねという感じじゃん。
 見て楽しい もー誰でも読んでー


乙女だけのバレンタイン企画!

面白かった! と言いましても、まだこの巻ではこの話は完結してませんが・・・。そこも含めて面白かったです!私じらされるの大好きなんで(笑) 今回の話はどういう結末になるんでしょう?次巻が楽しみで仕方ないです♪ そんななので既刊の『レイニーブルー』をリアルタイムで購読し、次巻の『パラソルをさして』発売までイライラ・ストレスが溜まっちゃった!って方は、今回は次巻が出るまで買うのを待った方が良いかもしれません。 まぁ結局どちらにしろ「が・ま・ん!」ですね(^-^;)
だけど本当に楽しかったです♪ 全巻とは打って変わって明るく甘い雰囲気に浸れます♪にやけちゃうような場面満載!それでいて、瞳子や瞳子を取り巻く人々の切ない心情もばっちり入っていて・・・。
やっぱりバレンタインはいいですね☆是非チョコを片手にご用意を♪
薔薇様カード捜しの描写は自分も「ここじゃない?」とか推理しながら読めて本当に楽しかったです!


今年度マリみて で、最後にして最高の1冊

まず定期的なスパンで発刊しつづけている部分を評価したい。
あとがきでも『おあずけ』とあるが、次の刊行が定まっていないライトノベルにおいて、長く続刊が出ない状態が続く方が困りものです。そのまま出ないで廃刊なんていう例も珍しくない。ヒットを飛ばし、ブームもやや下火になった頃でも、安定して刊行しつづける今野センセの作家性を考えると、『おあずけ』も全然容認できます。
内容も、(作中の)去年の話からの派生といった流れで、2年目という時の経過による登場人物の成長等がひししと伝わります。
いきなりこの1冊からは入っても解らない内容ですが、マリみて好きには嬉しい1冊となりました。
今野センセは神です!


すべてはおあずけ

バレンタインデー当日の話である。当日の朝から始まって、宝探し終了のアラームが鳴ったところで幕を閉じる。3枚のカードのうち2枚までは出てきたものの、最後の1枚の隠し場所はあとがきにもある通り、次巻まで「おあずけ」である。ストーリー自体も淡々と事務的に時間が流れていくので面白みは半減だ。一刻も早く新刊を読みたいと言う人は別にして、そうでない人は次巻を待ってからまとめて読んだほうがいいだろう。

そして、前巻『大きな扉 小さな鍵』の波瀾のラストシーンからすると、今回のラストシーンで薔薇の館に駆け込んできた瞳子の言動があまりに唐突だ。前巻でキャラが一人歩きして方針変更を余儀なくされ、それで締め切りに追われたのだろうが、ここまで話を引っ張ってきた手前、安易に結論を出すのではなく、じっくりと納得の行くシナリオを求めたい。


一歩前進

 今回はクリスマス。昨年もやった新聞部とのバレンタイン合同イベントを今年も実施。自分たちのことだけでイッパイイッパイの感があった今年の2年生がイベントの目玉ですが、読者である私や彼女たち自身が思っていたよりも人気があるようでホッとしました。

 で、赤や黄色や白のカードの争奪戦になるわけですが、今年は去年よりもまったりムードです。そして問題の瞳子は……(以下ネタバレにつき割愛します)

 バレンタイン本編+準備編と中篇+短編の体裁になっていて物足りないことこの上なく、しかもヒキがあんまりにも鬼畜です(読者に対して。レイニーブルーのような非道な展開という意味ではありませんので念のため)。なんで彼女がそういう行動に出たのかまったく分からないわ、爆弾発言で残りはカットだわ、と、もうちょっと落ち着くところまで書いてくれー!!!!とのたうちまわりました。でも今回は大きな展開があったというか巨大な一歩です。そう書いてしまうことさえネタバレ。ここまでシリーズを読んできた人ならここの感想を読む前にさっさと自分の目で読むべきです。



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マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側 (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側 (コバルト文庫)
定価:¥ 440
新品最安価格:¥ 440
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乃梨子が苦手になった。

話の云々はともかく、乃梨子が苦手になりました。
「瞳子が祐巳様の妹になってくれればいいと思った。
だから瞳子のことを意識せずに
瞳子のことを構う祐巳さまが嫌だった。」とか。
こんな事言ったらお終いなのかもしれませんケド
姉妹制度を意識しすぎてる気がします。
少し友好的になった下級生がいればすぐに姉妹の契りを交わさなくちゃ
いけないんでしょうかね。別に祐巳が瞳子のことを姉妹として
迎え入れるつもりでなく親しい下級生として瞳子を見ていても
責められるべきことではないはず。それで瞳子を妹に迎えず
他の子を妹にしてたらまたしても乃梨子は突っかかるか
祐巳のことを内心苦手になったりするんでしょうか。
あまりにも一方的過ぎる気がします。
前々から思っていましたが、キャラたちの感性にはついていけません。
細かいことで大騒ぎしすぎるのはお嬢様学園の特性でしょうか?


名言「妹の部屋」

今回の注目点は2つ。由乃の「妹の部屋」発言と、令の余り物再利用料理である。

まず今回最大の注目点は、由乃の一言「妹の部屋」。今までならこういった分析は蔦子の役回りだったはずだが(たとえば、『レイニーブルー』で志摩子のことを「やっぱり聖さまの妹」と分析したシーン参照)、祐巳に対しては由乃がそういう分析をする立場になった。つまり、由乃が祐巳より一歩先へ進んだ、祐巳を追い抜いたということだ。今まで、精神的には祐巳より一歩後ろを行っていた印象が強い(たとえば、可南子への接し方)が、これで、次期薔薇さまとして頼もしくなってきた。

次に、令が余り物で料理するシーンが二度登場する(カレー味のお好み焼きと、朝食の大根サラダと)。これは今までの令の料理場面とは大きく異なっている。すなわち、今までのお菓子づくりでは、作りたいものが先にあって、そのために材料を買い揃えていた。1年前のバレンタインでは、「時間の制約でプレーンなパウンドケーキしか作れない、ならば材料はこれ」と発想して、母親に電話で買い出しを依頼している。しかし、今回は「その場にあるもの」から発想がスタートしている。

ところで、アスリートとか小さい子供とかの食事管理では、「ありあわせのもので、必要十分な栄養のあるメニューを組み立てること」が重要になってくる。すなわち、これらのシーンは、大学進学に向けた布石と見てよかろう。

他にも、祥子の成長が読み取れるシーンや、乃梨子が高校進学以来だんだんお洒落になっていく描写、百人一首で詠まれた歌に隠された作者の意図など、見所は多い。

P.S.
人間双六の場面は、画でじっくり見てみたい。日程からするとビデオアニメが漫画より先に来るはずだが、この制作会社は以前に『逮捕しちゃうぞ』を見事に作り上げている。「はじけた」作りを期待したい。


今回で愛想がつきた!引き伸ばしにも程がある!!

引き伸ばしにもほどがある。瞳子ちゃんのことを書かずに、引き伸ばしのための今作には、一体、何の意味があったのか、この本の存在意義を疑わずにはいられない。
ファンの人達も今作は見送ったほうがいいだらう。
おいらはこれを機に、マリア様がみてるシリーズとは縁を切る。

同じ『百合』シリーズなら 『かしまし』の方が数千倍は上等だし・・・
面白くて、萌える。
こんな下らないキャラ小説とは違う!!


春が間近な冬休みのできごと‥。

瞳子にロザリオを拒絶された祐巳を慰めようと、祥子が皆を招いた小笠原家での
一泊二日の新年会。
傷心の祐巳を、薔薇の家族たちがやさしくつつみこむ。

瞳子の心にあるものは何なのか。
知りたい思いにじっと耐える祐巳の心は、耐えることで強くなり、考えることで
やさしくなってゆくことだろう。
いつも、ドジで祥子さまにたしなめられている祐巳も、徐々にではあるが確実に
成長しているようだ。
ストーリー展開の緩慢さに、ご不満の向きもあろうが、今野ワールドにひたるのが
楽しい私は、あまり気にはならない。
 天候の描写はないけれど、いかにも暖かな陽射しを感じる正月の日々。
瞳子のこころの窓の曇りも晴れるように祈りつつ、次作を待ちましょう。


進まない!

何ら新しい展開もなく、
前巻の余韻だけで一冊書いてしまうのはズルイ。
長編とは言え、その巻ごとに山場や起承転結と言うものが必要だろう。
読者は何ヶ月かおいて読むのだから。

小笠原家でのお正月イベントはもう一回書いているので、
今回は違った趣向にすべきだったと思う。

ちなみに、小笠原家で高い寿司の出前をとる記述がまた出てきている。
恐らく作者は、小笠原家の財力を強調したいのだろうが、
しかし、本当に格の高い寿司屋は出前などしないし、本当のお金持ちは職人自体を家に招くだろう。
つまり寿司の出前の描写は、作者の意図とは裏腹に、小笠原家の印象を落とす役割しか果たしていない。
物凄い大金持ちのはずなのにご馳走が出前の寿司程度とは。
普通の人間が見たことも無いような大金持ちの生活を想像だけで書くからこういう綻びが生じるのだろう。

ともあれ、何か一つでも新しい展開があれば良かったのだが、
祥子と柏木の婚約のいきさつが衝撃の新事実とは誇大広告もいい所だ。
マリ見てシリーズが作者にとっても出版社にとってもドル箱なのは良く分かる。
しかし、こうも露骨な引き伸ばし戦術は感心しない。



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マリア様がみてる―未来の白地図 (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる―未来の白地図 (コバルト文庫)
定価:¥ 460
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いよいよ新章本番

いよいよ新章本番である。実は、『特別でないただの一日』でそれまでのネタのストックを使いきって、『妹オーディション』から新章に突入しているのだが、この巻で一気に物語が加速した形だ。

この巻では、山百合会の凡人代表選手(?)・祐巳と、実は意外にも凡人代表の二番手であった令が、どちらも大きな試練に立たされる。試練の内容は両者とも、「姉として妹のために何ができるか」。そして、もう親やお姉さまには頼れない(祥子は瞳子のことに下手に口出しできないし、令も江利子には頼れない)という重圧がのしかかる。祐巳は瞳子のことで祥子にお膳立てしてもらうわけにはいかない(さらに、柏木さんからはある意味、突き放されてしまった)し、令にしても由乃と菜々のことで江利子に泣き付くことはできない。

一方で、祥子と志摩子が共に、気が付いたらいつのまにか「ちゃんとしたお姉さま」(本文より)になっていた、というのも大きなみどころだ。乃梨子を冷静に叱責する志摩子、熱くなった令をなだめる祥子、そして祐巳の号泣をただあたたかく受けとめる祥子、いずれも半年前、『レイニーブルー』のころには考えられなかったことだ。

そして、乃梨子が以前とはうってかわって、志摩子以外にも感情を素直にオモテに出すようになった。これも大きな変化だ。

というわけで、今後の物語は、そろそろ実生活で親の庇護を離れるという世代、具体的には高校生〜大学生〜若手社会人の世代にとっては、ずっしりと重いものになるはずだ。それ以下の世代、つまり中学生から高校初年級くらいだと、ピンとこないものがあるかもしれない。


物足りない

サブタイと表紙絵から想像される内容からしては、ちょーっとガッカリです。せっかくやっとこの問題に決着がつくのかと期待したものですから。
個人的には後半より前半に盛り上がりを感じました。
祐麒と柏木さんがいい位置にいるな〜と思います。百合要素をお求めの方には邪魔なんでしょうけどね。柏木さんは当初より好きになりました。


未来への期待と不安でいっぱいの祐巳に声援を!

 いよいよ三年生たちの進路が決まってくる季節。祐巳の妹問題もさることながら、
三年間だけの学校生活、必然の世代交代の序章が始まった。
 いつも面白く読ませてくれる今野先生だが、次の巻への引きがいつもより強く感じられるのは、
やっぱり巧いからなんでしょう。
 ひそかに、平成の『赤毛のアン』と呼んでいる(私だけだけど‥)このシリーズ、
大学編まではタイトル上続けられますよね?
 あとは、シリーズタイトル変えればもっと行けますし。
『こち亀』の記録を目指して、大・大河小説に挑戦だ!


ホップ。ステップと言う感じでしょうか?

次巻で瞳子編は一段落。?
最初は抵抗がありましたが何度か読みなおしていると
印象が変わりました

まぁとっとと続きを書いて欲しいのはかわりませんけど(笑)

黄薔薇革命 冷さまからの視線編も味がありますし

それより心配なのが祥子さま、冷さま卒業で
作品が完結してしますのでしょうか?
是非、三年生編に行って欲しいものですね!!!!


うほほっ?!裕巳×瞳子(;'Д`)ハァハァ

(;'Д`)ハァハァ うほほっ?! 瞳子ちゃんも裕巳たんと 『はぐはぐ』してぇって事は おいらがようく分かっているぞ!!!!
だが・・・素直になれない・・頑固さ・・・真面目さによって・・・
意固地になっているのだ・・・・?!
素直になって 裕巳たんの胸に飛び込んで 思いっきり甘えるがいいっ!!!!
ホッカルさんをはじめとして読者はそれを望んでいるぜ・・・?!
うへへぇ?!



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マリア様がみてる−あなたを探しに (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
マリア様がみてる−あなたを探しに (コバルト文庫)
定価:¥ 440
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明日へつながるデート

「私を、祐巳さまの妹にしていただけませんか」
瞳子ちゃんのこの一言で終わった前回の続き――
今回は、次期薔薇さまとイベント勝者たち(+α)のそれぞれのデートの様子が描かれていました。
やっとロザリオ授受の瞬間が読める!と楽しみにしていたので、読み始めて、考えていた展開と違う…?と気づいたときには少し残念に思いました。さっさとイチャイチャとかイチャイチャとかしなさいよっ(by由乃さん)と。
でも、このお話もそれぞれにとって必要な時間だったのでしょうね。修正するためにも上書きするためにも扉を開けるためにも。
期待していたのとは違ったけど、みんなが気持ちよく明日を迎えられるならいいや思える。とても爽やかな読後感でした。


実は自分自身を探しに

バレンタインデートの巻である。

この巻では、3つの「あなた」探しが同時並行で進行する。由乃は、令ちゃんを挟んでライバル関係にある田沼ちさとの本質を探しに。志摩子は、不在者チャンスでめぐりあった「彼女」の不可思議な挙動の真相を求めて。では、祐巳は?

実は、祐巳は実質何も「探し」ていないのだ。以前に「向こう側から『どうぞ』と扉が開かれるまで待たなくては、扉は永遠に開かない。」(『大きな扉 小さな鍵』p9)とある通り、完全に祐巳は「待ち」の姿勢に徹している。無くしたものを探しにいくのは瞳子である。そう、今回やっと、「向こう側から…扉が開かれ」たのだ。

瞳子は、祐巳をある場所に連れていく。そこは瞳子の出自に関わる場所。そして瞳子は、今まで誰にも打ち明けることのできなかった思いの丈を祐巳に打ち明ける。祐巳はそれをただただ寛容に受け止める。

以前、瞳子は自分の半生を塗り潰された白地図に喩えた。しかし神様は瞳子に、真っ白なページをもう1枚与えたのだ。これは由乃とちさとの関係にしても同様。今後が俄然楽しみになってきた。

…というわけで、「早くイチャイチャとかイチャイチャとかイチャイチャとかイチャイチャとかしなさいよ」は次巻へのお楽しみ。これを物足りないと見るか、新エピソード満載のはずの次巻まで胸を躍らせながら待つのかは、読者であるあなたの心の中の鍵次第。


よくできた巻

3ヶ月おきに新作という異常なペースながらも今回もクオリティ高いです。
どのエピソードもテーマにはまっていて無駄がないです。
新聞部から奈菜までこれまた無駄のないご登場。
瞳子のキャラ変わりすぎというのはご愛嬌。


ロザリオのゆくえは――

前回、『えっ』と思わせる衝撃的な展開で幕を下ろした「クリスクロス」に続いて、
今作もその勢いにのって急展開が待ちうけているのかなぁと勝手に推測していましたが、スローテンポでしたね。
今回は、お宝探しの優勝者と薔薇様方とのデート編ということで、赤・黄・白薔薇さまのデート風景が順番に描かれ、
肝心の祐巳と瞳子の関係は――最後の最後まで焦らされた〜という感じでした。
すこしまどろっこしい感じではありましたが、
でも、人間関係なんてこんなものなのかもしれないですね。
少しづつ距離を縮めていくというか。
今野先生は何気ない日常風景を書くのがうまいと思います。

はじめて『マリア様がみてる』を読んだときには、こんな世界もあるんだーと驚いたものですが、
読み進めていくうちに、『お姉さま』のカッコよさに気づかされたり、登場人物が成長していく姿に、いつのまにか読まされてしまいました。
さて、祐巳はこれからどんなお姉さまに成長するのでしょう?
まだまだたくさんの秘密を抱えていそうな瞳子との関係も気になるところです。


ヤット見えて来た出口

紅薔薇家の妹問題はいまだ正式には解決しておりませんが、前回爆弾宣言をした瞳子は、祐巳に自己の抱えている負の部分を語ることで、やっとスタートラインに立ったのだと思います。
祐巳はまだ返事をしておりませんが、二人がスールになるのだと感じられるラストでした。

尚、この巻でも妹問題が解決しておらず、引っ張りすぎとの批判も見られましたが、私は彼女たちが薄っぺらな登場人物にならない為に必要なプロセスだったのだと思っております。

思い起こせば「レイニーブルー」が二人の出会いですから、長かったですね。




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マリア様がみてる フレームオブマインド (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
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素晴しい一冊でした

どのお話も良かったのですが特に心に残ったのは『不器用姫』でした。
決してハッピーエンドではありません。しかし、考えさせられました。
相手に自分の行動がどううつっているのか。
良かれと思ってしたことでも、相手にしてみたら単なる迷惑な行為でしか過ぎなかったり。
蔦子さんが言っていたようにいつかさゆりさんに寛美さんの気持ちが伝わる日が来ればいいと思いました。


今野の10年間の総括的作品

大団円を目前に控え、作品全体を総括する意味で重要な至玉の宝珠といえる番外編。

竹嶋蔦子、田沼ちさと、内藤姉妹らを筆頭とする各シーンで強烈なアクセントを放った人物のアナザーサイドストーリーのみで構成された作品で、本篇にある独特の世界観を保つための設定があまり絡んでこないので、本篇を全く未読の人でも小説として楽しむことができる。



竹嶋蔦子をよくぞここまで温存したものだとあらためて作者の全体図を見渡すセンスのよさに気付かされる。


瑞々しい感性が溢れ出る才能の結晶。

いつも「マリみて」の新刊を読む時間は、浸りつつゆっくり時間を掛けて心の感触を確認しつつ読みます。
まさに女子校育ちだった私にとって、「マリア様がみてる」の世界は青春の喜びと苦さの記憶の旅。
今回の短編集は特に、若さだけでただひたすら純粋に一途に、あがき走りときめいていた日々を
懐かしく振り返る機会を貰いました。

紺野緒雪という作家のいつまでも変わらない、十代の少女の心のもろさ、したたかさ、きらめき、残酷さを
描く才能というものは彼女自身だけが語れる永遠の魔法のよう。
数多くの生徒の中から運命的に選ばれた「三色の薔薇」以外の、普通の野花を見つめたこの作品は
シリーズの中でも特出しているように感じられる。
ついに決着がついたかのように思われる祐己と瞳子のデートの前にこのストーリーがきたことも心憎い。

そして何より、誰より一番今作で輝いていたのは、ファインダーを構える蔦子女史。
リリアン女学園で数多くのシーンに出会ってきたであろう彼女のカラーが表紙に登場したのは本当に嬉しかった。
「姉妹になることだけが全てではない」という台詞が、彼女から発せられる故に、強く心に残る。
もしかしたら、溢れる場面を秘めている蔦子さんこそが、紺野さんの分身なのかもしれない。


秀作

他の方も仰られていますが、私も、今までの短編集の中で本作が一番好きです。

特に心に残ったのが、「不器用姫」「温室の妖精」です。

「不器用姫」は締めが良く、「温室の妖精」は幻想的な雰囲気が好きです。

あと「ドッペルかいだん」は、少しヒヤヒヤとしましたが、アリコの正体が遠回しに明かされた時にはかなり驚かされ、そしてスッキリしました。

ただ、不満な点が二つ。

先ずひとつ目。のりしろ部分に、乃梨子や令さま、祥子さまの出番がない事(その代わり蔦子さんが出ているので、蔦子さんのファンには嬉しいのりしろ部分かも知れません)。

二つ目は、江利子さまと令さまの出逢いが、他の姉妹と然程変わらなく、特に新鮮味が無い事。

特に聖さま&志摩子さん、志摩子さん&乃梨子の様に、白薔薇ファミリーの系統です。

ただ江利子さまは、白薔薇ファミリーの様にお節介を受けながら令さまを妹にした訳では無いので(白薔薇ファミリーを否定している訳ではありません)、そこに江利子さまらしさを感じました。

さて、次巻の祐巳&瞳子は、一体どうなるのでしょうか。


思いやることの難しさ。心の一瞬を映し出す、珠玉の短編集。

“フレーム“とは、写真の”枠“のこと。
 蔦子さんの撮る写真の数々から、それにまつわる物語が編まれてゆく。

 フレームとは構図のこと。構図によって写真のでき不出来が決まる。
 写真は時間を静止させる一瞬の切り取り。フレームとは、その切り取り方のこと。
 同じものを撮っても、まったく違ったものに見えてしまうこともある。

 他人が見る自分、自分が見る他人、それぞれが互いを見るフレームが違うから、誤解や錯覚、
悲喜こもごもが起こるのでしょうね。
 面白くするも、つまらなくするもフレーム次第。
 リリアン女学園の生徒たちの心の一瞬を、短編の名手、今野さんのフレーミングで切り取った、
珠玉の一冊です。



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マリア様がみてる 薔薇のミルフィーユ (コバルト文庫)

今野 緒雪 ひびき 玲音 
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時間は過ぎていく

個人的にはずいぶん熱がさめたマリみてですが、要所要所で踏みとどまっているのは、作者さんの引きの上手さでしょうか?
(商売事情が強いんでしょうが)
祐巳の妹問題はまだ決着がついていないですし、由乃に関しても祐巳と同じで瞳子と似た立場の奈菜を出す事で決まっているようで妹問題が決まっているようで決まりきっていないというあいまいな立場を残しておき、きっとこうなるんだろうけど、、でもこうなるかもな、などと読者に想像を止めさせません。

ただ読んでて思ったのは、1巻から地味に時が過ぎているって事ですね。もうすぐ3年生なってしまうわけですが、この作品はどの時期まで行くのでしょうか。
現3年生キャラがいなくなる感じをまじかに感じてふと寂しくなってしまいました。


祥子さま

やっぱり祥子さまは凛々しくも優しく
ことあるごとに祐巳に叱責する祥子さまであってほしい。
弱弱しい祥子さまなんて見たくないよ~


淡々と時間は進む

短編3篇収録。
第1話。令ちゃんがお見合い!? 気になる由乃と菜々は会場への潜伏を試みるが…。
第2話。志摩子さんが校門で、割烹着姿の謎の男に連れ去られる。その男の正体とは…。
第3話。待ちに待った祥子さまとの遊園地デート。しかし、その遊園地にはあのメンツが…。

短編3篇のセットだが、番外編というわけでもなく、着々と事態は進行している。来年度の山百合会の人間関係がどうなるのか(今年の誰の役回りを誰が引き継ぐのか)、なんとなく方向性が見えた気分だ。来年はあんなこと、こんなことがあるだろう、と、今から想像力をかきたてられる。

以下、個人的に見所を。

1)菜々、突っ走る! 由乃さんが「青信号でGO!GO!」なら、菜々は「赤信号でもGO!GO!」だ。
2)性さま、もとい、聖さまのセクハラオヤジぶり復活! しかし、それにまったく動じない人がひとり。
3)志摩子さん、薔薇の館で壊れる! あの冷静な志摩子さんが、志摩子さんが…。
4)祥子さま、はしゃぐ! そして、柏木さんが今回はなんとも言えず好青年。


いかにも最近のマリ見て

5つ星を付けている人も何人いるが、
どういうつもりか全く理解できない。
今回の新刊が過去の名作群に比肩しうると本気で思っているのだろうか?

率直に言って、ここ最近のマリ見ての低調そのままの作品である。
当たり障りのないエピソードを連ねて、最後は消化不良で終わる。
男性キャラの素性や年齢を隠して読者の想像を刺激する手法は、
過去の作品でも何度も使われているのでもう飽きた。
この作者はこう言うパターンしか使えないのだろうか?

百合ブームを起こし、コバルト文庫に多くの新規読者を獲得したマリ見て。
しかし、ここへ来てネタの枯渇と露骨な引き延ばしが目立つようになり、
正直、作者の才能の限界を感じさせる。
所詮、コバルトの、子供向けの作家に過ぎないと言う事か・・・。


進まないですね

延命措置の本でした。

三編からなる短編小説というのが今回の文庫。

黄薔薇編については、多少の進展があったにしても、

出し惜しみ感はあいかわらず否めない展開です。

無難なエピソードを水増し感覚に投入する。山も谷もない、

実に平坦な運び。いい加減、この小出し戦法を改めてもらいたい

ですね。まあ、これだけの人気シリーズなので、仕方ないといえ

ば仕方のないことではあるのかもしれませんが。

百合属性を広く広めた功労作品ではありますが、現状はぐだぐだ

小説になりさがっています。どこまで伸ばすんでしょうかね。


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マリア様がみてる ―イン ライブラリー (コバルト文庫)

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清潔でほろ苦い

すっかり安定した面白さのマリア様がみてる。
今回はあらためてこの作者の構成力に感心した。あとがきによると雑誌連載のものをひとつにしたようだが、すべて「本」というキーワードに巧く合わさってまとまっている。
ひとつひとつの話も構成・オチのつけかた含めて非常に秀逸。キャラ萌えだけで売れているわけではない。やはり小説としての完成度が高いのだ。
個人的に好きなのは「桜組伝説」と「図書館の本」。あぁ、「チョコレートコート」も好きだ。今回、全体的に満足度が高い。
「図書館の本」はご都合主義〜という批判もあるだろうが、これは浪漫チックと呼ぶのだ(笑)。


まさにライブラリー!

「特別でないただの一日」に続いて、祐巳はまだ見ぬ妹に出会うことが出来るのか?!
と、まあ私はこんな煽りがついた巻になると思っていました。
けれどそうでは無く、実際はあまり(というより全然)祐巳とまだ見ぬ妹の距離は縮まりませんでした。
…でも「まだ見ぬ」と決め付けるのはよくないですね!ファイト、瞳子ちゃん&可南子ちゃん!!

後書きにもあるように、今回の巻は別のザブタイトルをつけるなら「バライティギフト2」とかですね。
けれど「イン ライブラリー」なのはバライティギフトとは違って「本」というキーワードが混じっているから。
色々な巻に出て来た祐巳以外のキャラクターだって、裏ではあーんな事やこーんな事が起こっているんです。(待て
それにしても祐巳と祥子が姉妹同士になった以前に、やっぱり福沢家と小笠原家ってなんかの繋がり?があるんでしょうね。
本当、福沢家の人はのほほんとしています。祐巳の名前の由来を知った時もそう思いました。

とにかくこの巻は「まさにライブラリー!」といった感じです。
楽しめたのですが、祐巳と妹(まだ不明)の進展が無かったのでちょっと残念…。
なので★4つ!です。


おすすめな話

この巻でおすすめな話は静かなる夜のまぼろしです
静様がリリアン女学園に居た頃の話が見れてマッチ売りの少女の
話に対しての静様の考え方に共感を感じ回想シーンで静様の一年の時
の話が読めて蓉子様のお姉さま先代紅薔薇さまも登場しそれだけでも
大感激ですがさらにマッチを何度もする静様の聖様への思いが
ひしひし感じさせられ静様のロングヘアーの絵も見られこの巻の
話で一番おすすめします


チョコレートコートに☆5つ!

雑誌『Cobalt』に掲載された短編と、書き下ろしが収められた1冊です。

中でも一番印象深かったのは、『チョコレートコート』。
相手のことを好きだからこそ、卑怯になってしまったり、残酷なことをしてしまったり…。そういった女の子の複雑な心理状態が、絶妙に描かれています。世界観自体はあまり身近ではないのに、ひとつひとつの「心の動き」に大きく共感できる…それが『マリみて』の魅力なんだなぁ…と改めて感じました。

全体としての印象は、いつものメインキャラ達のストーリーが読みたい!という方には少し物足りないかもしれません。しかし、『マリみて』の世界観が好き!という方にはオススメです☆

切なさが戻ってきた

04年中に雑誌『Cobalt』に掲載された読み切り4編「静かなる夜のまぼろし」「チョコレートコート」「桜組伝説」「図書館の本」に書き下ろし「ジョアナ」を加え、図書館をテーマとしたエピソードで間をつないだ短編集。昨年の『バラエティギフト』と同じスタイルである。

今回収録されたエピソードは、『子羊たちの休暇』以降のコメディ路線からうってかわって、切ない話がメインだ。いや、『子羊…』以前の路線に戻ってきたというほうが正確だろう。唯一変化があったとすれば、山百合会に対する三奈子さまの姿勢がずいぶん丸くなったことくらいか。

特定のレギュラーキャラ(「ジョアナ」の主人公を除く)のファンだという人には物足りないかもしれないが、マリみての「作品世界」に共鳴している人にはおすすめ。



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