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蝉しぐれ [DVD]

内野聖陽 水野真紀 勝野洋 竹下景子 平幹二朗 藤沢周平 黒土三男 
蝉しぐれ [DVD]
定価:¥ 9,870
新品最安価格:¥ 7,100
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商品の紹介
藤沢周平の長編時代小説のドラマ化。東北の小藩に生きた下級武士の息子の波乱に満ちた青春模様が、奇をてらうことのない正攻法で描かれている。義父・牧助左衛門(勝野洋)が藩の世継ぎ争いの陰謀に巻きこまれ、ついには切腹させられてしまう。反逆者の子という烙印を押された文四郎(内野聖陽)は、その屈辱に耐えて勤めと剣術に励み、仇である主席家老・里村左内(平幹二郎)への復しゅうを誓う。
社会の理不尽に直面する中で、義を見てせざるは勇無きことかとの決断を迫られる主人公の耐え忍ぶ姿、ひたむきな思いが切々としていていい。文四郎とふく(水野真紀)との宿命的な関係も物語の見どころ。敵方の松明を避けるため、舟底に横になって身を潜める場面の美しさたるや。月明かりに照らされる2人の絡み合う姿には息をのむ。また、闇に真剣の輝きだけが鈍く光る殺陣も迫力満点だ。ただ、ほとんど忍術のような秘剣村雨の再現には、肩透かしを食わされた気分。(麻生結一)


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強く、切なく、清く

小説を詳細解釈して7回の枠に伸ばした訳ですが、それも良かったと思います。藤沢周平は書ききらず・説明仕切らず余韻のある書き方をします。そこが好きですが、TVドラマにするにはもう少しくどくど心理描写をしてもいいかと思います。ナレーションの有無は賛否両論だと思いますが。

文四郎とふく役のお二人の俳優さんはとても適役でした。映画よりずっと良かった。特に「逆転」の内野さんの演技、文四郎を慕う水野さんの切ない演技は秀逸でした。

何度も何度も切ない思いをさせられ、青春の熱さと初恋の清さと生命力の強さを感じ、何度も見たくなる作品と思いDVDを購入しました。


翻弄されて、運命を憎まず

 若いうちに、恋をしておくものだ。おふくが、最終回で述べているように、後悔のない人生なんてありましょうか。とりわけ、青春のひとときは、淡く、時間の詰め込まれたジェネレーションであり、振り返ることでこれからを支える拠り所となるものともなる。
 再び、このDVDを取り出して見ることにした。一度目と違って、多くのレヴュアーの皆さんのご意見も参考にして、「観賞」した。このテレビドラマは、力が入っている作品だと、私も思う。
 時代劇ということもあり、不自然なところが目につくのは見る人の経験や知識にも依るし、作る方の力量不足もある。アラが印象強くなってしまうという点は、制作者はお金を取るのだから反省して成長してもらいたい。確かに、アブラゼミはミーンミンとは鳴かないし、荷車に重そうな勝野洋さんを乗せて引く際に、袴をたくし上げて紐で結ぶなりしなければ足に力も入るまい。

 おふくの子役、伊藤未希さんは、水野真紀さんによく似ていて自然に役をこなしているし、家老横山又助役の柄本明さんは、実にいい個性が画面から伝わってくる。牧文四郎の妻となったせつ役の森洋子さんは登場時間が少なかったものの、田螺取りや日常生活の立ち居振る舞いが実に美しい俳優さんである。また、村々での演技の情景も、幼い頃の田舎風景を思い起こさせるような草の生え具合と、人物の動きがうまく相互作用の効果を伝えておりあたかもそこにいるような感覚を伝えていた。うっとうしいまでのカメラワークもなく、うまい映像だ。

 しかし、文四郎殿、あの櫛はどうするんだい。友人島崎与之助に述べたように、思いを捨てたのだろうに。

DVD2枚組。315分+おまけ18分。演出:佐藤幹夫、田中健二、脚本:黒土三男。


原作に劣らない傑作

ちょうど3年ほど前の年末に放映された連夜の再放送で見てはまり、これ以降藤沢さんの小説をむさぼるように読みました。
これは凄いドラマです。

ストーリーは下級武士の文四郎と隣の少女ふくとの淡い恋を軸にしながら、藩政の陰謀、友情、剣、親子の親愛が描かれているのですが、これらが見事に調和して奥行きのある物語を作り上げています。
この原作も素晴らしいのですが、このドラマは原作と比べても遜色のない、ある意味それ以上の出来栄えとなっています。
登場人物達の目には緊張感があり、視線を交わすだけなのにそこに抑えた深い情愛を感じ、短い言葉ひとつで亡き父への思いを表したり、見事な殺陣にも驚かされてばかりです。

同作品は映画化されていますが、絶対にこちらの方がお薦めです。
時代劇はもちろんここ最近の映画やドラマでこれを超える作品には出会っていません。
食わず嫌いの方にもお薦めできる、本当に良い作品でした。


二人に聞こえていたのは互いの声と蝉しぐれ。

噂どおりの良作です。映画より支持します。事情が許さなかった愛。時を経ても互いに胸に秘めていた気持ちが切なくてやるせません。 汚名を着せられた父を恥じることなく、己の矜持にかけてふくを守る文四郎の心持はいかに。遠い日の矢場の坂、二人に聞こえていたのは互いの声と蝉しぐれ。そんなふたりだったのです

精悍な文四郎!

父の無念、陰謀と復讐心、叶わぬ恋、友情、息をのむ殺陣、ドラマとして成立するすべてがあります。「叶わぬ恋」ほど観ていて切ないものはない。内野さんは舞台出身なので声が良く通り、セリフに込められた感情がこちらにストレートに伝わってきます。最初しか出ませんが、勝野さんも良かったです。配役がよかったのもこのドラマの重要な要素です。ふく役の水野さんがこんなに美しいと思えたのは、初めてでした。友人から、ふくの懐妊を知らされた時の文四郎の涙が切ない。ラストの二人(ふくと文四郎)の「違う未来」を語り合うシーンは泣きました。


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風の果て [DVD]

福士誠治 平淑恵 遠藤憲一 高岡蒼甫 涼風真世 石田えり 仲村トオル 佐藤浩市 安藤サクラ 蟹江敬三 
風の果て [DVD]
定価:¥ 9,870
新品最安価格:¥ 7,818
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クチコミ情報

風の果て

非常に良い状態で、表示どうりの良い商品でした。欲しかった商品が、購入出来て凄く嬉しいです。

原作を超えた

原作を読んでいたが、ドラマは原作以上に一人ひとりの人物が、訴える個性を持って描かれていて胸を打たれた。それはいくつかの細かな点で、原作のストーリー展開をうまく調整した(見る側に「果たし状」を提示するタイミングなど)ことが功を奏したこともあるが、何と言ってもキャスティングの素晴らしさとこれに見事に応えた役者の演技である。どんなドラマも一人や二人は、この役は違う役者にやってもらいたかった、という不満があったりするものだが、このドラマに限っては、主役からすべての脇役、端役に至るまで、それぞれの役者さんがその役を演じているのが嬉しくてやっている、ということを感じさせてくれる演技だった。(もちろん本当のところは知らないが、そう感じさせてくれることが大事だ。)原作以上に存在感があったのは庄六やふきだが、何と言っても野瀬市之丞は原作を超えてはるかに血の通った人間に描かれており、この人物の悲しさを遠藤憲一がすばらしい演技で魅せてくれた。隼太役の福士誠治の顔もいい、飄々とした石田えり、憎まれ役で終わらない仲村トオル、人間味たっぷりの親父様の蟹江敬三……と挙げていくときりがない。ただの脇役で終わるのかと思った加音役の沢田亜矢子も最終回に存在感を見せた。本当に出来のよいドラマで、DVDで手元に置いておく価値のある作品だと思う。岩代太郎の音楽もよかった。

2枚組みとは…

待っていたDVD化ですが、全8話、364 分をDVD2枚組みで出すとは…。

同じNHKでも、シルクロードは445 分で5枚組み、
プラネットアースは、236 分で4枚組みなのに!
せめて3枚組みで作ってほしかったなぁ〜。

正直、どんな画質になるのか不安で買うのを躊躇している状態です。


歳を取らなければ分からない事

時代小説の名手である故藤沢周平氏原作の時代劇で、
ある藩の同じ道場に通う5人の若者の運命を描いた感動作です。
ドラマは、そのうちの一人である主人公桑山又左衛門(幼名隼太)
の青春時代の回顧場面と、筆頭家老になるまでの軌跡で成り立っているのですが
それぞれの若者の欲望・哀しみ・苦悩・孤独・愛憎が物語に纏わっていて
本当に胸を打たれる内容でした。
主人公の桑山又左衛門演じる佐藤浩市は、渋みのあるやや押さえ気味の演技。
家柄も良く出世欲を隠さない桑山のライバルである杉村忠兵衛役の中村トオルも
存在感があります。また無頼的で影のある野瀬市之丞役は、遠藤憲一で
この人は本当にはまり役で、見ていて惚れ惚れしてしまいました。
他にも実力派女優石田えりがいい味を出していて俳優陣は文句なしでした。
青春の果てに得たものは、失ったものは何なのだろうか。
時代は違えども、わき目も振らずに必死に突っ走っている企業人に、
藤沢氏が問いかけ、そして氏のその答えがこのドラマにあるような気がしました。
お勧めです。



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秘太刀 馬の骨 [DVD]

内野聖陽 段田安則 南果歩 近藤正臣 藤沢周平 山本むつみ 
秘太刀 馬の骨 [DVD]
定価:¥ 9,870
新品最安価格:¥ 8,742
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クチコミ情報

特典映像も多数収録。素顔の内野聖陽さん会えます。

”秘太刀馬の骨”の使い手を探すため、決闘、また決闘。決闘シーンは
かなりの練習をしたこともあって見応えがあります。
そして、何といっても特典映像の充実さに内野ファンなら満足するでしょう。
メイキング映像のほか、収録最終日に内野さんに1日密着取材をしています。
内野さんの素顔に触れられます。
内野ファン、また内野さんに興味のお有りの方は特典映像だけでも一見の価値
があると思います。
個人的には、素に近い(?)段田さんのお堅い役にも好感が持てました。


馬は一頭も出て来ませんけれど、それなりのCGで想像してください

 音楽がいい。トランペットが時代劇とかようにもうまく組み合わさるものかと、感心する。主人公はDVD『蝉しぐれ』に同じく内野聖陽さんだが、こちらの石橋銀次郎役は実に明るくあっけらかんとした性格でドラマならではの非日常の世界に没入できる。

 DVD『阿弥陀堂だより』で、おうめおばあさんがお金を出すのだから幸せになるような小説を読みたいものだ、というような趣旨のことをおっしゃっていたが、このDVDはその意味では等価交換になっていないのではなかろうか。すでに他のレビュアーの方が感想を述べておられるような率直な意見は、プライシング戦略に生かされていない。
 旧、伊奈町に行かれたのなら美術ご担当の皆様には取手駅近くのガード下と6号線下の壁画を見に立ち寄って欲しかった。芸大生と取手松陽高校生が中心となって描いたものだ。(NHKで放送したではないか。)これと、北国の山々のつもりなのだろうけど妙な色を塗った合板を較べてみてもらいたい。その平面の前で役者にさわやかな北国の初夏を演じさせるのは酷というものだ。また、商店街のアーケードの街灯に晩夏近くなると挿してあるビニールでできたもみじの葉っぱのようなものの下で厳しい冬が来る前の一時の美しい季節感を、映像を見るものに問うことは難しい。

 気にかかったことをほんの少し述べたが、がっかりすることはない。求める者の期待は、本物探しのストーリー展開という手法に引き込まれよう。秘剣の使い手を6人の候補者との立会いの中から探し出すミッションを共有でき、6話258分の過ぎるのが惜しくなるほどである。
 情報とは何か。飲み屋の加代の舎弟、清次の役柄について考えてみることもできる。


決闘!決闘!!決闘!!! 必見です

秘剣「馬の骨」の伝承者を見つける為の対決は面白かったです。伝承者候補が順々に減っていく過程も楽しめたし、個々の性質の違う対戦相手も良かったです。独特の奇抜?なセットは賛否両論ありそうですが、私は好きでした。殺陣は非常ー!に迫力があり、このドラマの一番の見どころです。伝承者探しの水面下で別のドラマが動いているのもいい。銀次郎の恋も重要な要素です。銀次郎と行動を共にするうちに感化されていく生真面目な武士(段田さん)も良かったです。

内野聖陽さんが最高です!

主役は内野聖陽さんです!僕はこの人のファンなのでこのDVDを購入しました。内野さんは、蝉しぐれで好きになりました。文四郎の役にピッタリだったし、演技もかなりのモノでした。
このDVDは剣豪達との対戦がメインのもので、剣劇や時代劇が好きな方には是非オススメです。
内野聖陽演じる主人公のしゃべり方とか、動きとか、そういうのが面白かったです。
蝉しぐれと違う雰囲気のところが面白かったです。蝉しぐれとは違って、ファンタジーと言いますか、空想で楽しい雰囲気の時代劇でした。
出演者のインタビューも結構な時間収録されていて、こういうシーンが好きだとか、生の声が聞けて凄く良かったです。
悪いところは、セットが”チャチ”すぎる所。チョウチョが飛んでるシーンはガッカリした。ヒモがモロ映ってたし、動きが不自然だった。鳥も、ヒモを伝って動いていた・・・・。
あとちょっと値段が高い・・・(汗)。5000円くらいにして欲しいんですけどね。
でも戦闘シーンは抜群です。
さぁ、主人公は、隠された太刀、馬の骨を見る事が出来るのか?隠された太刀の使い手とは・・・!?


目が離せない

NHK金曜時代劇にて放送された作品です。時代劇にしては珍しい演出でした。屋敷の中の壁の配色、インテリアのデザインと配置、どれをとっても現代アートのようなテイストが見受けられます。音楽も時代劇というもののわくと物語の内容にとてもマッチしていました。物語の展開としては見ている方を飽きさせない作りになっています。だから一話一話がとても短く感じられました。これでも充分まとまりがあるのですが、私としてはもう少し長い方がより良くなったであろう残念な感じがありました。内容がとても言い分、時間の制約がもったいないように思われてなりませんでした。主役の銀次郎は同じ藤沢周平作品、蝉しぐれでも主役を演じた内野聖陽さんです。この方の演技にも注目です。小説も読んだのですがこのドラマはいい意味で原作とは違っているので二通りの‘秘太刀馬の骨’が楽しめます。


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その木戸を通って [DVD]

市川崑 浅野ゆう子 中井貴一 フランキー堺 井川比佐志 岸田今日子 石坂浩二 神山 繁 榎木孝明 
その木戸を通って [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 3,691
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クチコミ情報

画像は綺麗

画像は綺麗、さすが市川昆さん。しかし、内容は良く判らない。

浅野ゆう子がとても若々しく美しいです。

93年の作品ですから浅野ゆう子さんは娘役をやるには本来だと無理があると思うのですが、とても若々しく美しく瑞々しい感じです。周りの俳優陣も素晴らしいです。中井貴一さんも素敵です。だけど・・・あのエンディングはちょっとなぁと思いました。もう少し謎というか夢を残して欲しかったです。古典名画の「心の旅路」だっけ?あれを泣きながら見た私にとっては不満が残りました。巨匠の作品ではありますがそれで星は4つです。映像美については完璧だと思います。

中途半端の感は否めない

市川監督と気心の知れた達者な俳優さんたちが多数出演していて見ごたえがあり、ロケーションやセットの素晴らしさも特筆すべきものがあるのですーが、どうも中途半端な印象が拭えません。 まず、あの室内シーンの見事な照明、やはりあれはフィルムで撮ってこそ映える技術ではないでしょうか? 闇の部分がまったくない、軽い映像になってしまっています。 時代の趨勢にあえて逆らうようなことを書きますが、ハイビジョンとかデジタル映像というものは、動物ドキュメンタリーやスポーツ中継、SFX作品にはいいのでしょうが、人生の重みとか、人間の心の機微を捉えるにはむしろ不向きのメディアではないかと私には思えます。 加工・保存がし易いー、という利点は同時に軽めの映像になるーというマイナス点も抱えていると思うのです。 結局、従来の映画でもTVドラマでもない、不思議な雰囲気を持った映像作品になっており、そこがいいのだ、という見方もあるのでしょうが、これはやはり狙って出しえた効果ではなく、偶然の産物に過ぎないのではないでしょうか。

技術的な面はさておき、内容の点でも、なんだか変な作品です。 最後まで意味が分からずじまいの“その木戸”のコンセプトや、あいまいなクライマックス。 愛する人とあのようなかたちで別れねばならなかった主人公が、“俺の人生はほどほど幸せだったと思う”というのは、17年間の彼の軌跡が描かれていないだけにかなり強引な結末に見えます。 ストーリーを頭から追っていったら、この人は無理やり自分は幸せだったと思い込もうとしているような構造になっており、これじゃまるで悲劇です。 技術面、内容的にも、市川監督第一級の作品とは言えない出来になっていると私は思います。


はまり役の俳優さんたち。

こんなに美しい映画は久しぶりです、どこにでもあるようなストーリーだけど さすが市川昆監督の作品です、日本の美しさを表現し その中に生きる人の淡々とした生き様そして 浅野ゆう子演じる記憶喪失の女のなんと美しいことか・・武家屋敷の陰鬱な影と明かりも この映画を一層深い味わいへといざなっています、年をとっての伴侶の居ない主人公のこの武士 中井貴一も役柄にぴったりの良い味を出しています、後味のほんのりした佳作です。

死後の新作

素晴らしい映画、そのひと言に尽きる。
これだけの作品が15年もの間眠っていたとは勿体ない話だ。

“美しい不思議小説”と言われる山本周五郎の原作を市川崑が監督した本作は、
1993年、民間放送初のハイビジョン・テレビドラマとして製作された。
時期尚早すぎたのか、衛星放送で1回放映されたきり、
多くの観客(視聴者)の眼に触れる機会を逃し続けてきた。

1959年、市川崑は、映画監督としてもっとも早くテレビ界に乗り込んだ。
そして黎明期にして、数々のタブーを平然とぶち破っていった。
大量の土砂をスタジオに持ち込んでセットを組んだり、
当時の受像機の解像度では御法度だったロングショットを用いたり、
やはり御法度とされていた白い色ばかりでセットをデザインしたり。
そうしたテレビ放送初期の作品群はほとんどが生放送であったため、
伊丹十三主演の『源氏物語』など一部を除いて現存していない。

そして時代はハイビジョンへ。
「画面の方から、もっと創り込めと言ってくる」
『その木戸を通って』を撮り終えた市川崑は、
衣裳の布地まで鮮明に映し出す新技術にそんな感想を述べながら喜々としていた。
本作のキービジュアルのひとつである竹林の鮮烈な緑色も、
ハイビジョンで可能になった撮影後の高度な色彩調整を楽しんだ結果に違いない。

・・・物語は、
ある武士のもとに、自らの氏素性の記憶を喪失した女が現れることから始まる。
武士を演じた中井貴一がいい。
女を演じた浅野ゆう子が素晴らしい。
巧妙な省略動作で熟練芝居の真髄をさり気なく披露するフランキー堺のとてつもなさ。
テレビドラマのクオリティを遥かに超えたカメラ、美術、照明。
静謐の中にサスペンスを秘めた、極上の説話物語を思わせる珠玉のシナリオ。
そして、ラストシーンの比類なき余情が忘れがたい。

最早誰も真似ることのできない名人芸が、
監督の死後に“新作”となって甦ったことは、この上なく嬉しい。



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人情しぐれ町 DVD-BOX

石田ひかり 山口祐一郎 斉藤慶子 萩原健一 永島敏行 三浦春馬 中村梅雀 仲村トオル 笑福亭松之助 石倉三郎 
人情しぐれ町 DVD-BOX
定価:¥ 14,805
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腕におぼえあり DVD-BOX

村上弘明 渡辺徹 清水美砂 香取慎吾 矢崎滋 坂上二郎 藤沢周平 
腕におぼえあり DVD-BOX
定価:¥ 14,805
新品最安価格:¥ 13,162
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かっこよく切ない人間ドラマ

3部作(原作は4部作)の第1部。
青江又八郎の用心棒稼業を縦糸に、赤穂事件を横糸にして、そこに国許からの刺客と陰謀がちらちらと影を覗かせる…といった藤沢周平の秀逸な設定を見事に映像化している。CGの多様はご愛嬌。
しかし本作の軸となるのは一つ一つの事件そのものではない。そこに大小様々な形で関わる人間である。
徹底的に娯楽時代劇でありながら、本格の人間ドラマ。と言えば言い過ぎだろうか。
個人的には、「逃げる浪人」「夜鷹斬り」「代稽古」が大好きである。
音楽も最高。


やはり名作だ

お正月の暇つぶし用に年末に注文。やはり名作ですね。
藤沢作品の人情味というか、江戸の情感をしっかり出してます。
赤穂浪士の討ち入りとうまく絡めたストーリー展開も絶妙。
第4話『夜鷹斬り』、第11話『四十八人目の義士』は切ない。
何より、村上弘明が、好漢・青江又八郎にぴったりはまってます。
十数年前にテレビで見て以来、村上弘明と言えば、青江又八郎です。
脇役やゲストの出演者も本当に適役で好演しています。
今も活躍している俳優・女優さんがたくさん出てますが
みんさん、この頃が一番脂がのってた気がします。
近藤等則のトランペットも懐かしかった。
テレビ時代劇の歴史に残る名作だと思います。


かっこ良くて面白い

NHKの時代劇ドラマ、テンポの良いものが結構あります。
昔々、「天下御免」とか「早筆右三郎」が大好きでした。
この「腕に覚えあり」も秀逸な作品。 何度見ても面白いと思います。
この番組を見てから藤沢周平氏の原作を読みましたが本も面白いですね。
そしてその面白さを「腕に覚えあり」は非常にうまく描いていると思います。

早くパート2、パート3を出して欲しいです。

NHKらしからぬ(?)面白さあり!

これほど面白い時代劇はないです。
藤沢修平の原作や村上弘明ほか出演者も素晴らしいです。
が、NHKにしては珍しく色恋的要素がたっぷりなんです。

主人公・青江又八郎と女たちをめぐる部分は必見ですよ!
ほかにも色町(遊郭街)などの描写もよく描かれていると思います。

脚本や演出など制作陣も大河ドラマ経験者ばかり。

笑いとドラマの堅実性が融合した、非常によいドラマです。
実は思いっきり男性向けだったりしますよ。


江戸時代にタイムスリップしたくなるほどですよ

腕におぼえありの第一シリーズです。
原作は時代作家の名手、故藤沢周平氏なのでストーリーに
硬軟があり非常に面白いです。
主人公である、訳ありの浪人役の村上弘明や、渡辺徹、坂上二郎など
はまり役としか思えない魅力一杯の登場人物が
さらにストーリーを輝かせています。
主人公の様に江戸時代で浪人になってみたいと思ってしまうほどですよ。

毎回の主人公と刺客との対決シーンも見所のひとつです。
お勧めのドラマです。



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上杉鷹山 ~二百年前の行政改革~ [DVD]

筒井道隆 宍戸開 黒木瞳 菊池麻衣子 香川京子 宇津井健 
上杉鷹山 ~二百年前の行政改革~ [DVD]
定価:¥ 4,935
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本当に尊敬されるには、謙虚な姿勢で徳を積む

あのアメリカ大統領 ケネディが尊敬していた上杉鷹山!
代表的日本人でその5人の中の一人 上杉鷹山!

童門先生の講演を聞き、本を読み次にDVDを買った。
損はしないしよく描かれていると思います。
江戸時代の名藩主が成し遂げた大改革。

学問の為の学問でなく! 実際の生活に行動に照らした学問。
人を導くには、その人が本当に尊敬されなくてはならない。
今までのぬるま湯体質を変えるには、領民の意識改革が基本とならなくてはならない。
その意識の火種を一人でも多く育てていく。
基本は、藩の教育が大事で武士も領民もだれもが塾に入れるシステム。
現在でも 哲学、理念は 会社経営でもそのまま使える話です。

筒井道隆も良かったが宍戸開も非常に良かった。そして、黒木瞳は、いつみてもワクワクさせる。



勇気を貰いました

元々、上杉謙信公が好きで、米沢を訪れてから鷹山公のことを知りました。その後、このドラマを見て感動し、鷹山公も大好きになりました。「米百俵」もいいかもしれませんが、「成せば成る」からも勇気を貰いました。絶対、お奨めです。間違いないっ!

まさか!

何年も前の作品で、DVD化は無理だと思ってました。NHKやるやん!て感じです。新撰組人気のお陰もあるのかな。歴史の本等で上杉鷹山に興味を持たれた方にも満足行く味わいのあるドラマです。筒井道隆さんのはまり役。自ら農作業等にも携わり、穏やかな物腰ながらも信念を貫く姿は見惚れてしまいます。録画していたビデオは擦り切れてしまったのでこれは買わないと。


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山桜 [DVD]

篠原哲雄 田中麗奈 篠田三郎 檀 ふみ 東山紀之 北条隆博 
山桜 [DVD]
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「山桜」への想い

テレビドラマ「蝉しぐれ」「清左衛残日録」藤沢作品の映像作品には原作を損なわない作品が
あり、映像化される度に楽しみにしています。次回作は「花のあと」という話です。花のあと
を読んで主人公いとを田中麗奈さんを思い浮かべていました。この「山桜」を見たのはその後でしたので、本作のヒロインとして出演されていた事は後から知ることとなりました。

手塚演ずる東山さんは最近必殺の渡辺小五郎のイメージが強かったのですが、こちらも大変すばらしい演技だったと思います。

ただ、郷方廻り役人として郷の窮状を描く場面。もう少し描きこんだ方が良かったのではないでしょうか?刃傷沙汰にいたる場面もあまりに涼しすぎると感じてしまいました。

富司純子さんの佇まいは心打たれます。心労のあまり痩せさらばえてしまった母御の沈痛さが
良く出ていたと思います。山桜は季節が廻り、誰言われることなく花を咲かせ散り行くものです。美しくはかないながらも人のこころに訴えかける、一縷の願いを込めて手塚の無事を祈る
こと。誰言われることなく自らの気持ちに突き動かされる衝動に心打たれます。そこに表題作
「山桜」への想いが込められているのではないでしょうか?

蝉しぐれ [DVD] 清左衛門残日録 DVD-BOX


私も手塚弥一郎みたいな人が好きです。

藤沢周平さんの小説の中で、好きなほうから五本の指に入る『山桜』。

東山紀之さん、いい役者さんですね。
原作では弥一郎は‘男にしては優しすぎる目元が’とあるので
キャスティングを知った時は正直首をひねりましたが
今は彼以外に考えられません。

原作を読んでいない方が、「野江と弥一郎が一緒に出てくるシーンが少なすぎる、
冒頭の、桜のシーンのあれだけか」と言っていましたが、
あれだけだからいいんです、あまり説明的でないところが。
弥一郎の人となりを端的に示しているではありませんか!
おにぎりのシーンは本にはありませんでしたが好きな場面です。

マイナスの理由はヒロインのイメージとラスト。

田中麗奈ちゃんは嫌いではないですが、ごめんなさい、私の野江のイメージではなかった。
壇れいさん・松たか子さん・鈴木京香さんなどの和風美人が浮かんできます。

それから、私が原作をこよなく愛しているせいかもしれませんが、
手塚家を訪れた野江が、玄関の上がりがまちで思わず泣き崩れるラストの方が余韻が
あってよかったかも。
みている方は、行く末が案じられてちょっと心配なのですが。


藤沢小説が好きなら、この映画も楽しめます

最近藤沢周平の小説を原作とした映画が多いですね。
この手の作品は往々にして原作と乖離してしまうのですが、(特に藤沢作品は短編が多いので)この作品は小説の行間の叙情を絵にしたような作品で、藤沢ファンなら楽しめると感じました。
原作と同様、はっきりしたラストは描かれていませんので、その点は評価が分かれるところだと思います。
ですので、万人向けという訳ではありません。その点を考慮して星4です


山桜のようにひそやかで美しい男女の情愛

藤沢周平氏の約20頁の原作を100分足らずとはいえ品格のある1本の映画作品に昇華させた作品。原作に忠実なストーリーだが、原作のイメージを裏切らない。山桜の美しさ、その下でのかつて縁談のあった野江(田中麗奈)と手塚弥一郎(東山紀之)の出会い、その出会いを胸に秘めたまま意に添わない嫁ぎ先での嫁の役割を果たそうとするも、弥一郎の正義感あふれる行為を悪し様に言う婚家と決別し、実家に戻り、牢に閉じ込められたままの弥一郎の家を訪ねる野江の、多くを語らないが真っ直ぐ筋の通った行動。その弥一郎の家で彼の母に「待っていたのよ」と迎えられ、回り道をしたことを実感する場面は感動的だ。

山桜の季節に始まり山桜の季節に終わる構成の妙。要所で挿入される美しい自然の描写。そして何よりも控えめな田中麗奈と東山紀之の演技が素晴しい。台詞は少ないが、2人とも周囲の人を思い、誠実で、決然と行動する芯の強さを持っているが、情愛は胸に秘めたままという、古き良き日本人の倫理観・正義感・情感をよく体現している。澄明さ溢れる藤沢ワールドの見事な映画化。余韻がいつまでも心に残る。山田洋次監督の3部作の演出方法と比べてみるのも一興だろう。


たそがれ・・と比べてしまう

田中麗奈は 「暗いところで待ち合わせ」の印象が強く残っていて、視力障害者に見えてしまったのは私だけでしょうか。東山のセリフがなんと少ないこと。あまりにかっこよすぎなので、どうして結婚しなかったのか、やっぱりくっつくのか?とか、ついつい意地悪な見方をしてしまいました。
悪役と良い役が見た目からはっきりしていて分かり易いと言えば言えるけど、・・・。
やっぱり、たそがれ清兵衛と比べてしまって星三つになりました。



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三屋清左衛門残日録 (文春文庫)

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元気に生き抜く隠居武士

城勤めを精一杯励み過分な出世を果たした中級武士の引退後の生活を綴る残日録。巻き起こる騒動ごとに区切られて書かれているので、短編集のように読みやすい本です。全ての話が明るい話ばかりではないが、締めに希望の持てるご隠居の心持が記されているので後味が良いです。非常に味のある脇役陣に囲まれて、黄昏れる暇も無い隠居生活が描かれています。読み易く面白い、藤沢作品の中でも楽しめる一作だと思います。

用心棒日月抄第5巻?

タイトルを読むと、かっては用人まで出世しながら、今は隠居した老人の、老いの日々を綴ったものに読め、それは間違いではないのですが、ある藤沢周平さんのファンのHPにも、用心棒日月抄の第5巻とあったように、実際の内容は、隠居した主人公が、釣りや、酒、息子夫婦との日常生活の一方で、かっての藩内での地位を活かし、藩内の政争にまで巻き込まれ、それを解決してしまう活躍ぶりを描いたものになっており、まさに、用心棒日月抄5巻と紹介してもよさそうな内容になっています。
ある意味、裏切られた内容にはなっているのですが、藤沢周平さんならではの、老いについいての料理の仕方もあり、面白く、また、考えながら読める本になっています。


「梅の一枝」にさえ命をいとおしむ心持

2008年の水無月は、胸の痛む通り魔事件や東北の地震など切ない月でした。物価も値上げ値上げできゅうきゅうしております。働き盛りの40歳、後を振り返る暇もなく毎日が過ぎてまいります。
御用人時代の三屋清左衛門も、そんな心持だったのでしょうか?

日残りて昏るるに未だ遠し・・・。

なんと読みやすく、そして清左衛門の爽やかな人となりなのか。澱みに浮かぶ権力争い。三屋清左衛門
が切れ者として重宝がられるのも、その柔軟な姿勢と剛健な精神のバランス感覚に優れたゆえんではないかと思うのです。権力争いばかりではなく、夫婦の心、友のこと、泣き妻への悔恨に漣立つ心。三屋清左衛門は隠居しても慕われ、なお諸事に力を尽くし、何より「梅の一枝」にさえ命をいとおしむ。

昨年、本当に遅ればせながら「蝉しぐれ」をドラマで見、そして原作を読み藤沢周平の世界に入ったばかりの新参者です。三屋清左衛門残日録もドラマと並行して原作を楽しむ至極の時間を味わえました。
このような味わい深い作品に出会えて幸せです。

こんな年寄りになりたいものです。諸事に力を尽くし、何より「梅の一枝」にさえ命をいとおしむ心持
。それは遥か先のことではないと思います。日々を懸命に過ごしていたら辿り着いた日々。これより私の行く道を照らしてくれるそんな作品との出会いでした。ドラマと併せまして最大級の御勧めです。


老境を赤裸々に描いて新境地を開いた秀作

さる藩の元傍用人の清左衛門の引退後の日々の生活を小事件を交え淡々と綴ったもの。清左衛門は引退して早く"暇になる"事を夢見ていたが、いざ暇が出来ると寂寞間に襲われる。会社員の私にも良く分かる現代にも通じる心境である。このままではいけないと、勉学や武道、そして釣りに励む決意をする。それと共に「残日録」と言う日記を書き始める。それが本書の内容である。「残日録」とは「後何日生きられるか」と言う消極的なものでなく、「日残りて昏るるに未だ遠し」と言う意気軒昂な証の由。

清左衛門は元用人という要職にあって、今では隠居の身であるから、藩内に顔が利く上に自由である。このため、藩内の公にはできない事件の解決をしばしば頼まれる。解決しても当然俸禄には繋がらない。だが、清左衛門は無為の生活ではなく、事件の渦中に飛び込む方を選ぶのである。事件と言っても、ハデな謎解きはなく、主に家中の人間模様の悲喜劇が描かれる。清左衛門自身に降り掛かる災厄もある。これも家中の人間関係の中から生まれる。清左衛門は清廉な性格で頭も切れるが、人が良過ぎてメガネ違いの事もある。嫁の里江の方が鋭いと思う事さえある。しかし、それもまた微笑ましい。年老いてから想う若き日の淡い思慕の念も共感を誘う。夫の浮気を疑う娘の悋気をキッカケに、藩の権力争いに首を突っ込む親バカ振りも見せる。公務を退いた後、無為に生きるのではなく、日々の暮らしの中のフトした出来事に喜び、悲しみ、怒り、悔恨を覚える清左衛門の様が理想的な余生の過ごし方に映る。四季折々の風景描写も物語に自然に溶け込み、清左衛門の心の移ろいを巧みに表現している。特に雷を頻繁にストーリーの分岐点に使っているのが印象的。

時代小説として優れているのは勿論、老境を赤裸々に描いて新境地を開いた秀作。


30代で読んでみました

蝉しぐれがよかったので、次の藤沢作品は何を読もう?と皆さんのレビューを読み倒しました(笑)。蝉しぐれと、こちらの作品が双壁のようなので、「この若さで読んで味わえるのか?」(←時と場合で、年とったり若くなったりします…)と不安でしたが…いい味わいでした。
連作短編なので、蝉しぐれより読みやすいと感じたくらいです。
そして様々な事件の間に入って、骨を折る清左衛門の働きは、現在の組織社会の中での課長を思わせるよう。実際に50年、60年と現実を生きてきた人の中から出てくる、知恵、経験を感じます。
蝉しぐれは叙情的ですが、こちらは落語的と言いますか、以前連続ドラマ化されたそうですが、しやすいと思います。とは言え、読む方の年齢なりの読み取り方があるでしょう。そういう味わいを感じました。
30代でこういう感想です。ご参考までに。



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お豆腐が主人公。

 お豆腐が主人公。ああ、お豆腐が登場してくる。このお豆腐が京都と江戸では違っていたとは、知る人ぞ知る話し。
 最初の画面がいい。お豆腐から始まるのだ。今、私たちがスーパーで売られているお豆腐とえらい違い。
 年寄りから言うのもさしでがましいが、私は 近所のお豆腐屋さんに毎朝、小さな鍋をもって買いに行くことが役割だった。
 「おいしいお豆腐」とは 子どもとしては わからなかった。
 お豆腐屋さんのおじさんは お豆腐を鍋にいれてくれた、そして頭をなでてくれた。
 私は 大阪の三泉市場のお豆腐を食べていたのだ。
 いつも お豆腐が 我が家の定式化したメニュー。
 朝は お豆腐が入った味噌汁であった。
 いつも お豆腐は食べないといけないという辛い気持ちがあった。
 そして、お豆腐屋さんは大変な事態を時々起こした。火事が起こる。そう、お揚げをお豆腐屋さんはあげていたのだ。時々、火事が起こるのだ。
 この映画、すばらしい。
 私は 大阪のお豆腐とお揚げと、鎌倉のお豆腐とお揚げを 子どもの頃から食べさしてもらっていた。
 人情話として、お豆腐を主人公にした作品。懐かしく嬉しかった。
 お豆腐を主人公にして 物語を組みたてた方たちに 感謝するのみ。 嬉しい。


すみませんでした‥

日頃から「面白い映画」を追求していましたが、本作のような傑作を見逃していて誠に申し訳なく思います。

本作のストーリーはベタな家族物語です。
ベタなだけにそれは王道であり、心に染みいります。

日本アカデミー賞や米国アカデミー賞を受賞した作品だけが見直される今日ですが‥。

本作こそ受賞に相応しい作品と思われます。

その理由はぜひ本作をご覧いただき確かめて下さい。

近代の技術が生んだ平凡なストーリー。

私にはゴッドファーザーに匹敵するファミリームービーを観た!ような気分になれました。
少なくとも「武○の○分」より数十倍の傑作です。

ぜひお試しあれ!!!!!


因果は巡る

ユング・フロイトだの因縁論的な物言いは出尽くしてると思うので、ここは敢えて西原理恵子的に一言で。
「見込みある男に最初にツバつけた女の一代記」
しかし『嫌われ松子の一生』も好演した中谷美紀だけど、フロイトがかった設定だと実に映える。
「ポスト・大竹しのぶ」ポジションは彼女で決まりだろう。

さておき、実には学生時代に南禅寺○正でバイトしていたこともあり、展開含めて初期設定からすんなりと嵌まりこんでしまいました。
お薦めです。




ひさびさの時代劇映画

お年寄りも安心して観られる、これぞ時代劇という印象でした。幅広い年代におすすめできます。欲をいうと2点。ひとつはCGの江戸の町並みはチープで、みょうに綺麗です。もうひとつは、豆腐屋を開いて、一気に10年以上が話が飛び、振り返りながらそれまでの経過が部分的にわかる構成で、駆け足ぎみです。もう30分から1時間加えてじっくり描いて欲しかったです。

日本人の故郷を描いたような映画。

素晴らしい映画でした。一組の家族の人情が次の家族に受け継がれてゆきます。人が生きているのは自分だけではなくいろんな人の思いやりが支えになっています。そんなことを思わせられました。江戸深川の長屋町。落語の世界でしか味わえないような人情話が見事なばかりの絵になっています。家族同様に生きる長屋の人たちの姿。受けた恩を一生大事に慎ましく生きる夫婦の姿。これが日本なんだな、と思います。江戸時代の人たちはこんな風に暮らしていたんだな、とセットなども興味心身でした。企画、製作、脚本に篠田正浩さんのクレジットがありましたが、CGの大胆な使い方など篠田氏のアイデアなのかな、と思います。キャスティングも本当に良いです。内野さんの二役。そして中谷美紀さんはここでも凄いです。勝村さんも良い味でした。中村梅雀さんは、貫禄ですね。


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