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ふたりのベロニカ スタンダード・エディション [DVD]

クシシュトフ・キェシロフスキ イレーヌ・ジャコブ フィリップ・ヴォルテール サンドリーヌ・デュマ ルイ・デュクルー クシシュトフ・ピエシェヴィッチ 
ふたりのベロニカ スタンダード・エディション [DVD]
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イレーヌ・ジャコブを愛でる映画

 正直、脚本自体はそれ程、僕は評価してません。ポーランドの方の描写は前段で早々に終わってしまい、残されたフランス側がじーっと「霊感」を感じつつ、分身に導かれるような愛を手に入れる。。美しい話だとは思うんだけど、終盤、新たな恋人との出会い・進展というのが殆どストーカー的で、ちょっと不自然なものを感じるんですよね。こんなことやられて、ビビんないのかよ、普通、と(笑)。

 また、冷戦が終わるギリギリ直前だった撮影時には、確かにこの二国の距離感というのはとても近くて遠いもので、そこがストーリーの神秘性を増した要素になっていたと思う。今の時代に見る場合、そこを観る側が想像で補えば、より味わいが増すと思います。

 以上、グダグダ書きましたが、それでもイレーヌ・ジャコブはとてつもなくコケティッシュです。脱ぎっぷりも堂々として素晴らしく、まさしく「フランス映画女優」の貫禄を感じます。日本でもファンが多い監督ですが、それは女優に恵まれたのは勿論、彼女達の魅力を大事にして撮ったからだと思います。


多分監督自身も説明できない美しさ

1年間に100本以上劇場で見てた学生の頃の話。ある日渋谷の東急文化村(多分)のあたりを歩いてた。確かあのあたりにでっかいスクリーンがあった(記憶は曖昧なもの。間違ってたら許して。今どうなのか全然行かないから分からない、)映ってたのが、死んだ人形から新しい人形が誕生するあのマリオネット使いのシーンとあの歌。(歌まで流れていたろうか、記憶というのは曖昧だ)。劇場の予告編で見ただけの時は、よくある『芸術映画』かと思って、きっと退屈だろうからと行く気はしなかった。屋外であのシーンを見てなぜか急に行きたくなった。見終わって思ったのは「美しい」ということ。ストーリーとして現れない、もの悲しさ、寂しさの中に説明しようのない美しさがあった。全然退屈しなかった。劇場だけで4回くらい見た。この映画を見た他の多くの人と同じように、私もこの映画の後、「青」や「白」や「赤」、「愛について・・・」「殺人について・・・」等の以前の作品、デカメロンみたいな名前の(は・は・)よく分からないやつも見たけど、監督自身も「ベロニカ」の美しさは自分に対して説明ができてなかったのではないかと思う。ポーランド出身の奇才が見せた一瞬の輝きだったのだと思う。

愛のドッペルゲンガー 素晴らしき美しい作品

ふたりのドッペルゲンガーやがて運命は彼女達を引き寄せる ドッペルゲンガーをバスの中に
発見したベロニカはドッペルゲンガーを見た近い将来死ぬという言い伝え通りに死んでしまう
そしてその時にもう一人のベロニカに強烈な痛みが心に走るこの辺りの映像感覚が素晴らしい
全編静かなしかし何だろうこの感覚は これは映画の枠をこえているまるで絵画を見ている
時のような感覚である なんと美しく幻想的な映画必見であるー 


じっくりと見てください。

まったりと夢見心地な映画です。見ていると何だか息をひそめてしまいそうな不思議な静けさも漂い、
それでいてほのかにあたたかい感触なんです。
この世とあの世の境目を行き来している、そんな印象です。実に後を引く映画で、ときおり見たい衝動にもかられます。


愛のドッペルゲンガー

自分とソックリな姿形をした霊的な生写し<ドッペルゲンガー>に対して、キェシロフスキらしい愛に満ちた独自解釈を加えた作品。

同日、同時刻に生まれた“黒髪+茶緑の目”を持った2人のベロニカは、声楽家と音楽教師という職業に携わり、共に心臓に持病を抱えるという共通点がある。<ドッペルゲンガーの存在を見つけた時、間もなくその者の寿命が尽きる>という都市伝説の法則どおり、ポーランドのベロニカはコンサートで熱唱中に発作にみまわれ、そのまま生命を落とす。

この時、いいようもない悲しみに襲われたフランスのベロニカは、偶然学校を訪れた人形使いと恋に落ちる。そして、送り主の記されていない不思議な荷物を次々と受け取るベロニカ。彼女自身も“霊感”により荷物の中身がなんとなく予想できるようだ。この<アメリ的展開>を通じて人形使いとの再会をはたしたベロニカは、彼からもう一人のベロニカの存在、そして関係性を知らされるのである。今まで彼女が経験した“霊感”はすべて、もう一人のベロニカが受けていた苦痛から発せられた予言であったことに気づかされるのだ。

そういえば、劇中大胆なヌードを見せているベロニカ役のイレーヌ・ジャコブと、アメリを演じたオードレー・トトゥは、髪の毛の色といいどこか雰囲気が似ている、もう一つの<ドッペルゲンガー>だ。映画『アメリ』における完璧な伏線のように、ポーランドのベロニカを知る人たちがフランスのベロニカの物語に伏線として関わってきた方が、ストーリーとしてはもっと厚みが加わったような気がする。ラスト、まるで<木の痛み>を思いやるように枯れ木に手を押し当てるベロニカ。その想いは木削作業にいそしんでいた父親にも伝わったようだ。



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パリ、ジュテーム プレミアム・エディション [DVD]

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商品の紹介
世界の名だたる監督とスター俳優がパリに結集。パリを舞台にして綴られる18のショートストーリー。テーマは「愛」ひとつの作品の時間は5分という限られた世界ながら、監督や役者、それぞれの個性は十分に発揮されている。ガス・バン・サント監督作に出演するフランスの人気俳優ギャスパー・ウリエルは美しさで魅了。ジョエル・イーサン・コーエン監督作はスティーブ・ブシェミのすっとんきょうな個性がイキイキ。ウォルター・サレス監督作では『そして、ひと粒のひかり』のカタリナ・サンディ・モレノがパリの異邦人を好演。日本代表・諏訪敦彦監督作はジュリエット・ピノシュとウィレム・デフォー出演。ウィレムのクールなカウボーイ姿が素敵なファンタジー。そして人気女優ナタリー・ポートマンを主演に迎えたのは『ラン・ローラ・ラン』のトム・ティクヴァ監督。キュートなラブストーリーがナタリーにピッタリだ。ほかイライジャ・ウッド、ジーナ・ローランズ、ファニー・アルダンなどが出演。パリとスターたちのいろいろな表情を堪能できる、軽い口当たりのシャレた作品だ。(斎藤 香)


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パリを満喫

短編で気楽に見れます。この映画でパリのよさをあらためて満喫。18編の恋物語とちょっとした旅行気分。ミニシアター系の映画でおすすめです。

超豪華?!面白いショートショートの目白押し状態!!!

 
 随分と盛り沢山だと思って視ていたら、何と18篇もあったんですね、
しかも1篇が5分と超ショートショートとは。
 監督もキャストも豪華で盛り沢山だし、これは超お薦めでしょう。
 フランスジョークも凄いもんですね、いろいろと大笑いしてしまった、
最高じゃん。
 
 風景も良くて、フランスにも行ってみたいもんだと思った作品でもあり。
 印象に残ったのは、地下鉄のと、吸血鬼のと、妻の死期が近いのと、
後は何かな、気になる方は、作品名をそれぞれ探してみて下さい・・。
 
 映画の起源は、邦画にしても確か喜劇ではなかったかな??
 やはりたまにはこんな風に、楽しくなければねって感じかも。
 わたしもこんな風な原作も、書きたいかも。
 


le cinema !

「30歳・男・既婚・ハリウッド系はたしなむレベル・ややまじめ・SE・パリ暦3回」の私にとって
この映画はとてもよかった。
オムニバス名だけあって「は?」というものもありましたが
全体として、特に「トリ」が最高によい。
パリに住むいろいろな姿があって
最後のトリは「訪れるパリ」のよさをデリケートに表現している。
決して派手ではなく。むしろ地味に。
でもこの映画を見る多くの人は後者のはず。
私を含め多くの人がパリに魅了されるのはこんな感じだと思う


きっと見つかるはず。あなたのお気に入りの「パリ、ジュテーム」

 パリの街角の恋の小さな物語。短編映画18篇を収めたオムニバス映画。
 
○一人の女性が自分の子供を保育所に預けベビーシッターの仕事へ行く。二人の子供に対して歌う子守唄は同じもの。他人の子供に歌を歌いながら思うは自分の子供。
○別れ話を切り出そうとする夫。しかし妻は白血病の末期だった。愛人に別れを告げ妻にすべてを捧げる決心をした夫。次第に妻への愛情を取り戻していく。
○死んだ子供を忘れられない母。その子の声が聞こえる。大好きなカウボーイと一緒に現れたその子は天国へと旅立って行く。母に別れを告げて。
○盲目の青年と女優志望の女の子。盲目の青年は彼女の声だけで気持ちを理解する。しかし女優の彼女の言葉は本当なんだか芝居なんだか…。奇妙な関係だけど恋は進み進展する。
○離婚調停中の元夫婦の物語。二人とも別の人と付き合っている。お互い悪いところを言い合う。だけど最後に二人の心にある本当の気持ちが表れる「みんな一緒に暮らせばいいのに」。
○パリに赴く孤独な中年女性。気持ちを分かちあえる人がいればと思う。公園のベンチで人々を眺めながらランチを食べていたらある気持ちに気付いた。「生きている」って。そしてパリを愛してる。そして愛されてるってことに。

 映画の舞台もコインパーキングに始まり地下鉄、美容院、レストランにバーと様々。出てくる人々も老若男女、黒人、白人、フランス人、アメリカ人、中国人といろいろ。ドラキュラだって出てきたりパントマイムする人まで…。1篇たった5分くらいの話だけれどどれも個性的。映画を撮るってだけでも大変な労力やお金がかかるのにこんなに沢山の監督や俳優たちが集まり凝縮された作品は他にないと思う。そういう意味でもすごい。

 きっとあなたのお気に入りのパリ、ジュテーム『パリ、愛してる』が見つかるはず。


イロモネア(映画監督編)

1965年に作られたパリの6つの場所を舞台にした『パリところどころ』とほぼ同じコンセプトのオムニバス作品。パリ20区のうち18区をテーマにした作品は、それぞれ別の監督が担当しているせいか各々の独立性は強くテイストにもバラつきがあるため、この映画を見た観客の趣向性がはっきりと選別される作品だろう。

で、個人的には以下にあげる3地区をテーマにした作品に注目したい。
・バスティーユ(12区) 監督イザベル・コイシュ
離婚を切り出そうとしたところ、妻が不治の病にかかっていることが発覚。妻の面倒を見ているうちに愛情が甦り、終生夫が妻への愛の囚われの身になるというお話は、地区名(バスティーユ)に絡めた皮肉な脚本が秀逸だ。
・お祭り広場(19区) 監督オリヴァー・シュミッツ
パリの片隅で悲しい出会いと別れを経験する若いアフリカ系移民の男女。最後まで飲まれることの無かった冷めた2カップス・オブ・コーヒーが、この男女に重なる演出がなかなかであった。
・14区 監督アレクサンダー・ペイン
パリに一人旅にやって来たアメリカ人のおばさん。長年看病をし続けた母親が死に一緒に旅に出る友人もいない孤独な女が、パリの公園でふと哲学的な啓示を受ける。自らを「死んでいる」と語る女が、孤独の悲しみと同時に生きている実感を覚えるという深いテーマを短時間で描き出すことに成功している。

その他、ハーレクイーンもどきの恋物語やドラキュラ系ホラーなど、「無理して入れなくてもよかったんじゃないの」と思われる雑多な作品が紛れ込んでいるので、時間の無い人はチャプター機能を使って見たいものだけ見るというわがままも大いに許される1本だ。こういうオムニバス形式の場合、得てして大物監督による大物俳優を使った作品がこける傾向値にあるような気がする。たった5分という凝縮された時間の中では過去の威光も役に立たなくなるのだろうか。監督自身の実力が素で試されるという残酷性は、ある意味イロモネアの世界に共通しているのかもしれない。



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