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折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)

日垣 隆 
折れそうな心の鍛え方 (幻冬舎新書)
定価:¥ 777
新品最安価格:¥ 777
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軽い読み物としては読みやすいです

軽い読み物としては読みやすく、それなりには参考になると思います。
比較的常識的なことが書いてあるので特に違和感無く読めます。
心療内科的には、各個人によって状況が大きく異なると思いますので、内容的に有益であるとはいちがいに言えないと思います。


シャワーを浴びて気分を変える



 鬱な人、元気の無い人、引きこもりの人を見ると、ジャージのまま髪もぼさぼさで、ひげを伸ばしている方を見ます。
 気分が落ち込んで元気が無いときは、自分の身の回りに構っていられなくなります。
 身の周りを整理整頓する事、自分の身支度をキチンとすること、心が折れてくると出来なくなってきます。
 自分で自分の身の回りの事が出来なくなったときにどうしたらいいのか。
 家族とどう接したらいいのか。
 「ここしばらく元気が無い」と医者に行ってしまうと「うつ」と診察されて薬を出されてしまいます。
 折れた心を鍛えるために日垣さんが実際に行った事が書かれています。
 心の元気な方も折れる前に読まれる事をお勧めします。


折れる前に鍛えておきましょう

日垣さんは
折れてしまってから、この本を書いたようですが
できれば、元気なときから
準備をしておきましょう。

なるべく、あなたの気分が落ちる前に
読んでおいて
落ちたときに備えるのがいいと思います。

当然のことですが
すぐ効くものばかりではないので
書かれていることを実行するには
多少の準備がいるからです。

僕は
「グラン・トリノ」を
見ておこうと考えています

スマイルシグナル/僕の問題は誰かが解決している


弱った心のストレッチに

親しい人の不幸や裏切り、多忙な状況などによって日垣氏自身が2年前に鬱の一歩手前の状態に追い込まれたらしい。医者にかかることなく試行錯誤の末に回復した経験を基に主に鬱手前の状態(心が弱った状態)の人に向けて書かれている(但し、現在は元気でも誰でもこうした状態になる可能性はある)。

内容は、心を癒す方法と心が弱ってしまわないための話が中心。
いずれも体験に基づいた話が多く説得力があり非常に参考となった。
また、後半には「泣ける映画」(泣くことも心を癒す効果がある)を取り上げて解説が加えてある。
これを参考としてレンタルに走るのもいいかもしれない。

複雑な人間関係があり、多忙な毎日を過ごしている中で、予期せぬ親近者の不幸など、心を虐めるような出来事(しかもこうした出来事は重なる事が多いような気がする)はいつ起きるか予想できないため、現在元気な方も既にやや元気を失っている方も一読すれば大いに得るものはあると思う。


Always be prepared!

 鬱っぽくなった時にどう対処するか?専門家から「病気ですよ」と言われてホッとする(しなければいけないほどひどい?)時とそうでない場合があるだろう。鬱に対する備え方のアドバイス本はいろいろあるけれども、小さな鬱を通して自分を鍛えておくという視点はなかなか素晴らしい。ナルホドと思ったのは「ジャージで一日ゴロゴロしていいのは元気のいい人だけ」。目次を見ているだけでも楽しい(鬱っぽくなったらこの目次を眺めたい)。また、自分でもアッと思ったのは「鬱はうつる」ということ。感受性の強い人は注意したほうがいい、ということだが共感しやすい私は気をつけなければと思った。また、横井庄一さんの本を読んでみる、というのは今までの本には見なかったことでこれは参考になった。自分の内側から「腐ってる場合じゃない!」と思うのと、他人から説教で「自分だけが辛いと思うなよ」と言われるのでは大変な違いだ。早速、読んでみようと思った。

 日垣さんは自分が鬱になっている時でさえ、鬱の原因などを分析して鬱と積極的に戦ったんだそうである。なかなかできることではないが、できる範囲で習いたいと思うし、自分で解決できる問題のエリアを広げておけるのは大事なことだと思った。何かというとすぐに「心のケア」が取り沙汰されるけれども、小さなトラブルには負けない自分を作ることの意味を考えさせられた本でもある。

 鬱の真っ只中の人には薦められない。元気なうちに読んで心の準備をしておこう。



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アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

岡田 尊司 
アスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)
定価:¥ 840
新品最安価格:¥ 840
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アスペルガーとは何かということを知るための本

アスペルガー症候群(障害)とはどういうもので、どういう特性を持ち、本人や関係者がどう対処したらいいのか・・・ということが、まあ比較的うまく纏められたいい本であると思います。
ただし、内容は結構基礎的なので、当事者やその関係者からすると物足りないかも。
だが、特性と対処法に関しては一般人も知識として持っていて損はないはずであるから、そういう人が読むべき本・・・というより、そういう人のために書かれた本なんだなぁ・・・という印象を受けました。

まあ、この手の情報はwikipediaや支援団体や当事者のサイトをめぐったほうが早く・確実な情報を拾えるということでこの評価としました。

ただ、どういう苦労をしているのかに関する言及が少なすぎる気がします。
成功者ばかりを取り上げ、さらにそれが憶測(まあ正確な診断が出ていないので当然なのだが)だというのも気になりますね。
まあ、エピソード等から考えても彼らにアスペルガー症候群的特性がないかといえば嘘になる人間も多いので、そこらへんは「参考程度に」してもらいたいと思います。

家族や親戚に等にアスペルガー症候群の方がいるなど、本格的に対処法等を求めるのであれば下記の2つの書籍もどうぞ。
大人のアスペルガー症候群 (こころライブラリー イラスト版)
ササッとわかる「大人のアスペルガー症候群」との接し方 (図解 大安心シリーズ)


自分や周りの人に当てはまると思った方は結構いるのでは・・・

アスペルガー症候群の症状を読んで、自分や周りの人に当てはまると思った方は結構いるのではないかな。特に、理系出身者には・・・
本著を読む限り、自閉症のようにただ事ですまないような事例は紹介されていないような気がするのは私の知識不足だろうか。どちらかといえば、筆者は好意的な見方をしているようだ。上手に付き合って補完し合う事で、文明(全体としての人類・生き残りの術)は進歩すると言いたいのだろう。本能的に群れて身を守る術とは別に、超然とした個の能力によるブレークスルーが必要とされるときもある。ちょっと可笑しな行動をする人を、優しく見守り社会に取り込む勇気が必要だと言う事でしょう。
ただ、本著は現場からの苦悩を伝えるというよりは、成功した著名人の例を取り上げて紹介しているレベルに留まっているような気がするのが残念です。


アスペルガーの特質を理解するのには役立つと思います

現時点でのアスペルガーについての特質を、良くまとめられていると思います。
アスペルガーを持つ親にとって、勇気と希望を与えられるでしょう。

ただし、色々な情報を調べてまとめました的な内容で、作家本人が本当にアスペルガーを理解しているのか疑問が残ります。

アスペルガー本人が、どれだけ苦労しているのか・・・苦労していると言うことに気づかずに、苦労が当たり前だと思って生活しているという悲劇が理解されていないのでは・・・そう感じました。


執拗力の天国と地獄

現在、★5を付けている3名のうち、
作為的評価と思われるレビューは3個
嘘臭い度 100%

アスペルガー症候群とは、興味、関心、コミュニケーションが
過度に働いたり、機能しなかったりで、
一般的な人々と較べて、特異なバランスである状態。

1つの分野で飛び抜けた才能を発揮するが、
対人関係が上手くいかないことが多い、らしい・・・


タイプ別の考察、ケーススタディ、遭遇した時のアドバイス、
有名人や偉人で該当する人物
(この部分は断定できないので、差し引いて読むこと)、
症状のチェックリストと、かなり網羅的。

あくまで周囲から見た評価だが、
アスペルガー症候群の天国と地獄にも触れている。

本書を通して、集中力、没頭、粘り強さ、執拗さを持った彼ら(彼女ら)と
上手く付き合う方法、能力を伸ばす教育手法、
指導する側の注意事項を学ぶことができる。


ボクもアナタも、アスペルガー

軽度から重度まで、深度があるものの、
誰しも(特に男性は)、その特性を持っているような気がする。

ソコに逃げ込んで、正当化してはいけないが、
自分自信や、まわりを観察するコトは、やるべきだ。


読み進めていくにつれ、考えた。

以前、発達障害をテーマにした本を読み
アスペルガー症候群について、
ほんのさわりの知識を得たのであるが、
この本の出版を知り、読んでみた。

新書という性格もあり、
一般向けに読みやすく、平易に書かれている。
一般の症例、著名人のエピソードを交え
アスペルガー症候群にはさまざまなケースがあり
どのようにつきあっていけばいいのか、
解説されている。

読み進めながら、
過去に出会った人を思い出した。
もしかしたら、あの人たちもそうだったのか、
それとも単なる非常識な人だったのか…と考えた。

「普通にすることを求めず、いい点を伸ばす」
理論的にはわかる。
しかしながら、会社という組織の中では
「困ったさん」を特別扱いして
いいとこだけの仕事をさせるなんて
やっていけないのである。

過去非常に苦労した日々を思い出しながら
考えさせられてしまった。
このもやもやした気分を解消してくれる
解がほしいと思った。



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脳力開発マップのススメ―凄い才能を自分で創る (NHK出版生活人新書)

林 成之 
脳力開発マップのススメ―凄い才能を自分で創る (NHK出版生活人新書)
定価:¥ 735
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もう、怒らない

小池 龍之介 
もう、怒らない
定価:¥ 1,365
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穏やかに人生を生きるには

一読しただけではよく分からない部分もありますが、いかに穏やかな気持ちで生きるかと言うことが中心テーマに成っていると思います。腹が立ったときストレートに怒ったりするのは一時的には気分がスッキリしますが、益々ストレスが大きくなるだけだと言います。またストレス解消と称してやけ酒、やけ食いをするのも同様でとにかく怒らないように気持ちを持ってくることがポイントのようです。実践的な方法としては難しいものもありますが、十あるうちの一つだけでも週一でも実行すると効果ありと書かれています。
私としては自分に直接関係ないことには、とにかくケチをつけないようにしようと思います。


原理原則は確かなのだが・・

とにかく全部読んだ。原理原則は極めて正確で論理的である。認知療法に通ずるものもある。ただ、易経を数十回読み、論語、孟子、老子、荘子、史記といった中国の古典、日本の数々の古典、法華経、阿弥陀経などの経典を読みまくってなお、日夜悪意と権謀術数の渦巻く世界の中でもがき苦しんでいる身からすると、何か一つ足りない。正直に言えば心に響いてこない。歎異抄を初めて読んだときのような衝撃的なものを感じないのである。これは恐らく、著者自身の苦しみが文中に感じられないことに由来する。邪推かも知れないが、著者自身は死にたくなるような苦しみを体験していないのではないか。自身の煩悩と徹底的に向き合っていないのではないかと考えてしまうのだが、どうなのだろうか。

思考に行き詰ったとき、新たな発見を教えてくれる本でもあります

世の中、「あれがおかしい」「これが間違っている」と怒りや批判の嵐、足の引っ張り合い。結果、社会全体がネガティブに歪み、その生産性が大きく低下している。(終わりにから引用)

怒りは自分自身もダメにする。

「『もう、怒らない』」ようにするにはどうしたら良いのだろうか?」について、
仏道からの教えを知ることができ、新鮮な本であった。

あれこれ思い悩むのではなく、謙虚に、今、現在、刹那に集中することの意義を強く感じました。

一気に読める本ですが、目次を眺めて、何度でも読みたいと思いました。


正義感の強い人、一生懸命まっすぐ生きようとしている人、自分自身の成長を願っている人が、自己啓発に励んでいる人も、ぜひ、このような本を読んで欲しいと思います。



穏やかで清清しい日々にするための第一歩。

今の世の中、欲と怒りと迷いで充満しているということは誰もが感じていることでしょう。その呪縛から脱出するには、「怒らない」ことが道筋であることをこの本が教えてくれています。確かに、無言でいるときも、いろんなことを思い出したり、想像したりして頭の中に欲望と怒りと迷いで一杯になっていたりします。現代の人を駆り立てるための仕組みである刺激策が、ストレスを育て、怒りのエネルギーを膨張させているというのは頷けます。職場がギスギスしたり、いがみあったり、悪口を言い合ったり、いじめたり本当にくたくたに疲れてしまいます。資本主義社会の原理である自由競争が、一方で多大なストレスと怒りのエネルギーを育てているのだろうな、と感じられました。昨今の、仏像人気などそういったことへの反動であるのでしょう。怒りを離れ、穏やかで清清しい日々にするための第一歩が記されています。この理屈を知ることができるだけでも一歩前進できたのだと思います。

怒りv.s.幸福

「幸せになりたいと願いながら正反対のことをする人たち」(p.68)という見出しにはドキっとさせられる。

本書の趣旨に基づけば「もう、怒らない」とは、「もう、不快にならない」と言い換えられよう。

「心は勝手に暴走し、ついつい不安になったり、ついつい怒ったりしては、自分自身にダメージを与える特質を持っています」(p.4)

なぜ、幸せを破壊する不快感が、心の中で勝手に暴走して止まらなくなるのか、それはどうすれば止められるのかを誰にでも分かる言葉で、平易に解き明かされている。

イライラを解消するために示される仏道的な処方箋は、きわめて具体的である。

嫌な上司への対処法や、仕事を押し付けられたときの不快感をバラバラにして捨てる方法や、買い物のとき嫌な店員の感情の背景を見抜いて落ち着く方法などなど。

怒りを静めるために提案されている、感情をバラバラに分解する方法は大変有効だと感じた。加えて、意識により体をよく調べることで怒りの悪影響を知り克服するという方法は、実践する価値があると思う。



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「また会いたい」と思われる人の38のルール

吉原 珠央 
「また会いたい」と思われる人の38のルール
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話を聞いてもらえることに感謝していますか?

新聞広告で紹介され、興味を持ったので読ませてもらいました。
久しぶりのHow Toものでしたが、感銘する内容が多かったです。
著者が女性ということで、女性の目線で書かれていましたが、
男のボクが読んでも納得いく説明でした。
なるほどと、うなずくことばかりですが、一番ボクの心にとまったのは、
「話を聞いてもらえることに感謝しているか」という項目です。
ボク自身、教育に関する仕事をしていて、
常々、子どもたちや保護者とのやり取りでストレスがたまることが多いです。
ストレスの原因は、自分の一方的な押しつけであることに気づかされました。
出会って話を聞いてもらえることは、キセキ的なことである。
それに感謝する心で接する。
そう考えると、気持ちが楽になりました。
早速、明日からの仕事に生かしたいと思います。
カチンと来たら、この気持ちを思いだし、実践してみます。
吉原珠央さん、ありがとうございました!!


3Kが大切

こうした本は、筆者の自慢話か、意外性がなく古臭くなってしまいがち。
しかし筆者は、確かな考察と自身の経験に裏打ちされた『法則』を、エピソード交え爽やかに書いている。
非常に説得力があり、実践的。

「晴れの日を単純に喜ぶな」は、今後最も気をつけたい一章。

「良質なDNAの見せ方が大切」で、これまで魅かれた人たちの秘密が分かった。

「3Kを表現しよう」で、学歴がありながら人望がない人の説明がついた。

今日から何を変えればよいのか、具体的に考えやすい。




たった1秒の「反応」で人生は劇的に変わる!

人生は人と関わらずには前へ進めない。
仕事も学校も恋愛もすべては人との出会いがあって、相手に認められてから何かが動き出す。

はじめての出会いのとき、今より少し変えてみるだけで、確実に人生はプラスに向かう。
そんな38のルールは、みんな誰もができることばかり。今より少し意識して変えてみるだけで、
出会いが、すてきなもの、ありがたいもの、嬉しいものに変化してゆく。

接客、営業、就活 + 初デート などな人たちには特にお勧めします。


やっぱり外見は大事です

日経新聞の広告を見て、気になり購入しました。
著者は客室乗務員を経験し、イギリス留学後
ビジネスコミュニケーションの講師等をされているようです。

身だしなみの大切さや笑顔の作り方、どういう心持ちで人と接する事が大切か
などが書かれています。初めてこういう本を買うという方にオススメです。
社会人歴15年の私が読んで、忘れていたというか、
あまり気にしていなかったけれど意外と大事な事に気づくことができました。
口角を上げる事を意識する事で、相手にも良い印象を与え、
自分でも気分が明るくなるのがわかりました。
いつでも良い印象を与えるようにすることは、自分自身プラスになり
毎日楽しくなりました。



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うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓く (幻冬舎新書)

加藤 忠史 
うつ病の脳科学―精神科医療の未来を切り拓く (幻冬舎新書)
定価:¥ 798
新品最安価格:¥ 798
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うつ病の脳科学の"最前線":「どこまで分かって、どこがまだ分からないか?」が分かる

本書の"帯"より:
「この4つの研究結果が、うつ病研究の流れを変えた!
1.うつにかかった人の脳の多くに、実は脳梗塞の痕が見られる。
2.発達早期(幼少期)の養育体験で脳内のDNAが変化すると、それが一生続く可能性がある。
3.ストレスで、海馬(記憶や学習を司る脳の部位)の神経細胞の突起が委縮する。
4.抗うつ薬には、神経を成長させる作用があることが分かった。」

本書を通読して、うつ病発症のメカニズムにどこまで迫っているのか(迫りきれてないのか)、よく分かりました。うつ病にならないためには、単に「ストレス発散(スポーツ)でドーパミン分泌を促しましょう」とか「ストレス解消(リラックス)でセロトニン分泌を促しましょう」というレベルの話ではないことが、よく分かります。(抗うつ薬"SSRI"投与でセロトニン濃度が増えても すぐに"うつ病"の症状が改善しない、という"タイム・ラグ"があることからして、セロトニン不足がうつ病の直接の原因ではなさそうだということは理解できます)実際、BDNF(神経細胞の成長を促す蛋白質)に注目した研究や、エピジェネティクス仮説(DNAメチル化 等)に基づく研究があるそうです。今後、うつ病の発症メカニズムの完全解明のために、"脳バンク"が実現すると良いですね。

図表が全く出てこないので、脳科学やうつ病に関する前知識が少しあった方が読み易いと思います。新書ながらも このレベルの高さに脱帽、文句なしに★5。(国会議員さんや霞が関のお役人の方々にも是非読んで欲しいところです。「心の病は国の損失」なのです。いまイギリスは国をあげて"うつ病対策"をしています。→「NHKスペシャル うつ病治療 常識が変わる」をご参照)


アンチ反精神医学

 評者は現在は双極性障害で、休職時は鬱病と診断されていた。回復期に自分の病気を理解したくなり、鬱関係の本はけっこう読んだ。しかし、加藤氏ほどストレートに鬱病を“脳の病気”として記述してる方はいないと思う。鬱病を病気と思わない精神論者にとっては、本書は気に食わない内容だろう。加藤氏にも多少の中傷は有るかもしれぬ。はた迷惑かも知れぬが、評者は加藤氏を応援することを宣言したい。

 さて、本書の見せ場は研究の最前線を記した後半である。
 鬱病も他の病気と同様に、原因の究明や治療法の確立には統計的なデータの裏付けが必要である。
 最近の遺伝子解析技術の進歩は、統計的分析により原因遺伝子を特定することを可能にし、多くの病気で成果をあげ始めている。鬱病より遺伝的な性格の強い双極性障害では、統計的に有意な原因遺伝子が見つかったそうだ。 
 しかし、これらの遺伝子は病気の一部を説明するのみで、更なる大規模研究が必要らしい。ストレスも関係する鬱病は、さらに困難なようだ。
 しかし、数百データに基く研究結果を、数千データに基く研究結果が否定するさまは、鬱病の研究も極めて慎重に科学的に行われている事を示している。
 医者にしろ薬にしろ、精神科は何かとうさん臭い目で見られるが、素人の精神論や民間療法にはこれだけのデータの裏付けはなかろう。精神科の医療はもう少し信頼されても良いと思う。

 また、分子イメージングや動物実験などにより鬱病のメカニズムの解明はかなり進んでいるようだ。ストレスが脳に与える影響も分かってきている。後は人間の死後脳の観察で理論を確定させて行くことが重要で、脳バンクの必要性を訴えて本書は終了する。

 余談だが、最後の方に母校の話が出てくる。日本の精神医学を遅延させた元凶のようで深刻な問題なのだが、ネタとしては面白い。今まで知らなかったのは惜しい。少々授業をサボり過ぎたかと反省した。


うつ病はどこまで解明されたか

本書は、数多ある「うつ病」に関する本なのであるが、対処法や症状解説、あるいは治療法などに主眼を置いたものではない。近年の脳科学の進歩が、どこまでうつ病の発病のメカニズムに迫っているか、ということの解説が主題である。

なぜ病院によって診断がちがうことが多いのか、なぜ治療が迷走することがあるのか、「気分変調症」と「パーソナリティー障害」はどのようにして見分けるのか・・・。臨床における精神障害の診断の難しさと、病理的な解明の困難さが浮き彫りにされている。

日本の脳科学の基礎研究は、世界のトップクラスなのだそうだ。うつ病の全容解明のためにも、著者の提唱するブレインバンクがいち早く設立されてほしいものだ。



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「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる (幻冬舎新書)

松本 順市 
「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる (幻冬舎新書)
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新しい考えを持つ経営者待望論 !?


冒頭、
成果主義に関して、野球選手と会社員の例を挙げて
比較していたが、少々違和感あり…

第二章、『なぜ、歩合給の会社がダメになるのか』、
第三章、『なぜ、ノルマ、競争、残業が会社の成長を止めるのか』
は、思っていたことがズバリ書かれていて嬉しい。
マネジメントに是非読んで欲しい章である。

155ページ、生産性を上げるには?
ということで、
『オズボーンチェックリスト』が紹介されていたが、
けっこう参考になると思う。

最後の付録、
『悩んだときの仕事の鉄則』
慣用句を仕事に置き換えて、一捻りした解説が為されていて、
面白かったですね。

松本さんの著書では、
『上司はなぜ部下が辞めるまで気づかないのか?』
も、良いのでオススメしておきます。


ノルマ、歩合給、完全成果主義が駄目な理由をこの本が裏付けてくれました。

プロ野球選手の話から始まり、ノルマ、成果主義、歩合制に重点を置く会社が何故駄目なのか、自分が感じていた事、考えていたことが正しかったということを裏付けてくれた本です。
所々、作者が自分が今勤めている会社の事を暗に本にして話をしているのかと思う位、内容がよくできています。

日本の会社では、「完全成果主義」は成り立たないと思います。また、成果主義や歩合に重点が置かれると、生活がかなり不安定になりますが、人間はそう「単純」な生き物ではなく、いい思いをするとそれを忘れることができないんですよね。

また、成果主義や歩合給、組織の中の「個人事業主」(=個人商店)を促進していくと、社員の会社に対するロイヤリティが下がるばかりでなく、定着率が悪くなり(ターンオーバーが早い)、結果会社組織が成長しないばかりか、下手すると「廃業」する可能性もあります。
また、歩合給だと「渡り鳥」社員が時々見受けられるので、いい加減に販売して、歩合を貰ってそのまま立ち去る。会社は、信用回復に追われる羽目になる。と言う負のスパイラルに嵌る可能性があります。

そのような事をこの本では分かりやすく解説しています。ただし、この本の最後のパートに関しては、一寸具体性に欠ける、自分の感じていることと違うと言う点があったため、星4つにしました。

通勤の行き帰り2往復程度で読めるので、気軽に読んでもいいかもしれません。


マックジョブ

マックジョブという言葉を知っていますか?
マクドナルドはダメになりましたか?
希望的観測だと思いました。


人事のものさし

 人事制度を根本から見直すための指針を与えてもらいました。
 人事は人の優劣をつけるためにあるのではない。一人ひとりの社員の成長を支援していくためにある。そこには「A君はB君より優秀だから」という考え方はない。A君もB君も、今のあなたからどれだけ成長するかが人事のものさしであって、人と人を比較するものではないということを教えてもらいました。
 社員が全員が5%ずつ成長したらこれはとてつもなく大きな力になる。
 成長しない社員なんて一人もいない。
 自社の人事制度をもう一度点検する良いきっかけになりました。「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる (幻冬舎新書)


成果主義を批判するが、その根拠に説得力あり!!

成果主義のもとでは企業の業績は伸びない。これを分かりやすい事例を挙げながら論じています。観念的な成果主義の否定論ではなく自らのコンサルティングの体験から読者がイメージしやすい形で示しています。
社員が教えあい助け合う風土醸成こそが企業と社員のためになると説いています。理論ではあるが実践による裏付けのある展開なだけにかなり説得力があります。
成果主義に疑問をもっている人はこの本を読んで自らの直感に自信を深める。成果主義を信奉する人は問題意識を持って読んでみる。この著作はずっと先まで価値を維持するはずです。



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日本語教のすすめ (新潮新書)

鈴木 孝夫 
日本語教のすすめ (新潮新書)
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鈴木先生のこれまでの著作のアンソロジイ

 著者があとがきに書いておられますが、これまでのいろんな著作のアンソロジイに
なっています。先生の著作を読んだことのない方には是非お薦めします。
 学生時代「ことばと文化」(岩波新書)を読んだ時の感動を思い出しました。
「武器としてのことば」を読んで、翻訳の為の外国語学習でなく、情報発信の
ための学習を、と言う考え方にも頷きっぱなしでした。
 
 第五章に出てくる白人キリスト教徒の驕りも、ゴルゴ13でも取り上げられた
自動車レースのモチーフを思い出しました。(その頃は、ホンダがF1で頑張って
いた頃で、日本に不利になるようレギュレーションを変えられた)
柔道の国際大会でも、日本人に不利になるようにルール変更されました。
日本はもっと世界に対しその不当性を訴えるべきだと思います。

 取り敢えず私は、日本(語)の理解者を増やすべく、一年前に始めた日本語
指導ボランティアにもうちょっと力を入れようと思いました。

 いろんな方に読んでいただきたい本ですが、個人的には新しい発見が余り
なかったので、星四つに。


虹の色が英米では六色、ドイツでは五色とは驚いた

日本語は、音声だけではなく漢字の映像が加わって伝達される”テレビ型言語”だと解説して、漢字廃止論や訓読み廃止論を厳しく批判、日本の対外発言力が弱い理由を、対外交渉体験の極度に少ない歴史に求める。
ここまではほかでも聞いた話だが、著者は一歩進める。
近代の外国語学習は専ら外国の文物を輸入することが目的で、最近は小学生にも英語を教えているが、今後はむしろ日本語を外国人に教え広めることが求められる。日本語を通じて日本の文物を輸出することが安全保障にもなると。
22世紀は日本語が公用語になるという説をどこかで聞いたことがあるが、せっかく政権交代したのだから民主党にはこうした政策を考えて欲しい。
かねがね、日本の本は古今東西の知の宝庫で、欧米の本も大抵は翻訳されているので、アジアの国々は日本語を習えばいいのにと思っていたので、よい本がでたと思う。


目からウロコが落ちる日本語のお話

「日本語教のすすめ」という題は、いささか刺激的ですが、内容は、むしろ、「日本語よもやま話」というのに近いです。雑誌で連載されていたときは、「日本語万華鏡」という題だったそうですが、それではインパクトが弱いという新潮社の判断で、「日本語教のすすめ」になったのでしょう。
さて、題名のお話はさておき、著者は、普段私たちが使っている日本語という言葉が、いかに面白い言語であるかを、様々な具体例を使いながら、やさしく説き起こしています。
私は、「漢字には、どうして音読みと訓読みという、2種類の読み方があるのか」というのがずっと分からなかったのですが、これがまさしく、日本語が、他の言語に見られない、希有な言語であることの秘密につながるとは、新たな発見でした。
日本語に興味のある人に広く薦めたい本です。


きわめて明快な名講義

日本に生まれ暮らしていると、その真の価値に意外に気づかず、むしろ「日本はダメだ」と自己卑下や嘆息に陥りがちだが、この本を読んで私たちがいかに稀有な国に生きているか、いかに日本語がわれわれの宝蔵であるかに気づかされる。
身近な話題を取り上げながら日本語の特徴に迫る各章は、あたかも名教授のゼミのようである。「私」と「あなた」、「お母さん」「お姉ちゃん・お兄ちゃん」「お父さん」など、呼称の問題から日本人の人間関係構築の特性を解き明かすくだりは、ことのほか興味深い。「I」と「私」、「you」と「あなた」の間には、明治以来、深くて大きな溝が横たわっているのだ。
著者の本には以前にも『日本人はなぜ日本を愛せないのか』に感銘を受けたが、本書もまた、本物の知性に触れられる喜びをもたらしてくれる。それは、いまや数少なくなった教養人による名講義であり、新書・選書といった啓蒙書ならではの喜びであろう。


日本語の国際普及を!

 「日本語は未熟で非論理的な劣等言語」だとする自虐的な意見をしりぞけ、様々なトピックと深い考察から、日本語の奥深さ、面白さを示し、能動的な発信手段としての外国語教育の重要性を説き、日本語を世界に通用する国際語にしたい、という一冊。
 通俗的な日本語論に陥りがちなテーマかもしれないが、さすが大御所だけあって、表記や音の特徴、虹の色の数、太陽の色、蛾と蝶、人称代名詞など、様々なトピックを惜しげもなく展開し、明快で深い思索に基づく議論が続く。すでに別の本で取り上げられたものも多いが、その後の研究のフォローも含まれている。必要以上に日本語を褒めるわけでも貶めるわけでもなく、客観的に、しかし愛情をもってその魅力や奥深さを解き明かす。大変説得力に富んでおり、色々と目から鱗が落ちる一冊である。
 「日本語教」という表現には評価が分かれるかもしれないが、政治・経済の観点からは日本の国際的地位も必ずしも楽観視はできないが、日本語と日本文化を力強く肯定し、前向きな提言をしているのは心強い限りである。



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誰とでも15分以上 会話がとぎれない!話し方66のルール

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クチコミ情報

“会話の継続=善”ではない

会話を続けることが正しいとは限らない場面は多い。
本書の言うとおり相手の気持ちを考えて話すなら、なおさらだ。

しかし、本書ではとにかく話を継続させることだけを善として進めている。
まったく“語るに落ちた”ということだ。

必要以上のことは聞かない、ということも相手に対する礼儀の一つだ。
本書では、前提条件に話を継続させることがあり、会話をとめる視点が欠落している。

要は相手の気持ちを正しく理解しようという心がけがあれば、会話のテクニック本など無なのだ。


かなり参考になりました

今まで色々な会話に関する本を読んで来ましたが、
正直、こちらの本は例が非常に具体的で分かり易く、
会話本では珍しく、読んでみて素直に為になったと思えた本でした。

具体的には、会話では話すより聞く力が大事と書かれている本は多くありますが、
この本では実際にどういった聞き方をすれば、
この本のタイトルにあるように「会話がとぎれない」展開になるかが
非常に分かり易く例があげられており、参考になりました。

お勧めです。


そのときその瞬間

相手の気持ちがわかった上での前提で、その道しるべを作ってあげるそんなテクニック本でしょうか。
相手の気持ちといってもその出し方、またその話相手によって出し方は千差万別になると思います。

この本でそれまで身につけることは難しいので、
あくまでそれがわかった上でのキッカケの方法をいくつか教えてくれると思います。

苦手な人との会話や、会話の続かない上司など
職場などでももっとコミュニケーションができれば
環境はより快適になると誰しも思います。

そのための
アプローチ方法はひとつではないと思いますが、
相手の気持ちになって、
つまり、その時その瞬間だけでも話し相手に集中してたくさんの興味をもって
話を聞くことが大切だと思いました。


シンプルだけど使える

タイトルに「66のルール」と書かれているが、もっと大きく分けると、コミュニケーションの基本である「傾聴」「自己開示」「質問」について書かれている。
ただし、それはじつは表面上のスキルであり、さらに重要な点についても後半に書かれているので、スキルを使う時の心構えとして、いつも意識しつつ「傾聴」「自己開示」「質問」を組み合わせる実践書。

ただし、なれないうちは、すべてを一度にはできないだろうから、少しづつ取り組むとより効果的である。

シンプルだけど、使える本。

一天地六の法則著者


楽しく読める

帯に「もうドギマギせずに楽しく話せる」とあるのですが、
本文の楽しいイラストと構成でまず、「楽しく読む」ことができました。
こういった内容の本は、今まで聞きかじったことの反復と思わせるネタが多いと思いますが、
飽きずに楽しく読めただけでも、すごく役に立ったと感じました。



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