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大東亜戦争と国際裁判 [DVD]

小森白 嵐寛寿郎 高田稔 清水将夫 佐々木孝丸 
大東亜戦争と国際裁判 [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 3,534
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商品の紹介
昭和16年秋、対米戦の危機に見舞われた日本は、アメリカからハルノートを提示されて交渉決裂。東條英機総理大臣(嵐寛寿郎)は戦争の決意を固め、12月8日の真珠湾奇襲によって太平洋戦争が始まった。やがて昭和20年8月15日、日本は敗戦。米軍が進駐し、東京にてA級戦犯を裁く極東国際軍事裁判が開催される……。開戦時の首相・東條英機を主軸に、太平洋戦争と東京裁判の全貌を描いた戦争大作。前半では戦争の流れを、その後は東京裁判の真相を、それぞれ日本を肯定した立場から作られているのは、戦後10余年にして驚きの内容ではあるが、東京裁判がいかに勝者の論理で塗り固められたものであったかを堂々と描いている点は認めてよく、意外と史実にもかなり忠実ではある。東條もここでは実直な悲劇の人物として描かれているが、アラカンが演じているのだから、そういった印象になって当然であろう。企画としての思想に異を唱える向きはあるだろうが、映画としての堂々たる姿勢には敬意を払いたい秀作。監督は新東宝戦記映画の雄・小森白で、これは間違いなく彼の代表作のひとつである。(増當竜也)


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国民必見の傑作

まず、「東京裁判」結審からわずか10年後、無罪放免あるいは保釈された元「戦犯」の方々やご遺族が大勢存命されている頃の1959(昭和34)年に、この作品が製作されたことに驚かされる。確かに低予算で作られていることは画面から窺えるが、それが何程のものか。これほど見事に日本側の立場から見た東京裁判を描ききった作品はまずないだろう。
前半部では大東亜戦争開戦に至る経緯がコンパクトにまとめられている。戦場を描くことは本作の主題ではないため描写は少ないが、実際の映像とモノクロで撮影された映像とがうまく組み合わされ、映像にリアリティを持たせることに成功している。
後半部は「東京裁判」の法廷に移る。開廷前には、日本人弁護団の間で国家弁護か個人弁護かで論争が繰り広げられるが、このやりとりも一見の価値がある。法廷内では弁護団と検事団との緊迫感のあるやりとりが展開され、とかく退屈になりがちな法廷シーンを飽きることなく見ることができる。法廷で実際になされた尋問や弁護人、検事、裁判長、証人らの発言も上手に取捨選択されていて、考証面も申し分ない。
また、それぞれの役を演じる俳優がとてもよく似ている。中でも東條英機、近衛文麿、廣田弘毅、木戸幸一、重光葵、ラダ・ビノート・パールは特筆に価する。



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ニュールンベルグ裁判 [DVD]

スタンリー・クレイマー スペンサー・トレイシー バート・ランカスター リチャード・ウィドマーク マレーネ・ディートリッヒ ジュディ・ガーランド マクシミリアン・シェル モンゴメリー・クリフト ウィリアム・シャトナー エドワード・ビンズ ケネス・マッケンナ 
ニュールンベルグ裁判 [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 3,161
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あと一歩で完璧

人類に様々な問いを投げかけた戦後処理最大の山場であるニュールンベルグ裁判の断片をフィクションを交えて描いた作品であると伝えられています。その意味においてはなかなかの出来。ドキュメンタリータッチでの緊迫したやり取りに固唾を呑みます。

これ以上ないほどの演技陣。スペンサー・トレーシー(いつもながらの演技していないような演技)、バート・ランカスター(いつもながらのストイックな緊迫感)、リチャード・ウィドマーク(いつもながらのバッドボーイ的存在感)に加え、ジュディ・ガーランドやモンティ・クリフト、さらにはマレーネ・ディートリッヒらを脇役として使ってしまうほどの厚みを堪能できます。しかし、やはり特筆すべきはドイツ人被告らの弁護人として熱弁をふるうマクシミリアン・シェルで、その熱演によって事実上映画が引っ張られているといっても過言ではありません。

しかしながら、完璧な作品としてはあと一歩。無論、ドキュメンタリータッチの映画作りを志したスタンリー・クレーマー監督の意図は十分に伝わってくるものの、映画としての“雰囲気”に乏しいのが残念です。例えば、トレーシー扮する判事が敗戦国としてのドイツをもっとよく知ろうとして街を徘徊するシーン(満員バスに乗せてもらったり、ソーセージを買ったり、ナチスの廃墟の前を歩いたり)は映画的雰囲気を漂わせていて素晴らしいものがあるのですが、法廷のシーンになると演出がいささか機械的(被告人や証言者のとらえかたが極めて単調)になってしまっています。

無論、これはメッセージ映画であり、ドキュメンタリータッチにならざるを得ないのは枝葉のごときことなのです。しかし、これはあくまでも映画であり、作品でもあるので、アートとしての面白さがほしいところ。それでも重量級の名優たちの存在感が堪能でき、人が人を国家が国家を裁くことの難しさを考えさせてくれることのできる映画などそうざらにはありませんので、やはり人類必見の作品であることはたしか。


見応えの有る演技合戦

 法廷物の為か古さも感じず、実に面白く観れました。

 初の老け役を重厚に演じるランカスター、老いてなお美しいマレーネ・ディートリッヒ、眼光鋭い連合軍側の検察官を演じるリチャード・ウィドマーク、新進気鋭の弁護士振りが見事なマクシミリアン・シェル、辛い経験から人間の残骸の様になったモンゴメリー・クリフトとジュディ・ガーランド、そして噂通りに演技が実に自然なスペンサー・トレイシー、どの役者も素晴らしかったです。

 あと、ランカスター以外の被告を演じていた俳優達の狡猾ながら凡庸で弱々しい雰囲気もやや紋切り型ながら見事でした。

 しかし、お国柄か一億総懺悔の日本に比べてドイツ側の同胞をあらゆる手段を講じて守ろうとする姿勢には皮肉ではなく感心しました。

 戦勝国が敗戦国を裁く行為、特に当時の政権下では適法な行為を行った者を裁く事が持つ不条理さ、困難さには考えさせられました。

 白黒画面ですが、リマスタリングがしっかりしているので画面も美しく、3時間弱の長尺も気になりません。
 
 


誠実に創り込まれた法廷映画

 判事、検事、被告人、弁護人、証人のそれぞれ
が、懸命に法廷で自らが為すべきことを為す姿が
丹念に描かれている。それ故だと思うが、勝者が
敗者を「裁く」政治セレモニーの是非・当否につ
いて、裁判の最終段階で被告弁護人のドイツ人弁
護士が鋭く衝き、また、それに対してアメリカ人
裁判長が誠実に自分の所見を返す場が、取って付
けたように浮き上がることなく、自然な展開の中
で現れでてくるのだろう。

 違う法廷では(たぶん同様の罪状で告発された)
被告達に無罪や軽罪の判決が下され、ドイツ大衆
の歓心を買ったこと。
 本作制作時の1960年(昭和35年)段階で、一人
の服役者も残っていないこと。つまり、この法廷
で終身刑を宣告された4被告が自由の身になって
いること。
 何気ないセリフの端々やエンディングキャプ
ョンで淡々とこうした重要な事実が語られる。裁
判は法廷の中での手続きが終わった後、法廷の外
の諸々に結末が委ねられるのだということが、か
えって冷然と伝わる。

 ほぼ全編が英語であるため、ストーリー展開の
上で流れがスムーズにいき過ぎているのは、制作
上致し方なかったことなのだろう。実際の裁判の
場ではあったはずの意思疎通のトラブルや通訳が
入るためのタイムギャップは捨象されている。
 今の映画人達なら、国際裁判のこうしたもどか
しいところをどのように扱うであろうか。




様々な問いかけ

 この映画は、ナチス・ドイツの下で法務大臣を務めたり裁判官を務めていた人たちが戦争犯罪を問われた裁判をテーマにしたものである。この映画を見終えた直後には、色々なことを考えて混乱した。

 勝者が敗者を裁いた政治的な裁判であるとか、事後法・遡及処罰の禁止の原則に抵触した不公正な裁判であるなどという理屈はひとまず置く。国が熱狂的に全体主義化・民族主義化しつつある当時のドイツの状況下で、一人の裁判官にすぎない彼らに求められることはなんだったのだろうか。彼らがいてもいなくても、ドイツでは同じことが起きたのではないか。それとも彼らがいたから忌まわしい戦争犯罪が起きたのか。

 自分の属する組織が犯罪を犯すとき、自分が犯罪とかかわりたくなければ組織を離れるしかない。それと同じように、国家が犯罪的な行為を行っているときには自分が生まれた国を離れることが求められるのだろうか。人はある組織に属するか否かを自己の意思で選ぶことができる。しかし、自分が生まれる国を選ぶことはできない。国が全体主義化して自己の良心を発揮できる環境でなくなっていることも考慮しなければならない。そのような国で生き残っていくために仮面をかぶることは、同じ状況に置かれれば多くの人がすることではないのか。

 3時間に及ぶこの映画は実に見事なキャストにとって作られているばかりでなく、考え抜かれたストーリーや素晴らしい演技によって、観る者に様々な感想を抱かせる。非常に優れた作品だと思う。


ハリウッドから見た「戦争犯罪裁判」。骨太です。

今や英語以外での会話が当たり前になったハリウッドだが、当時はどこの話であろうと、会話は英語だった。本作も最初はドイツ語が話されるが、いつの間にか全編英語に変わっていて・・・(笑)。ニュールンベルグ裁判は東京裁判と違い、ヒトラーやゲッペルスが不在(自殺)の中行われたこと、断種法と大量殺りくの是非が問われたことが特徴だ。またナチス時代の裁判さながらに、戦勝国の裁判官しかいない、というトンデモ裁判としても知られる。確かにナチスの蛮行は100%非難されるべき行為だが、ヒトラーの部下たちに明確な責任を負わせられるのか?ユダヤ人など600万人を殺害したと語られているが、今日では100万人とも200万人とも言われる。途中挿入される虐殺のフィルムは、ドキュメントを観ているようで胸が痛くなるのだが、これに自発的に参加したかどうかで罪を決める。東京裁判もこのあたりは同じ論法だったが、みなどこかに矛盾を感じているのを描きだした点は評価できる。俳優は超豪華で、特にR・ウィドマークのカッコ良さは最高だ。J・ガーランドは老けた感じがしたが、あの短い出演でオスカー候補なのだから、流石だ。あくまでハリウッドから見たニュールンベルグであり、賛否両論ある作り方ではあるが、UAらしい骨太さに星4つ。


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看守が隠し撮っていた 巣鴨プリズン未公開フィルム (小学館文庫)

織田 文二 
看守が隠し撮っていた 巣鴨プリズン未公開フィルム (小学館文庫)
定価:¥ 520
新品最安価格:¥ 520
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※戦犯への興味から真実を知れます!

※さほど興味はなく、『看守が隠し撮っていた』のサブタイトルが気になって読みました。
看守が内緒で託された紙片が戦後、真実を伝えるのに重要であったように掲載された写真の
ピントのぼやけた写真も大変貴重であることが分かります。

米国の処刑台風に改造された1度に5名が処刑できる13階段の絞首台の造りに東条英機、
土肥原謙二、松井石根、広田弘毅などの人々の最期の瞬間を感じられる気がします。
悪者、良者と分けると前者と諸外国に判別されたわけですが処刑後、家族に遺骨が渡ることも
なく葬られた数々の無念が戦後、数十年経ってあの池袋サンシャインビルに生まれ変わったとは知りませんでした。

生きて今村均大将のように終世、部下を弔い続ける方がおられたのも興味が広がる一因です。
プリズンと言うシャレた名前が《プリズナー》=囚人とのこと、すべてが勉強になります。
表紙の映画写真は(フランキー堺)さんと(佐分利信)さんの映画(私は貝になりたい)の
一コマです。近年 テレビでも再演されましたが時代を遡ってやはり、こちらを観たくなりました。
元刑務官の織田文二(1919年生まれ・1952年より巣鴨刑務所官)の偉業に今、触れられて良かったです。

生きることに迷う人、何もせずに幸運を待っている人、明日刑死するかも知れない軍人の
気持ちに少しなってみれば世界観が変わります!
  ☆送料が高額でも得るものはそれ以上ですョ・・・。




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図説 東京裁判 (ふくろうの本)

平塚 柾緒 太平洋戦争研究会 
図説 東京裁判 (ふくろうの本)
定価:¥ 1,680
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裁判の一連の流れを知る

東京裁判の一連の流れを客観的にとらえているので、裁判がどのような経緯で進められたかを
知るのにとてもいい本だと思います。
また、A級戦犯の略歴も書いてあるので、参考書感覚で読む事ができます。
それほど専門的でもないので、下の方の仰るように安心して読み進めることができる一冊です。


「東京裁判ってどんなもの?」がわかる入り口的な1冊

「東京裁判についてよくわからない、知りたい」と思い買ってみました。
初心者の私でも、東京裁判がどう始まり、裁判中にどんなことがあり、どう判決がくだったのかが
わかりやすく読めました。
これを読み、さらに知りたい部分を見つけ、次の本を探す、という
入り口的な1冊にぴったりだと思います。

私はこの本と同時に「東京裁判の全貌」という文庫も買ったのですが、
その本と、この「図解 東京裁判」の文章はほぼ同じでした^^;(もしや全く同じかも?←未確認)
編集も著者も同じだったのを見落として買ってしまいましたので…。

どちらを買うか迷っている方へは、
この「図解 東京裁判」の方が、写真が多いのでおすすめです。
(「写真はいらない。通勤途中の電車の中で読みたい」という方には、
 サイズの小さい文庫の「東京裁判の全貌」の方がいいかもしれませんが)


安心して読める1冊

評価が大きく分かれる極東軍事裁判(東京裁判)をわかりやすく解説した1冊。事実を丹念に追ったこの本は、裁判を批判する立場の人にも、裁判に一定の評価を与える人にも、両者に薦められる本に仕上がっている。「図説」と銘打っているだけあって写真も多いが、驚かされるのが、A級戦犯を撮影した戦後の写真のシャープさである。戦前、戦中は統治の中枢にいた人物たちが、ただの老人として写っているのだ。
ちなみに編者は「太平洋戦争研究会」で、あの戦争を扱った出版物ではいちばん安心できる“ブランド”である。帯に書かれた「何が裁かれたのか。」という一文がいつまでも心に残る。



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東京裁判の全貌 (河出文庫)

平塚 柾緒 太平洋戦争研究会 
東京裁判の全貌 (河出文庫)
定価:¥ 714
新品最安価格:¥ 714
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”東京裁判”初心者

 毎年、お盆時期に騒がしくなる”A級戦犯合祀問題”目にするのも、耳にするのも、拒否感すら感じていた私。そもそも”A級戦犯”とは?何にも知識が無かった私でも、本書にて、東京裁判の経過と結果。それに”A級戦犯”の人となりの一端を垣間見ることが出来ます。
 ”A級戦犯”の1人1人が人物としては大変優れた人物達であり、城山三郎の「落日燃ゆ」のみの知識しかなかった私にとっては”目からうろこ”に感じました。
 本書を読み終え、靖国を政治的・外交的に利用する政治家・メディア・某国・そして、”A級戦犯”たちを無責任に合祀した当事者達に怒りすら覚える。本書の末尾にあるように、靖国とは「(参拝とは)1人静かに行うものと思う」

同感です。


裁判という刑罰

この長い戦争が始まったとき、「A級戦犯」と呼ばれた人たちはまだ若かった。
その裁判が終ったとき、その人たちの多くは老い、既に寿命を終えてしまった人もいた。

膨大な証人と、気の遠くなるような数の資料、いつ終るかわからない審議
こんな悪い事もした、あんな悪い事もした
これが証拠だ、これが証人だ、これがお前達の滅ぼした日本だ、
これでもか、これでもか、これでもか、
そして却下、却下、却下…
「A級戦犯」と呼ばれた人たちにとっては
裁判そのもののが執行される刑罰でもあったのだろう。


満足出来る1冊でした

東京裁判について全く知らなかった私には、とても 勉強になりました。 A級戦犯個々の写真、判決一覧表、裁判所の見取り図など、読者にとって、分かり易く、懇切丁寧に仕上げられた教科書のような本でした。 図書館で借りて読んだのですが、買って蔵書に加えてもいいなと思っています。

東京裁判で何が行われたかを知るための入門書

東京裁判を知らない日本人は殆どいないでしょう。
東京裁判は国際法上無効な裁判だった事を認識している人も多いで
しょう。
では、東京裁判で具体的に何が行われたかを知っている人がどれだ
けいるでしょうか?
被告人の選定から逮捕、弁論の流れ、そして処刑。
最後には遺骨をめぐる確執までが本書で描かれています。
東京裁判でどんな事がどの様に議論されたのか。
その全貌を知るための初めの一冊として最適ではないでしょうか。
手頃な分量の文庫本であり、文章も読みやすく、また比較的中立の
立場で東京裁判の全貌が記述されているのがその理由です。
勿論、2年半かけて実施された東京裁判の詳細はこの分量では書き
きれませんが、手頃な分量で東京裁判の全貌を概観する事の出来る
本書の価値は高いと言えるのではないでしょうか。


東京裁判史観っていう言葉を聞く度に・・・。

何となくわかってるけど実はディティールは?だったわたくし。

本書は検察側・弁護側の論証をコンパクトにまとめていて東京裁判をサラリと勉強したい向きにはおすすめです。

事後法に基づく裁きゆえに東京裁判はいかん、と言う一般の認識以前に裁判の根拠そのものに問題があったことがよくわかります。ポツダム宣言を受諾した意味。ドイツとの比較。

処刑された遺体の扱いまで言及。



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切腹 [DVD]

小林正樹 仲代達矢 岩下志麻 石浜朗 丹波哲郎 三國連太郎 滝口康彦 橋本忍 
切腹 [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 3,161
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時代を超えた名画

あまり知られていない(と思う)が日本映画史上の傑作のひとつに
あげられると思う。
芸術的ともいえる映像美と優れた脚本、仲代達也の卓越した演技。
また、視聴者の先入観を上手にいなす人物設定…と、面白さに
ぐいぐい引き込まれました。

しかし、本作で最も感銘を受けたのは現代にも通じると思われる
社会の矛盾・不条理を見事に暴いた点にあると思う。
圧政に翻弄される人々と形式ばかりを重んじて真実を見たくない(隠す)
権力者。この構図はいま、なお変わらない。


傑作です。見ごたえがあります。

始まりから終わりまで、完璧な筋書きです。
ぜんぜん飽きさせません。
竹光で切腹させられる場面は、さすがに見るに忍びませんでしたが。
みなさんが名作と評価されているのもそのとおりだとうなずけます。
本作品から、仲代さんのファンになりました。
いい作品です。


文句なしに、誰にでもオススメできる逸品

物語も脚本もさることながら
仲代達矢ってすんげーーーー!!!!!と。
もう、その一言です。

彼について知らなかった自分が
恥ずかしい。

ものすごいですよ
みたほういいですよ絶対。


生き様、死に様

俳優陣の素晴らしさ、そして巧みな構成と展開もあって、最初からグイグイと引き込まれて行く。
武士の風上に置けぬということわざもあるが、武士と言えども人間であり、今日のメシの種に困れば、綺麗事だけでは済まされない。ましてや家族を抱える一家の主ともなれば尚更である。
結果、半四郎と娘婿の不器用な生き方が多くの誤解と悲劇を生み出した。
一方の老中も名家の実務筆頭権者として、一連の騒動の後、何事もなかったかのように次々に証拠を隠滅し、美談のみ語り継がれて、その後のお家隆盛にも一役買ったその政治手腕は実に狡猾であり現実的である。
天下泰平の世が生み出した武士の両極端な姿が描かれていたと感じた。浪人と政治家である。


悲惨物語

登場人物のすべてが不幸せな結末になる、なんとも悲惨な物語である。
冷静に考えてみると筋立てに荒唐無稽な感なきにしもあらずだが、観ているときはそれを感じさせないリアリティがあり、
作品世界に引き込まれる。熱演、名演出。
殺陣も迫力満点であるが、爽快なチャンバラではなく、カタルシスにはならない。
楽しい気分にはなれないが、観るべき価値は十分にある、異端の時代劇の傑作だと思います。



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NHKスペシャル ドキュメント太平洋戦争 BOX [DVD]

山本肇 長谷川勝彦 
NHKスペシャル ドキュメント太平洋戦争 BOX [DVD]
定価:¥ 23,940
新品最安価格:¥ 17,681
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DVD化をどれだけ待ち望んだか

VHSで録画していましたが、途中ニュースが入ったり
画質が悪くなってきていて、また録画をし忘れたものもあり
ぜひすべてをDVDで見たいと何年も望んでいました。

NHKの番組はとてもわかりやすく、編集のよさは
いつも感心しています。

このドキュメント 太平洋戦争はとてもすばらしい
内容です。購入されたらきっと満足いくものと思います。
この価格でも十分にその価値はあります。

私の特にお気に入りなのは第3集のエレクトロニクスが戦を制す
と第4集のビルマ・インパール作戦です。

しかし、他のどれもよいものばかりです。
見たことのない人にぜひ見てもらいたいと思います。
戦争のことはよくわからず、あまりみたいとは思わない人でも
これを見たら、その感想は必ず「よかった」と思えるものです。


良い作品なんだけど・・・

私が見たのは、多分本放送時だったと思います。
その時も、後に書籍化されたのを読んだ時も感じたんですが、第一集が問題です。

確かに、
資源貧国で輸入大国である日本にとって海上輸送路が重要であること。
その海上輸送路が破壊されて、日本の支配下に置かれた地域も同時に疲弊して、大東亜共“貧”圏と化してしまったこと。
日本海軍には、作戦とは直接関係していない輸送船を護衛する手段を持っていなかったこと。
等々を証言や資料によって描いているのは結構なんですが・・・。
全体としては、「日本海軍は艦隊決戦の為の戦力は揃えていたが、海上輸送路を守る為の戦力を整備するのを怠った。それが敗戦へと
繋がった」という主張になっていると感じました。
ですが・・・これは戦争後半になって軍令部が唱えたという「海軍に二大戦略あり」という言葉に影響されているような気がします。

艦隊決戦用の戦力プラス海上護衛用の戦力が必要だった、ということは、二つの目的の為の二つの戦力が、ということ?

そうではなく、海軍の全ては自国の商船(輸送船)を守る為に存在するということ。
艦隊決戦などは、商船を守る為の手段の一つに過ぎない。しかし、日本海軍はその『手段』を『目的』に逆転させてしまっていた。
ここまで描いて、初めて「何が問題だったのか?」という検証が出来ると思うのですが・・・。

ちなみに、他の回は素晴らしい出来で、特に第六集は出色。
ソ連の参戦に未だに異を唱えるヒトも居るようですが、客観的に見るともうじき敗戦することが確実な国との条約なんか守る方がおかしい、
という国際政治の現実を垣間見ることが出来ます。


必見

たまに再放送されていましたが、正式な形でのリリースとなってうれしい限り。是非見ておきたいのは1と4と5。5におけるフィリピンの歴史家氏の見解にはある種の驚きを感じました、NHKがこういった考え方をするアジアの人をOAしたことに感心しました。
このDVDはかつて発売されていた文藝春秋版とは違い放送当時そのままです、これも良いところだと思います。4つ星にした理由は価格が少々高いからで内容は星5つです。
NHKさんには本作品と同時期にOAされていた「戦後50年そのとき日本は」のDVD化をお願いしたいところです。


バブル崩壊時の反省

放送当時、8mmビデオに録画していたため、ハードが壊れて以降は再生できずにいましたので、DVD化は大変ありがたいですね。
放送されたのは、バブル崩壊直後のころですので、まだ、一部にアツい状態が残っていたころです。
旧弊を引きずったまま崩壊した日本経済が、まるで太平洋戦争に敗れた直後の状態に見えたのではないかと思われます。
その教訓とするにふさわしい作品であったと思います。
残念ながら、それになんら学ぶことなく15年近くの歳月をさらに失ったのは、誰もが知るところです。

本作品は、現在角川文庫からその出版化されたものが出ていますので、それとあわせて御覧になるのがいいと思います。
放送という限られた時間の中では、伝えきれなかった証言などが紹介されています。
放送当時でも、かなり高齢だった方々の貴重な証言です。

教訓というには、あまりにも大きな代償であったことは言うまでもなく…。

そして、学ばざればまた、同様のことをカタチを変えて繰り返すであろうことは明白です。


ドキュメント太平洋戦争

遙か昔にVHSの3倍モードで取っておいたビデオもダメになりかけていたので,
待ちに待った販売です.
 当時の日本軍に対して悲観的な見方が貫かれていますが,生の文献・生存者・映像・資料からの分析による構成はBGMのすばらしさも相俟ってドキュメントの手法の王道を築いたと言えると思います.
 今でも新鮮に訴えかけてくるものがあります.
 同時に今も厳然と残る日本の組織としての問題を鋭くえぐっている内容です.
 200万人以上の日本国民が犠牲になった現実の一端を,この作品を通してリアルに味わえると思います.



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帝銀事件 死刑囚 [DVD]

熊井啓 信欣三 内藤武敏 笹森礼子 北林谷栄 高品格 鈴木瑞穂 佐野浅夫 
帝銀事件 死刑囚 [DVD]
定価:¥ 4,935
新品最安価格:¥ 4,387
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社会派映画の傑作

なぜ、平沢 貞通(ひらさわ さだみち)がかような事態に陥ったのか。
アメリカの占領下におきた事件であり、かつ、その手口の鮮やかさは、日本旧陸軍細菌部隊(731部隊)関係者たちの仕業としか思えない。最初の弁護側の論告が正しいと私は思っている。報道側に圧力を加える占領側。
そこで、公平な裁判が行われるとは思わない。
平沢 貞通が逮捕され死刑判決をうけた以後、どうなったのか。その家族はどうなったのか。
『ウィキペディア(Wikipedia)』で帝銀事件をご覧になることをお薦めする。
現在の日本より 納得できない事態に疑義申す者たちは当時はいた。
彼らは、今も疑義申し立てしている。
その執念に感服する。
熊井監督は見事にこのような作品を制作してくれていた。


平沢には裁判がある。まだ犯人と決まったわけじゃない!

 この映画の見所は、冤罪云々よりも記者達の動きだと思います。最初はスクープ狙いだったのが、やがて真実を追い求めて動き始めます。
 記者達が取材を進めていく中で、占領軍の命令により取材を断念させられてますが、その時に『我々は占領されているとはいえ、そのような命令はデモクラシーの精神に反します。』とやり返したり、投石される平沢家で記者が群集に対して『平沢には裁判がある。まだ犯人と決まったわけじゃない!』と一喝するシーンは、現代マスコミが失ったジャーナリズムとは何か?を感じさせます。
 出演陣は、記者に鈴木瑞穂・内藤武敏・井上昭文・藤岡重慶・庄司永健、刑事に高品格、元軍人に佐野浅夫、平沢貞通に信欽三と渋め揃いですが、最近の媚びた映画やドラマと違って、重厚な映画となっています。特に、B・Tと只野仁が出演していた松本某原作のスペシャルドラマはこの映画と比べたら唾を吐きたくなります。


故熊井啓監督のデビュー作

今年亡くなった熊井啓監督のデビュー作品です。追悼の意味をこめて同時リリースされる「日本列島」と一緒にチェックしておきましょう。
昭和23年1月26日,東京都豊島区長崎帝国銀行(後の三井銀行。現在の三井住友銀行)椎名町支店で毒物による前代未聞の大量殺人事件が発生,容疑者としてテンペラ画家の平沢貞通(信欣三)が逮捕されますが,裁判では自白を翻して無実を訴えます。新聞記者ら(内藤武敏,鈴木瑞穂,井上昭文)は独自に調査を開始しますが,そこで意外な犯人像が浮かび上がってきます。
何といっても見所は事件の真犯人を追ううちに旧日本帝国陸軍の化学兵器開発に絡む暗部が浮かび上がってくる部分のスリリングな展開とキャスティングの見事さです。
平沢貞通を演じる信欽三は,被害者の証言で「ろれつがまわらない感じ」と表現される容疑者にこれ以上の適役はないと思われます。そして対照的に「キビキビした」口調の真犯人を演じるのが加藤嘉という絶妙な組み合わせで,これだけですでに映画になっています。また,この映画でも731部隊の生き残りとして後に「日本列島」でも極めて重要な役柄を演じる佐野浅夫を登場させています。
ラストに平沢貞通とその娘の愁嘆場を設けて泣かせを演出していますが,このあたりが熊井啓監督らしいところだとは思うのですが,どうなんでしょう。なお,犯人とされた平沢貞通氏は,昭和62年5月に95歳で獄中死しています。



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商品の紹介
太平洋戦争が勃発し、日本軍はインドネシア駐留のオランダ軍を駆逐し、同地を占領。島崎(山田純大)らは現地の若者たちに将来の独立を諭すべく青年道場を築き、彼らに厳しい訓練を課す。やがて終戦となり、オランダとイギリスが同地を再び占領しようとしたことから、青年道場の者たちはインドネシア独立=ムルデカのための戦いを開始。島崎らもともに立ち上がる…。
インドネシアと日本の複雑な関係性と、その中から同国が独立に至ったという歴史的事実を描いた戦争スペクタクル大作。日本の大東亜共栄圏政策が同国を独立に導いたとする製作サイドのメッセージには賛同しかねる部分もあるが、長期インドネシア・ロケによる戦闘シーンなどはなかなかの迫力。山田純大、保阪尚輝ら日本側キャストの武人的佇まいもいい味を出している。(増當竜也)


クチコミ情報

日本人必見!

 某大手インターネット検索エンジンでは「南京!南京!」なるフィクション映画を必死に宣伝していたが、なぜこのような史実に基づいた作品は宣伝すらされなかったり、左翼による上映反対デモが起こったりするのだろうか?
 はやり日本人に真実を知られたら困る勢力が存在する証拠だろう。そんな作品ですので、リアル日本人は必見だと思います。


驚きました。

とにかく驚かされました。
こんな事実があったとは、知りもしませんでした。
アレンジはされているようですが、日本人でありながら
インドネシアの独立の為に命の限り戦った日本兵がいた事、
その日本兵を最後まで隊長と慕い、戦い続けた現地の兵が
いた事。
力の篭った作品でした。


とてもよい作品

なぜ日本兵がインドネシア独立のために
立ち上がったのかが理解できました。
当時の日本の兵隊さんたちの苦渋の選択だったこと。
極限まで追い詰められていたこと。
当時のインドネシアの人たちも必死だったこと。

8月15日を過ぎても闘っていた日本人がいたことを
占守島の戦いと一緒に記憶したい。


感動した!

この映画を見て最近の戦争映画は腰が引けていると改めて感じた。演技が少しくさかったが自分が見た戦争映画の中でもトップクラスの出来だと思う。インドネシアで如何に勇者が生まれたか知ることができる、日本賛美だけでなく現地の人達の反感を買ってしまった事実を隠すことなく描いているのは決して戦争賛美の映画ではない事が現れている。しかしそういった日本軍の理不尽があったのも事実ではあるがそれは一部の日本人の行為であって決して「日本軍」の行為ではないのが各方面の声からも分かるはずだと思う。この映画はハリウッドなどと比べると予算的に厳しいのが分かるが、まあ日本映画の宿命か、しかしこれだけ金を使いましたよ〜と言う派手さだけの中身の無いアメリカ映画などより遥かに感動を与えてくれるはずだと確信していえる。この映画を見たあとは「プライド〜運命の時」を見ることをおすすめする。自虐派が叫べば叫ぶほどかつての日本の美しさが見るものに対しより新鮮に、輝いて見えてしまうのは皮肉な事であるがいい加減自虐派は気付くべきだろう、しかしインドネシアではA級戦犯の祭られている靖国神社に首相の参拝が好ましくないと世論調査で多数をとったのには少し驚いた、日本政府は彼の二国のように宣伝工作にもっと力を入れるべきである(笑)

稚拙な映画

 子供の頃インドネシアに住んでたことがあったので見に行ったのだけど....。ストーリー、役者の演技、特撮、時代考証、どれをとっても稚拙な映画。この映画を見て高く評価している人は、思想的なものをのみ評価しているのだろう。
 いや、この映画の一部は事実だよ。日本による占領が結果的にインドネシアの独立につながったのは事実。でも当時の日本はただ単に石油が欲しかっただけで、独立を支援しよう、なんて気持ちは全くなかったのだし。別にインドネシア人はそんなに日本人に感謝してないし。美化、脚色しすぎ。もっと冷静に描けんものかな。
 なんで、こんな映画に5つ星つける人がこんなにいるのかなぁ。



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クチコミ情報

「思想」なき2・26事件!

確かにキャストは豪華だ。戦前の東京の町のセットもすごい。だが、肝心の「思想」がない。

映画の中で、青年将校たちが命をかけて決起し、そして「昭和維新」に失敗していく過程で思い起こすのは自分の妻と家族のことばかりだ。
投降命令が出た時も、またラストで処刑される際に映し出される遺書の内容も、彼らが「国体」以上に思慕するのはみな自分の「家族」だ。

将校たちは、なぜ、あるいは何のための決起したのか。その思想的背景は映画の冒頭で短く語られるだけで、その後、映画のテーマとしては後景に退けられる。

もし、「家族愛」の物語を描きたかったのならば、「2・26」というこの題材はふさわしくない。「思想」なき「2・26」事件は単なる「戦争映画」の変形にすぎない。そして、映画が「思想」を描くことができないならば、映画は決して「歴史」を描くことも出来ないだろう。

製作者たちは、この映画を作るにあたり、きちんと事件の思想的背景を勉強したのだろうか。多分、していないだろう。そのことは、やたらと「形式美」を重視した演出と、そして何のテーマ性も感じられない無味乾燥なタイトルのつけ方に象徴されている。

「美学」ではなく、青年将校たちを突き動かす「思想」の具現化こそが、「2・26」事件を扱った映画には必要だ。

映画としてのフィクションが必要ならば、そのような「思想」を描くうえにおいてこそ必要だと思う。




うーん好きなんだけど・・・

226事件の映画。
全体的に事件のダイジェストっぽいです。
事件の詳細を知らないとなんじゃこりゃと思ってしまう映画かもしれません。
有名俳優さんがテンコ盛り、当時メジャーじゃなかった方も勇姿を見せておられます。
画面の見せ方は上手いので、事件に興味を持たれている方は一度観る価値はあります。

特出すべきは千住明さんのEDテーマ。
これだけでジーンと来ます。
歴史番組でも良く使われる音楽なので一聴すればたぶん知っている方が多いと思います。

映像美と音楽で☆4。


89年でこのクオリティは凄い!

226事件についての予備知識は多少必要ですが、
冒頭に簡潔な説明もあるので、
知らなくとも全く理解できないというわけでもなかったように思います。
三浦友和演じる安藤大尉の終盤での檄には泣きました。
また、登場する戦車がショボいのをのぞけば、軍装や銃器の再現度や考証もかなり高いレベルであると思います。
80年代にこれだけ淡々とした軍事ものが撮られていたことはこのDVDを観るまで知りませんでした。
エンディングの曲も悲壮さと気高さのある良曲で、サントラが欲しくなります。

しかし帯には「昭和に起こった衝撃事件」と津山三十人殺しや瀬戸内シージャックと同列に語られていますが、226事件はそんなレベルの話ではないんじゃないか?とも少し疑問に思いました。


盛り上がりがいまひとつ

 226事件に参加した青年将校を始め実在の人間がほとんど実名で登場する映画である。今になって実際の事件を振り返ると、その計画性や展望の無さ、同一聯隊に所属しない寄り合い所帯の将校たちがそれぞれ勝手な理想を抱いていたことなどほとんど信じられないほどである。だいたい、これだけの事件を起こした実行部隊に強力なリーダーがいない。とはいっても中心人物的な人間はいる。この映画では三浦友和が演じる安藤大尉と竹中直人演じる磯部一等主計である。しかし、実行部隊だけを見ても野中大尉役の萩原健一、河野大尉役の本木雅弘、栗原中尉役の佐野史郎など有名どころが何人も出演している。それら登場人物たちがみんなそれぞれの演技をするので映画も実際の事件同様にどうも焦点がぼやけてだらだらしい盛り上がりに欠ける作品になってしまった感がある。

 ところで、カラー作品のため出演者が着ている軍服がきれいすぎてかえって現実味が無い。まあ、本木雅弘のきている軍服の襟章がちゃんと青だったのには感心したが。時代考証はしっかりしている。しかし、この映画は、モノクロ映画の方が時代の雰囲気が出たかも知れない。例えば終戦時の宮城事件を扱った「日本のいちばん長い日」などはモノクロ映画のため非常に時代の重苦しい感じが出て名作にしあがっている。

 と、言うわけで、このレビューもなんだかだらだらして盛り上がりに欠ける文章になってしまった。どちらも星3つ!


好きなんだけど…

この映画、とても好きでもう何十回となく見てるんだけど
じゃぁ映画として完成度が高いか? と言われるとそれは話が別。

いろいろ理由はあるけど、一番ヘンなのは
クライマックスの「原隊復帰命令」シーン。

どう考えても主題にそぐわないメロウな音楽が流れる。
それもフルコーラス。んでストーリーに無関係な各兵士の個人的な回想画像が流れる。
これはおかしい。一体何考えてこんな場面にしたんだと思わざるを得ない。

だって、音楽の調子がどう聴いても「何かをうまくなし得た」とか
「恋がうまく成就した」みたいな雰囲気のものなんだもん。ヘンだよこれは。
それに回想内容が革命とな〜〜んも関係ないじゃん!!
いや、曲自体はスゴクいい曲なんですよ。でも、作品の主題と全く合ってないし
何よりもこの骨太な映画のクライマックスでこの曲かよ!というのが一番だな。

あと、ホントに226事件のことを理解してんのか? って思うほど
226事件を美化しすぎてる。実話はこんなカッコいい事件じゃないだろが(笑)!!

いや、僕はどっちかっていうと右派の人間なんだけど、その自分的に見ても
この映画の226事件の描き方はヘン。実話を真摯に鑑みるなら
これじゃバブル全盛期にブチ上げられたただの金満ヒーロー映画にすぎない。

上でいろいろ絶賛してるヒトいるみたいだけど、
こういうような点について、ヘンだとは思わないのかなぁ??

と、ハッキリヘンな映画なんだけど、メインテーマ曲は壮大だし
軍服はカッコいいし、見所はいっぱいある。だから好きな映画ではある。

だが、上記の理由で「映画として完成度が高いか」といわれたら
それは全く違うとしかいいようがない。それが事実だと自分では思ってる。



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