TOP > Amazon 関連商品検索  

息子 [DVD]

山田洋次 三國連太郎 永瀬正敏 和久井映見 原田美枝子 椎名誠 朝間義隆 
息子 [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 5,990
『息子 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

ほっこら

なんといっても永瀬正敏の朴訥とした感じ(演技)がよかったです。三国連太郎演じる田舎の父親も、文句を言いながらも子供のことがかわいくて、心配で・・・といった不器用な父親の感情を見事に表現しており、見終わった後にほっこらとする作品です。

対比の素晴らしさ

「田舎と都会」「父親と息子」「兄と弟」「若さと老い」…
そんな様々な対比をうまく散りばめた、秀逸な作品だと思います。
息子の立場で共感し、父親の立場でまた共感する。
特別、ドラマチックな展開で進むわけではない、本当にどこにでもありふれた日常。
しかしそんな日常の中で、恋をし、親を想い、子を想う。
こういう、何げない一般庶民の日常の中にある「心」だったり「暖かさ」だったりを描かせたら
やっぱり山田洋次監督は天下一品ですね。

とても素敵な作品でした。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:学校 [DVD] | たそがれ清兵衛 [DVD] | 幸福の黄色いハンカチ [DVD] | 蒲田行進曲 [DVD] | 遙かなる山の呼び声 [DVD] | 
関連商品を探す:『息子 [DVD]』

学校III [DVD]

山田洋次 大竹しのぶ 黒田勇樹 田中邦衛 小林稔侍 鶴島緋沙子 
学校III [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 5,990
『学校III [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

必見!黒田勇樹の熱演

職業訓練学校を舞台にしたヒューマンドラマです。

主人公の中年女性が、リストラされながらも、障害を持った息子を抱えながら、
懸命に生きる姿が描かれています。

不況下の人情劇、学校での友情、「自閉症」の描写など多数の要素が混在していますが、
観終わった後、とても心があたたまります。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:学校 [DVD] | 学校II [DVD] | 学校 [DVD] | 午後の遺言状 [DVD] | Shall We ダンス (初回限定版) [DVD] | 
関連商品を探す:『学校III [DVD]』

学校II [DVD]

山田洋次 西田敏行 吉岡秀隆 中村富十郎 いしだあゆみ 永瀬正敏 
学校II [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 6,950
『学校II [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
北海道の小さな町にある養護学校。リュー先生(西田敏行)のクラスには、知恵遅れで心を閉ざした高志(吉岡秀隆)や、障害の重い佑矢(神部浩)などがいて、新任の小林(永瀬正敏)はノイローゼ気味だが、そんな彼らを玲子先生(いしだあゆみ)は常に優しく見守っている。やがて高志たちは差別に満ちた厳しい世間の現実を思い知らされていくのだが……。名匠・山田洋次監督が『学校』の好評を受けて、舞台を養護学校に移して描いたヒューマン映画シリーズの第2弾。ここでは障害児問題という重いテーマに真正面から取り組んでいるが、最後には気球を用いてファンタジックに映える設定も用意されている。公開時はそこに賛否が分かれたが、あくまでも映画は娯楽であるという基本を崩すことなくテーマ性を揺るがすこともない山田監督の姿勢は認めていいだろう。障害児という難しい役柄を吉岡秀隆が熱演し、新境地を開いている。(増當竜也)


この商品を買った人はこんな商品も買っています:学校III [DVD] | 学校 [DVD] | 学校 [DVD] | 学校III [DVD] | 学校 [DVD] | 
関連商品を探す:『学校II [DVD]』

幸福の黄色いハンカチ [DVD]

山田洋次 高倉健 倍賞千恵子 桃井かおり 武田鉄矢 渥美清 朝間義隆 
幸福の黄色いハンカチ [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 5,990
『幸福の黄色いハンカチ [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

哀しい…

人間は哀しく醜くみんなもがき苦しむ…。故にこの映画は空しく醜い。空虚。全く何も描けていない。無力。

日本最高のロード・ムービー

もう何度も見てる。
流石に今見ると古さを感じるけれど、そこがまた良い。
小学生だった頃の風景がそこにあって、見るといつも郷愁に駆られてしまう。

健さんと言えば、ガキの頃の自分にとっては男気のある任侠ヤクザだった。
しかしこの「幸福の黄色いハンカチ」と、
これまた名作と誉れの高い「八甲田山」で印象が変わった。

まだ若い武田鉄也と桃井かおりの演技は初々しく、とても上手いとは言い難いが、
このデコボココンビが出所したてで頑なな高倉健の気持ちを次第にほぐらせ、背中を押す。
果たして倍賞千恵子は黄色のハンカチを掲げてくれているだろうか・・・
分かってはいてもこのシーンはドキドキし、その後の光景ったら、もう・・・。
それにしてもこのジャケット写真はいただけない!
もう多くの人がラストシーンを知ってるからって、
そのまま使わなくってもいいんじゃないか?!

ちょい役ですが、今は亡き渥美清が警察官役で良い〜味出してます。
やはり名役者でありました。


子供ができたらこんな鯉のぼりつくってやる

もちろん星5つの作品。
荒削り、ストーリーも考えるとシンプル過ぎるところがる。
ただ日本の、北海道でしかできなかったであろう作品。
春過ぎの北海道の自然をバックに、今の私に男の漢を高倉健が見せてくれている。
生きていくことはほろ苦い。


健さんはもちろん、武田鉄矢と桃井かおりのコンビも素晴らしかった

 この映画の製作当時の高倉健は、70年代前半の実録やくざ路線に乗れず、「宿無」「ゴルゴ13」「新幹線大爆破」など、これまでと違う役柄に挑戦していましたが、どれもしっくり来ず、役者としての岐路に立たされていました。この映画への出演が決まった時も多くの人は山田洋次と高倉健?とミスマッチかなと思っていたと思います。しかし予想を裏切る健さんの名演に感動しました。この作品と「八甲田山」の演技で高い評価を得た後、高倉健は名実ともに日本を代表する映画スターになります。
 そして脇を固める武田鉄矢と桃井かおりも負けず劣らずの名演でした。武田鉄矢は歌手として落ち目になっていた頃で、この映画に出演後、多くの助演男優賞を受賞し、その後は役者として安定し、この映画では性欲の固まりだった若者は金八先生になっています。桃井かおりは、この映画の数年前に「前略、おふくろ様」で風俗に勤めていた恐怖の海ちゃんをやった後とは思えない純情娘役を絶妙に演じています。
 話の内容はピート・ハミルの原作を大幅な脚色をして、一種のロード・ムービーになっていて途中で行ったり来たりが少しくどくなりますが、話の膨らませ方も良かった。観終わった後の感動もさわやかです。これでもう少し短くして、最後に「黄色いリボン」の原曲が使えていたら完璧だったと思います。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:遙かなる山の呼び声 [DVD] | 鉄道員(ぽっぽや) [DVD] | 冬の華 [DVD] | 蒲田行進曲 [DVD] | 網走番外地 [DVD] | 
関連商品を探す:『幸福の黄色いハンカチ [DVD]』

事件 [DVD]

野村芳太郎 松坂慶子 永島敏行 大竹しのぶ 山本圭 夏純子 渡瀬恒彦 丹波哲郎 大岡昇平 新藤兼人 
事件 [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 2,800
『事件 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

人間界の悲喜劇が凝縮され詰められている傑作。必見!

 監督は野村芳太郎。原作は大岡昇平、脚本は新藤兼人。役者もすべて超一流。これほど豪華な俳優達が一堂に会するとは。
 ある時代のよくある話が事件となり、裁判となる。
 裁判官は佐分利、検事は芦田、弁護士は丹波。青年は永島、姉は松岡、妹は大竹。姉のひもは渡瀬恒彦。母は音羽。証人には西村、北林、森繁。
 すごいでしょう。
  
 話は、あまりにも哀しすぎる。純粋すぎる。
 みんな、法廷で真実を語らない。それぞれが秘密を持っている。
 法廷とは何か。
 かけひきの場。最後まで。

 最後のシーンは実に見事。渡瀬と大竹のかけあい。
 女は強い。
 さわやかな大竹しのぶの姿。
 マイリマシタ。


名優たちの演技合戦と見事な脚本

 野村芳太郎監督が大岡昇平の原作を映画化した彼の代表作の一つです。当時雑誌「シナリオ」に掲載された新藤兼人の脚本は見事でしたが長大で、映画化にあたってはかなり短くされているはずですが、よくここまでコンパクトにまとめあげたと思う。
 特筆すべきは出演者たちのハイレベルの演技で、裁判に関わる人間と証言者を丹波哲郎、芦田伸介、佐分利信、森繁久弥、北林谷栄らのベテランが演じ、事件関係者を松坂慶子、大竹しのぶ、永島敏行、渡瀬恒彦らの当時の若手が熱演しています。この作品の後、松坂慶子は松竹の看板女優として人気、演技力ともピークを迎え、演技の天才と言われていた大竹しのぶは助演女優賞を総なめし評価を決定的にします。永島敏行は容貌からこの後しばらくは安易な戦争大作への出演が続きますが、現代劇に戻った「遠雷」で主演男優賞を得るまで成長し、やくざ映画の準主役だった渡瀬恒彦はこの作品をきっかけに演技派へと変身します。彼らの現在の活躍の原点ともいえる名作です。
 法廷シーンもあきさせないし、最後の終わり方(大竹しのぶの表情!)も秀逸



この商品を買った人はこんな商品も買っています:鬼畜 [DVD] | 復讐するは我にあり [DVD] | 影の車 [DVD] | 配達されない三通の手紙 [DVD] | 魚影の群れ [DVD] | 
関連商品を探す:『事件 [DVD]』

蒲田行進曲 [DVD]

深作欣二 松坂慶子 風間杜夫 平田満 高見知佳 原田大二郎 萩原流行 清川虹子 つかこうへい 
蒲田行進曲 [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 2,520
『蒲田行進曲 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

銀ちゃん、かっこいぃ

中学生のころに劇場でみて、その後もテレビで何度もみて、殆ど台詞も覚えているくらいみているけど楽しい。
いつでもみられるように買ったんだけど、、、旅館のシーンとか、無いのね、、DVDだから絶対ノーカットと思っていたのに、、って訳で☆1個マイナス。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:幸福の黄色いハンカチ [DVD] | 事件 [DVD] | 火宅の人 [DVD] | 五番町夕霧桜 [DVD] | Shall We ダンス (初回限定版) [DVD] | 
関連商品を探す:『蒲田行進曲 [DVD]』

復讐するは我にあり [DVD]

今村昌平 緒形拳 小川真由美 倍賞美津子 フランキー堺 ミヤコ蝶々 清川虹子 三國連太郎 佐木隆三 馬場当 
復讐するは我にあり [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 2,025
『復讐するは我にあり [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

圧巻

初めて観たときの衝撃は忘れられない。出演者の名演もさることながら、全体を貫くあっけらかんとした不道徳感がまた凄い。
人間の業とはこんなにも罪深いものなのか。
それにしても、倍賞美津子ってこんなにイイ女だったのか。この映画を観るまで気づかなかった。


原作には及ばない

原作は、凄いです。本来、映画にしようのない原作で、この映画は、やっぱり駄目でした。

名作の誉れ高い作品です。

緒形拳の演技が光ります。
とりまく女性もみんないい味を出してます。
邦画も世界に通用するのがあることを実感します。
ご覧になってない方は、ぜひ、一度みて下さい。


救いのない極悪男を、緒形拳は何かに取り憑かれたように演じ切る!

緒形拳をTV番組で何度か目にしていて、妙に存在感のある俳優だなと
気になっていたが、公開当時の劇場でこの映画を観て、その強烈な個性と
演技力に圧倒された。

神の僕として生きる父親の権威に抵抗して、人間の罪深き業を意にも介さず、
最後まで悪に執着し続けようとする、救いのない極悪男を、緒形拳は何かに
とり憑かれたように演じ切る。

この連続殺人鬼の逃避行を、真っ向から生臭くどろどろと描き切った監督の
豪腕も凄いが、その演出法にしっかり応えた脇を固める役者たちの強烈な
存在感と演技はこの映画の成功に不可欠であったろう。

息子には甘い母親役のミヤコ蝶々の愛嬌がちょっと救いではあったが、老いても
まだ悟り切れずに人間臭さを漂わせている父親役の三国連太郎と、緒形の嫁役の
賠賞美津子が、風呂を清掃している時にふとやり取りするシーンには、いやらしい
ほどの濃密なエロスが匂っていた。

時おり人物の過去と現在の錯綜する場面があって、時間的錯乱と心理的緊張が
生じ、さらに映画に引き込まれていく。
最後に三国と賠賞が、息子緒形の遺骨を宙に投げつけるシーンの演出は、今日の
CG多用のムービーではかえって出せないだろう生臭い真実味があった。


鬼気迫る演技

とにかく緒形拳演じる榎津巌は「狂気」そのものでありながら、きちんと人間性も描かれ、非常に深い個性を出している。そこにからむ父親役の三國連太郎の演技が唯の善人ではないところも素晴らしい。弁護士を殺害した事がタンスが開く事で分かるシーンは秀逸。悪役として、これほど魅力的なキャラクターは海外映画含め見た事がない。世界に誇れる映画だ。


この商品を買った人はこんな商品も買っています:鬼畜 [DVD] | 事件 [DVD] | 火宅の人 [DVD] | 砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD] | 魚影の群れ [DVD] | 
関連商品を探す:『復讐するは我にあり [DVD]』

鉄道員(ぽっぽや) [DVD]

降旗康男 高倉健 大竹しのぶ 広末涼子 吉岡秀隆 安藤政信 志村けん 田中好子 小林稔侍 浅田次郎 
鉄道員(ぽっぽや) [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 3,610
『鉄道員(ぽっぽや) [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

今見ました。

凄く感動しました。涙が出ました。
なんか高倉健を映画にしたような感じの雰囲気です。
お話は完璧なんですが、私的には
ハッピーエンドが好きなので
4点にしました。
でも、見ても絶対損はないと思います。
いろいろ考えさせられる 雰囲気の作品です。


”鉄道員(ぽっぽや)の信念”

高倉健さんの作品の中で、”鉄道員(ぽっぽや)”が好きでDVDを購入しました。廃線の決まった北国のローカル線と同時に定年を迎える佐藤乙松駅長(高倉健さん)の鉄道員としての信念をつらぬいた感動する作品です。不器用で鉄道一筋に生きる佐藤駅長は、仕事一筋で駅長の職務をまっとうする姿に身の引き締まる思いで見ています。それが一人娘の死、そして妻の死を乗り越えてきた男の姿だと思いました。妻の死に目にあえなかった悔しさなど、さまざま困難を乗り越えてきた鉄道員の信念を高倉健さんが厳しく演じている作品です。主人はこういう生き方ができたらいいと見るたびにいつも言っています。女の私には、もう少し家族優先にしてほしいという思いがありますが、佐藤駅長の生き方に共鳴しております。DVDのジャケットの風景がこの作品にマッチしてとてもいいように思います。

反時代的なダンディズム!

この映画の中の健さんは実に静かだ。

派手な立ち回りも、アクション・シーンもない。
しかし、北海道の吹雪の駅に一人立つ健さんは、不器用で、一途で、自分の仕事を全うしようとする、少々時代遅れのいつもの健さんだ。だが、その反時代的な生き方が醸し出すダンディズムは、この映画の中でも、静かな「男の美学」として観る者の心を打つ。

ただ、他の多くの健さんの映画と違うのは、死んだ娘との「再会」という、最も涙を流しやすい題材をベースにしている点だろう。確かに、見え見えの「お涙」ちょうだいの劇だが、死んだ肉親に、たとえ「幽霊」であっても会うことができるなら、という人間の永遠の「夢」を描いているがゆえに、「通俗」ではあっても、共感を呼ぶ映画になっている。

また、脚本が良く練られているからだと思うが、淡々とした「ぽっぽや」の日常に、回想場面をうまく織り交ぜながら、登場人物の背景を描いていく構成はお見事。

静かに生き、そして静かに死んでいく健さんの美学に、北海道の雪はよく似合う。

「やくざ」映画とは一味違う高倉健だが、「健さん」はやはり「健さん」である。



至高の一作。

本作が高倉健の最高傑作というつもりはない。でも熟成されたワインの味わい、とでもいうべき「味」がある。名匠・降旗組が木村大作のキャメラで高倉健を撮る。もうこれだけで「至高」なのだ。同じ感覚は三船の「男はつらいよ・知床慕情」にもいえるのだが。鉄道員一筋で生きてきた男が、JR北海道の意向による廃線に伴い職場を失う。それ以前にも大事な妻と娘・雪子を失くしている男は、今後何を目標に生きていけばいいのか。そんな父親を案じた娘が、天国から「もういいよ、お父さん。お父さんは何も悪くないよ」と迎えに来るのだ。父は娘の作った鍋をつつきながら、人生でもあまりなかった至福の時を過ごす。もうここからは涙なしでは観られない。木村大作カメラマンはとにかく高倉健にフォーカスを合わすので、背後の広末が本当に「幻」に見える。これはもはや芸術の域だろう。全てを理解した父は娘と抱擁を交わして、翌日自分も妻と娘の待つ地へ旅立った。まさに「これぞ映画!」という仕上がりだ。それにしても本当に北海道ロケの作品には傑作が多いなあ。本作も10年振りくらいに観たが、評価変わらずの5つ星です。

矛盾に対してファイティングポーズをとってない。

胸を打たれないわけではないのです。

いろいろな回想が、古いものも新しいものも、入れ違いに巡ってきた後で、大きくなった娘(とは主人公は知らないわけですが)が作ってくれた鍋を前に、「胸がいっぱいになって」という主人公。
そこに少しもグッと来ないという人はいないだろう。
これを見て、少しも感動しない、なんて言うには、相当な無理をしなきゃ駄目だ。
だから、伝えようという思いと、それを伝える力が、確かにここにはある。

ただ、どうも共感できないのだ。

長い年月、黙々と自分の信念に従って「鉄道員」を続ける中で、主人公はいくつもの、どうにもならないことに突き当たる。
やっと授かった娘の、どうにも納得できないような、あっけない死。養子を迎えようとした矢先の、妻の病気。その妻との死別。
彼の周囲の社会でも、炭鉱が閉鎖になったり、主人公の存在意義そのものと言える、鉄道の廃線があったり・・・。
その中で主人公は、ただ鉄道員として、自分の職分を全うする。
たびたび「しょうがないっしょ」と口にしながら。

これで、十分なのかもしれない。
このように生きたいと思う人も多いのかもしれない。

ただ、目の前にどうにもならないこと、人生を送る上での矛盾が姿を現したとき、自分としてはどうしてもそこに、ファイティングポーズが欲しいのだ。
「しょうがない」、は本当にどうにもしようがなくて悔し紛れにもらす言葉であって、結論ではない。
何も、あからさまに戦う姿勢が欲しいわけじゃなくて、千人いれば千通りのやり方があるものだと思うけど、ただこらえる、というのは、正解にはなりえないんじゃないかと、どうしても思ってしまう。

まあ、この映画の価値は、そこにはないということなのだと思うけど。
高倉健の演技は、あまりに自然で、それ故に圧倒的な存在感を放っているし、共演者の演技も、大竹しのぶ、広末涼子、志村けん、どれも隙がなくて、完全にこの映画の世界の中の一員になっていた。

それでも僕にとっては残念ながら、もう一度みたいと思う映画ではなかったです。
・・・あの鍋の場面以外は。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:冬の華 [DVD] | 鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫) | 幸福の黄色いハンカチ [DVD] | 南極物語 [DVD] | ホタル [DVD] | 
関連商品を探す:『鉄道員(ぽっぽや) [DVD]』

雨あがる 特別版 [DVD]

小泉堯史 宮崎美子 寺尾聰 山本周五郎 黒澤明 
雨あがる 特別版 [DVD]
定価:¥ 4,935
新品最安価格:¥ 4,042
『雨あがる 特別版 [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
黒澤明が生前から温めていた企画を、黒澤組の助監督小泉尭史の手によって映画化。原作は山本周五郎の短編。享保時代、心やさしい三沢伊兵衛(寺尾聡)は剣術の達人ながら人を押しのけることができず、仕官の口もままならない浪人生活。妻たよ(宮崎美子)と共に旅を続ける。
雨の続く季節、川どめにあった彼らは、とある安旅籠に長逗留することになった。旅篭には行商人や農民、飯盛女など、庶民の活気にあふれている。三船史郎の殿様ぶりも、そのユーモラスな豪快さで父親の故三船敏郎を思わせて微笑ましい。寺尾の剣さばきの確かさ、宮崎の貧しくとも気品のある立ち居振る舞いの美しさ、旧黒沢組の総力を結集した美術の見事さ。まさに黒沢の意図したとおり、見終わってさわやかな気持ちになる作品だ。(堤 昌司)


クチコミ情報

美しい映画。

ざーざー雨の降る中を渡し場へ向かう侍がひとり。男に寄り添うように流れる音楽。この渋い旋律が好いの。雨の音も好い。

渡し場には広重の絵に出てくるような船人足の男達が数人。うらぶれた宿の中には貧しさの漂う薄汚れた老若男女が多数居座り、腹掛けをした裸の子供たちが駆けずり回り遊んでいる。彼らの顔や髪型、衣服、所作、画面に映し出される諸々を見逃すことのないように目で追っている。

夫婦のいる部屋の様子が映し出される。行燈のぼんやりした灯り。部屋の隅にきちんと畳まれた布団。壁を背に侍の妻らしく居住まいを正し凛と座る妻。

日本情緒溢れる枯葉色の落ち着いた色調の画面にいつしか引き込まれていく。

薬師丸ひろこじゃないけどコレこそ「kaikan!」だね。

ストーリーも静かで淡々とした雰囲気の中に展開していく。

やがて雨は上がり、晴れ渡った空の下、川が流れ、青々とした木々が広がる中を、叶わぬ仕官に傷心の思いを抱き、それでも未来に希望を託し彼の地を後にする夫婦。やがて吉報がというところで終わっている。

折り目正しいきちんとした、心の中に爽やかな風が吹くような美しい映画だと思う。


黒沢明映画を継承しただけではない

黒沢明映画の根底に流れていた清らかさが、この映画にも感じられた。
始まりが雨のシーンというのも黒沢明映画によく使われた雨や風を思い起こさせる。
自然、人の良心、武士の魂である刀を通して、美しさが表現されていると思う。

そんな中で一番感じ入ったのは、大雨による川の増水で、
足止めされた様々な人達が雨をしのいでいた宿でのシーン。
皆の中にとけ込めず、それを怒りで表わす女性を浪人(寺尾聡)が「まあまあ」となだめるが、
女性の機嫌は直らない。
そこで、その場を和ませようと一芸を見せ、その場を明るくしようとする人々。
まるで、「人の心を解きほぐそうと思ったら、口で言ったって伝わらない。
心と心で通じ合わなければ。」と言っているよう。
そして、女性の心は少しほぐれる。

心を通わすことを心得ていたのは、現代よりもむしろ昔の人々でそこから学ぶことは多い。
このシーンは黒沢明映画を継承しただけのものとは違う様な気がした。


遺稿に命 こころ晴れ晴れ 雨あがる。

『長雨に 夢の酒盛り 懸け試合 主選べぬ 無銘の刃(やいば)』

恥や誇りを主張しない自尊心、古き良き日本人を知る!

山本周五郎の原作に黒澤明の脚本という、誰が訊いても「最後の黒澤作品」
という印象を拭えない作品ですが、最近「博士の愛した数式」まで観て、
小泉堯史監督の作風を理解してみると、意外にも当時観たときには、処女作
として黒澤明へのレクイエムでありオマージュであると感じていた、全体に
漂う静かでゆったりとした時間の演出や、丹念に記録されたリアルな雨の
描写や繊細な山河の映像は、黒澤明へのそれではなく小泉堯史監督自身の
作風であることに気が付きます。
つまり、この作品は話題性としてのビックネームやキャッチフレーズで翻弄
されてしまいがちですが、処女作にして今なお貫かれている、自然の流れに
逆らわない、人間の機微をみごとに映像に定着させている精緻な作品である。
これをゆったりとした気持ちで眺めていると、ここに登場する様々な立場の
人々、不自由だらけで決して幸福ではないけれど、その思いは説明などなく
ても理解しあえる情緒で繋がっているという安心感。人情を押付けない謙虚
な自尊心の在り様など、古き良き日本人を見て、少々嬉しくなってきます。


題名どおり晴れ晴れとする映画

題名どおり晴れ晴れとした気持ちになりました。
主演の寺尾聡さんは、思いやりがあって剣の腕も確かだが不器用な浪人を
宮崎美子さんはそれを支える妻をうまく演じています。

私は黒澤明監督作品はまともに見たことがなかったので
これを機にみていこうかと思っています。
見たことがある方にとっては期待しすぎての酷評なのではないでしょうか?



この商品を買った人はこんな商品も買っています:阿弥陀堂だより 特別版 [DVD] | 博士の愛した数式 [DVD] | 隠し剣 鬼の爪 特別版 [DVD] | 鉄道員(ぽっぽや) [DVD] | 壬生義士伝 [DVD] | 
関連商品を探す:『雨あがる 特別版 [DVD]』

遙かなる山の呼び声 [DVD]

山田洋次 高倉健 倍賞千恵子 吉岡秀隆 武田鉄矢 朝間義隆 
遙かなる山の呼び声 [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 4,990
『遙かなる山の呼び声 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

NO.53「は」のつく元気になった邦画

<元気コメント>
 罪を負った「男」というものの生き様をまざまざと見せてくれる。
 子連れの「女」というものの生き様をまざまざと見せてくれる。


民子三部作の完結編

山田洋次監督の「男はつらいよシリーズ」も代表作として素晴らしいが、
私のお薦めは、「民子三部作シリーズ」である。
「故郷」「家族」「遥かなる山の呼び声」が、そうである。
それぞれにストーリーは独立したものとなっているが、倍賞千恵子の民子の設定、
「家族」で訪れた北海道の設定は「遥かなる山の呼び声」にも残してある。
この映画あたりの倍賞千恵子が最高に美しく演技も素晴らしい。
山田監督作品に常連のハナ肇や武田鉄矢、渥美清もいい役しています。
Dr.コトーの吉岡秀隆の幼い顔も見ることが出来ます。
この作品と「幸福の黄色いハンカチ」を見れば、
もう山田ワールドに浸りながら、高倉健と倍賞千恵子のファンになってしまいます。


歳をとってからの観ての感想

光と影の交差する話の多い高倉健さんの映画。
おだやか…と思えば、ある時、人を殺してしまう程、カッとすればその修羅を抑えられない…
世法と法律の間を行き来する健さん。
そう云った役所、強い「カンシャクの持ち主」を演じられる事が多い役者さん。

そしてこの映画内では語られない「奥さんの借金の理由」。

この二つを、どう観る側が「自分に納得させられるか?」が、
「最後の感動」に関わる伏線になるのではないか?と思う。
そういう事は、若い頃には「映画だから」といって気にもならなかった。

しかし率直に云えば、
世を知り「年の功」を増すにつれて、
それらを、観る側に委ねるのは「重荷を担がせすぎ」な感もする。
理由は簡単である。
世のサラリーマンは100人が100人、
この映画の主人公より、ある意味「本当の忍耐」をし、
「我慢」をしているのが本当の現実だからだ。
殴りたいのを殴らず、我慢をしている。
かといって主人公に対し
「喧嘩が強いからしたんじゃないの?」と言われてはドラマ性がぐんと弱くなる。
喧嘩の嫌いな人からはぐんと引かれてしまう。

映画は大きなひとつの見せ場が有るだけで作品になれます。
しかしその感動は観る側へ「同苦」して納得させれないと半減もする。
私の周りに健さんの演じる「役柄」を嫌う人がいる。
上記の理由。
そういう人にも「うならせる」だけの映画を是非作ってほしい。

私は「幸せの黄色いハンカチ」の方が好きです。
「本人」の「反省する心を中心に」して、感動的に描かれているからです。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:幸福の黄色いハンカチ [DVD] | 冬の華 [DVD] | 鉄道員(ぽっぽや) [DVD] | 八甲田山 特別愛蔵版 [DVD] | 息子 [DVD] | 
関連商品を探す:『遙かなる山の呼び声 [DVD]』


カテゴリ一覧
このページについて?

TOP > Amazon 関連商品検索
PC・家電・CD・DVD  |  2009/11/26