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たそがれ清兵衛 [DVD]

山田洋次 真田広之 宮沢りえ 小林稔侍 藤沢周平 朝間義隆 
たそがれ清兵衛 [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 2,800
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クチコミ情報

山田洋次、真田広之、宮沢りえの卓越した技量

私は元々の藤沢作品ファンです。
勿論「たそがれ清兵衛」もよみました。
大筋は似ていますが短編ですので3作ほどを一つに纏められた作品となっております。

原作では見所の一つである主人公のせこい駆け引きもカットされ幾分残念な気持ちもありました。
しかし2度3度と本作を観る内に真田広之さんの瞳に引き込まれました。
城へ上がる時の目立たないようにする情けない瞳、下男や卑女と話す時の気さくな笑顔、家老の訪問を受けた際の所作と即答する断りの潔さ。
追い込まれて断れなくなり引き受けた後の退去の所作。
真田広之さんは武士の所作について能や文楽で勉強されたのでしょうか、様式美と元肉体派である彼の機敏な動きや表情だけで原作にあった「普段は定刻の黄昏時に帰るたそがれ清兵衛」知る人ぞ知る「藩内遂一と噂される剣豪」を見事に演技分け、本人の性分である不甲斐なさから婚儀に至らなかった女性への「死出の化粧の簡潔な依頼」そしてそれを黙って駆けつけ涙も見せずに迅速に処理する女。
送り出した後「生きて戻ることを毛ほども疑わない強い女」とボロボロになって戻る男。涙を流して抱き留める女と身内。
どれをとっても藤沢作品に共通して流れる静謐な空気感が醸し出され巨匠山田洋次の別の顔が伺えます。

ジャケットにもなった太刀を研ぐシーン、無言の中に様々な葛藤が伺え涙ぐんでしまいます。

黒澤作品と並び世界に誇る日本の名作だと感じます。


そんなに感動するかなあ。

風采があがらない男が実は剣の達人、というよくあるパターン。
ラストは、全然、それまでと関連がない。
最後にいきなり、それまで出てこなかったばあさんが出てきて、時代は変わった、というオチは、「感動のラスト」って言えるのかなあ。
しかも、3年後には、死んだという設定なんでしょ?
せっかく手に入った幸せがすぐに去っていってしまう、ってことが、また、一つのテーマになるのだから、どちらかといえば、その死に様までを映画にすべきなんじゃないかなあ。

竹光であることがわかったとたんに、殺し合いが始まる、というのも、そんな程度の男を清兵衛は殺しに行くのか、という気がするぐらいで、私は、理解に苦しむ。
突然の豹変が意味することはなんなのだろうか。


なるほど、の出来具合

山田監督初の時代劇ということですが、気合が入りすぎた恣意的な盛り上がりやドラマチックなものも極力省かれていて淡々と幕末の田舎侍の生活や風俗が描かれていたと思います。チャンバラの場面も結構リアルだし。単なる娯楽時代劇というものではない、まじめなメッセージ性の高い映画だと思います。感受性の貧弱な人が見るとつまらない映画にしか見えないと思いますけど。

なんと美しく哀しい、素朴な人生

子育てと介護、目を覆うような厳しい貧乏生活を続ける清兵衛。
風呂すら入れず、衣服もぼろぼろ、けれども子供達には元気さを見せ、痴呆になった母親ともわりきったつきあいをしている。子供達にとっては、ぼろぼろになる父親の姿を見るのは辛かっただろうが、なぜか彼の目に、貧困の色は見えない。

これは、平凡で真摯な男が生きる素晴らしさを教えてくれるストーリーだ。出世を望まず、家族を愛し、恋人を愛し、人生を愛することを信じ続ける意志の強さは、次第にそれを理解する人に伝わり、愛されるということを教えてくれる。

平々坦々と進むわりに、エンドロールが流れると、胸が締め付けられるように重い。つらい日常を歩む全ての人たちに送る、応援歌のように思えてならない。


NHKドラマみたいなんだよなぁ

映画ならではのメッセージ性が全くないですね!少しはサブカルチャー的要素やオーラが欲しいです。映画なんですから まぁボンボン監督山田洋次では仕方ないですかねぇ NHKのじゃないんだからさ まぁこの監督は危うい文化的背景を感じさせるオーラというか、映画として外に向けて発する魂のメッセージみたいな映像の雰囲気は全く感じないですねぇ。まぁそういったものを期待するのは初めから無理なんですがね この人と同世代だと大島渚や深作欣ニなどは戦後の焼け野原や経済発展や学生運動やフォークソングなど一連の社会現象や文化の移り変わりなど、その当時の世間や常識と戦ったものだけが到達するサブカルチャー系の不思議な空気感や緊張感など伝わってくるものがありますが・・山田洋次には全くないですね・・・灰色の空気感の中で研ぎ澄まされることにより何かを感じたがゆえの苦しみそして光を探し求めたある種の悲しきロマンとでも言えるようなオーラが・・ この世代特有なものとして時代を真剣に生き抜き、そして戦った生き様や誇り、意地みたいなものが・・・山田洋次から伝わるものはNHK的なものやサザエさん的なものや水戸黄門的なものばかりです。恐らくは萩本欽一に似たタイプの偽善者なのかもしれないと思ってしまうのは私だけでしょうか・・・・もしかしたら自称映画評論家の【おすぎ】や萩本欽一と同じA型の人間かもしれません


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隠し剣 鬼の爪 [DVD]

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隠し剣 鬼の爪 [DVD]
定価:¥ 2,800
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クチコミ情報

松たか子さんに惚れ惚れ(‾o‾)

何回観ても、松たか子さんの美しさに惚れ惚れしてしまいます。
高峰秀子さんとタメをはるほど素晴らしく美しいと思います。


藤沢周平映画の最高峰

「武士の一分」までの一連の藤沢周平映画の中で、この「隠し剣 鬼の爪」がベストだと思う。

まずなんといっても、ヒロインの松たか子が素晴らしい。「女性の品格」という本が売れる
現代だが、このきえという女性は「品格」よりもっと大切な何かを仄かに薫らせ、愛おしい。

また永瀬正敏も良い。各作品の主人公の中でも、飛び抜けストイックで無駄な動きもなく、
田舎の小さな藩の下級武士という感じが一番する。

緒形拳も、各作品の悪役の中で最高のワルである。(最悪のというのが正しいのかな?)
監督は山田洋次でないが、「蝉しぐれ」ではとても善い人だったのでその落差が面白い。

さらに、タイトルは勇ましいが、立ち回りの時間は短くそれでいて深く印象が残るシーンだ。
後から思うと、こういう題名を付けてしまう事はリスキーだが、そうでないと見逃すほどだ。

いささか書き過ぎてしまった。
もう一度言う。松たか子のきえは邦画史の1ページを、ひそやかに飾るヒロインである。



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壬生義士伝 4枚組 [DVD]

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壬生義士伝 4枚組 [DVD]
定価:¥ 15,960
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謙さん、健一さんがうまい

謙さんうまいなあ。永倉役の遠藤健一さんがうまかった。

原作をほぼ忠実に再現した感じでした。なのでよく出来てます。
しかし、本ほど感情移入出来なかった。

その理由は以下

イマイチな配役があった。
・安部なつみさんは厳しかった。後年の高島礼子に一切繋がらない。厳しい。
・大鶴ギタンさんも、先のマルシアさんとのイメージがあり、
 ワイドショータレントのイメージがあり、「誠」一文字が合わない。(芸能人はイメージがあるからな)
・竹中直人さんこそ、原田だと思う。斎藤さんは別の人が良かった。
 ハンマー的な役者よりカミソリ的な人がよかった。
・沖田さんはもっとカホソイ人が良かった。(史実とは異なるかもしれないが)

ちなみに当初懸念された、筧さんの坂本龍馬は意外によかった。こういうのもありだなと思った。

2点目は吉村さんの貧しさを感じられなかった。
結構、こぎれいな格好をしていたせいと思う。もっと貧相な格好をさせて方がリアル。

3点目は血の扱い。
冒頭のチャンバラシーンではチャチかった。
ので、「ああ、この番組ではグロイ血は出さないのか」と思ったが、
その他のシーンでそれなりに出してた。
そこで出すなら、普通の袈裟切りされた時も流血させて欲しい。じゃないと冷めると思った。

4点目は音楽がややコテコテ。
やすっぽい音楽を流すくらいなら、全般音楽はいらないぞ。
音楽をなしにして、むしろ自然界の音を拾った方がリアルだ。

本を読んだ直後に見たのが、自分評価をやや下げたか。









こちらをお勧め

映画版もありますが、こちらをお勧めします。
10時間あっての内容、これでも幕末の情勢を描こうとしたら全く足りないでしょう。

今回は実在した隊士に脚色を踏まえての作品ですが、素直に感動します。
脚色がどれほどなのかを議論もされていますが、実際に幕末の一コマとして、こういう状況だったと考えながら見て良いのではないかと思います。

金銭難、脱藩とはどれほどの事なのか、戦に負けた後どうなってしまうのか、その時人はどうあるのか・・・など考えさせられる所はたくさんあります。

映画の内容として、さすが渡辺謙さんという主役、内藤さんの演技は言うに及ばず、今では有名な高杉さんもよく演技なさっています。

長時間モノは一歩間違うとダラダラしただけのものになってしまいますが、非の打ち所が殆どない(私の中では一切ない)作品です。

年末などゆっくり見られる時に通しでご覧になる事をお勧めします。


個人的に。

家族愛・友情と涙なく見られない名場面多数だが、外せないのが‥御陵衛士・服部武雄!
あまりスポットの当たらない一隊士を思いやりある漢として、阿藤快氏が熱演!!
貫一郎とのやり取りは、恐らく史実と異なるだろうが‥泣けた。ううっ‥
荒み汚れた心を「洗濯」するのに最良作品ですね。


これはDVDになる価値がある

一言で表せば「渡辺謙は凄い」です。
南部訛りも(現地の人には違和感あるのかもしれませんが)我々には全く違和感なく
完全に吉村貫一郎という人間そのものになりきっていた気がします。
好みでしょうが中井貴一の映画版と比べてもこちらの方がよく出来ている気がします。
主な原因としては時間の問題だと思いますが、個人的には大野次郎右衛門のキャストも…(略)w

新撰組の話をいつもの有名メンバー以外の側面から見れるので新鮮な感じもしますしお勧めです


新選組の作品の中で最高★

渡辺謙さんの作品を何か観たいなと思い、何となく借りたのですが、それ以来新選組に興味を持つようになり、新選組が好きになったきっかけの作品です。
ほとんど新選組の知識なく観ましたが、殺伐としていて残酷なのですが‥そんな中でもそれぞれ一本筋の通った人達に強く惹かれました。
ひたすら妻子供を養う為に守銭奴になっても、義の心も忘れない。最後は観ていて眉間にしわがよりっぱなしでした。
配役も素晴らしかったですが、特に土方役の伊原剛志さん。新選組も色々な作品を見まくりましたが、この人が私の中では一番です。



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武士の一分 [DVD]

山田洋次 木村拓哉 檀れい 笹野高史 小林稔侍 緒形拳 桃井かおり 藤沢周平 平松恵美子 
武士の一分 [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 499
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商品の紹介
山田洋次監督による『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』に続く、藤沢周平原作小説の映画化。役目のため失明した下級武士を支える妻と中間、そして一分を通すため復讐に挑む侍の姿を描く。主役の武士に木村拓哉。その妻に映画初出演の壇れいが扮し、新鮮な存在感を見せている。
山田監督の作品は、一点一画を疎かにしない、きちんとしたドラマを描くことに定評があるが、『武士の一分』においてはそれが堅苦しさではなく、娯楽映画としての完成度を高める方向に作用している。前半。城中で毒味をする武士たちが、横一列に並んで役目を果たす、その軽快な動きの楽しさ。木村拓哉という絶妙な素材を得た山田監督の演出ははずみ、時折“SMAPのキムタク”をも見せて笑いを誘う。ドラマが佳境に入ると同時に、徐々に緊張感が増してくるが、息苦しさを感じさせることはない。木村の侍が復讐をとげる、その決闘シーンは良質なアクション映画さながらのテンションと迫力を誇示。その後に描かれる、ほろりとさせられる結末。そしてどのような武士にも守るべき一分があることをさりげなく示唆する、その優しさと余韻の豊かさ。娯楽映画として、完璧な出来である。(斉藤守彦)


クチコミ情報

山田洋次監督は素晴らしい映画人である

「たそがれ清衛平」「隠し剣鬼の爪」という、時代劇の中でも非常にクオリティの高い人間ドラマを撮った山田洋次監督。3部作といわず、ぜひまだまだ時代劇シリーズを撮って欲しい。この作品のように何もかもが裏目に出る作品もありますよ…、残念ですが…。真田広之&宮沢りえ、永瀬正敏&松たか子の共演に比べて、木村拓哉&壇れいのコンビが演技力なさすぎ。ミスキャストがここまで作品を死に追いやるとは…。他の方もおっしゃるとおり、この作品は最初の10分で駄作と分かります。

誕生日に映画館でみた映画

うーん・・・期待を込めて観た割りにはあんまり・・・でした。

岩手弁は壬生義士伝の東北訛りと比べてしまうけれど明らかに都会的。節々に現代語が混ざっているので訛りの持つ美しさが感じられなかったのが残念です。木村拓哉演じる三村新之丞は正座をした時の雰囲気がいいし、怒りを押し殺して泣いているなどの演技はさすがに上手い。けれど自身で「おしゃべりは嫌いだ」と言っておきながら日常のシーンではよくしゃべる。「月9」のイメージが拭えません。刀さばきが格好良いのに殺陣シーンが少なくて勿体ないです。終わり方がストレート過ぎ。もう少し捻りや意外性が欲しかった。随所に散りばめられた「笑い」が面白かったので星2つ。


時代劇メルヘンですねぇ

 キムタクに偏見を持っている人とか、とどめを刺さないのはおかしいとか細かいとこに批判する人は多いみたいだけど、正直とっても良かった。3月にDVD見て以来、何度も見てしまう。特に加世にはぞっこんである。不貞を悩む描写が足りないとか言うコメントを見たことがあるが、すでに島田との一件が起こったと思われる頃から、事実を告白するまでの間の何気ないシーンの中では、彼女から屈託のない明るさが失われており、切なそうな表情仕草によりその後の筋書きを知らない者の胸にも何か引っかかるものを残したはずである。おかしいと言ってしまえば、にわか盲目の剣士が剣術の達人に勝つことや、例え封建時代であるとはいえ、仕事上の役目からの不幸が原因で家を取りつぶしにしたりは普通はしない、と言うことの方が強いはずだが、それを言ってしまえばお話自体が成立しない。
 それにしても加世は自分が愚かであったと泣き崩れたが、いったいどうすれば良かったというのだ?最初の件はどう見ても手込めであるし、2回目以降は主人にばれてしまったら、自分の身が危ないのはもちろん、自分の主人が相手に黙っているはずはないと思っただろう。結局、主人の命を守るには、自分が犠牲になるしかないと彼女には思えたはずである。また、いったん離縁したことでいっそうお互いの大切さが認識できたとも言える。ただ、島田がほんとうに口添えしていたら、どういう展開になったのかは気になる。最終的に言えるのは、この夫婦は一番賢明な選択をしたのだ。自害も、手打ちにもしなくて再会の可能性を残したのだから。


弛緩した感じ

山田洋次監督の時代劇三作目、
三部作と言われていますが、話が繋がっているワケではなく
海坂藩(原作の藤沢周平が創りだした架空の藩)が共通の舞台

つっこみドコロ
キムタクの胴がガラ空きだったのに、
なぜ切り込まないのか?
J事務所の意向なのか?

『たそがれ清兵衛』の魅力は、剣術の力量を常に隠していたところ。

『隠し剣 鬼の爪』でのドキドキ、ワクワク感は、
秘伝である必殺技の正体を、最後の最後まで明かさなかったこと。

両方とも緊張感があったのに、今回は、なんだか弛緩した感じでした。


一度見ていただきたい。

演技そのものはすばらいと思いますがキャストや台詞の言い回しで「現代」が
ちらほらするのが気になりました。
場面も同じ舞台ばかりで淡々と進みます。
前作の蝉しぐれはお笑いの人を起用していましたが、あちらのほうが感動し、共感できました。
しかしながら、決して凄腕の剣士ではない主人公が決死の覚悟で命を懸けて闘うところ、
男は人生に一度闘わなければならないときがある。
そんなところが心に響きました。
あまり動きがある映画ではなく、あくまで心の心境を伝えたい映画だと思いますので、それを理解してみれば楽しめます。
時代劇好きはおすすめです。



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クチコミ情報

生き抜く苦しみ

盛岡南部藩を脱藩して新撰組に入った庶民の視点から見た幕末を描いている。
テーマはたった一点、生き抜くこと、だと感じた。

飢饉や戦のために、当時の想像を絶するほどの死の身近さを感じる。
とりわけ、命懸けの真剣での勝負や切腹の介錯をする時の気構え、
当時の飢饉の酷さ等々、死に直面する時の人間の気持ちの描写が生々しい。
人間は弱肉強食の世界に生きる動物で、心がある分、苦しみが大きい。

現代、人間は長寿になり、その分、生への真剣さが失われたが、ほんの少し前まで、
人間はこの様な世界に生き、自分達にも、その血は受け継がれている筈だ、と驚愕した。


泣けて仕方ない作品

以前、電車の中で下巻を開いたところ、涙が止まらなくなり大変な思いをしました。
今でも「嘉一郎の母への想い」の部分を数行読んだだけで、ツーッと涙が出てくるスゴイ本です。
私の一番の感動作です。しかも主人と仲良くなるきっかけにもなった本で、今では歴史小説が好きになりました。


よい本と思いますが。。。。

さすが浅田次郎さんの小説だけあって、とても読み応えはあるし、話の進め方がとても計算されているし、どんどん先を読みたくなるほどの小説であることは、このサイトの皆さんのレビューの通りです。

でも、感情移入はできませんでした。涙線も残念ながら熱くなりませんでした。
あまりにも家族に対する愛を誇張し過ぎているからかもしれません。
あまりにも理想的なお父さんであるからかもしれません。

このくらい家族のために自分を犠牲にできるくらいの父親が理想なのでしょう。

私も父親をやっていますが、私には少々重い内容かな と思ってしまいました。

面白い、読んでいて全く飽きが来ないし、もっと読みたくなる小説のことは確かです。
でも、新鮮組に関する小説でいえば、司馬遼太郎の「燃えよ剣」の方が熱くなれると思いますよ。(司馬遼太郎のファンであるという贔屓もありますが、、、)

いろいろ感想を述べましたが、読んで損は絶対ない小説です。そして、浅田次郎さんの小説をこれからも読み漁るつもりです。
いまさらですが、浅田次郎さんの小説は、私のマイブームとなっていますからね。


武士道、家族愛、国家主義批判

武士道=家族愛という破天荒な価値観を何と新撰組に持ち込んで読者を納得させてしまう作者の筆力に驚愕してしまう。インタビューの形を通して、吉村貫一郎の人物像を浮かび上がらせる一方で、インタビューを受けるさまざまな人の人物像+時代背景まで浮かびあがらせてしまう。それがあまりにリアルなので、ノンフィクションかと思うくらいだが、実はフィクションなのである。最後の大野次郎右衛門の手紙には、国家主義批判が隠されているように思います。人は、自分の妻子のためになら死ねるのであって、主君や国のために死ねという風潮がはびこると国は亡ぶと読めるのです。最後をあえて漢文調にしたのは、作者のこの思いを控えめに主張することを目的としたのかもしれません。

ただただ人として

丁度新選組に興味が出てきた頃に初めて読んだ。
男として、義を貫く愚直な人々の物語。
けれど義というのは価値観にも似て、これという定義が難しい。
私は本作を読む中で、「義」とはとてもシンプルなのではと思った。
それは、『大切なもの・人・志を守りたい』ということではないかと―。
そして、動乱の幕末で、たったそれだけの望みがどれだけ難しかったか。

それが分かっていてなお、足掻く人たちに泣かされた。
「死ぬのは自分たちだけで沢山だ」と怒る不器用な永倉に。
賊軍と共に配流先に向かう道すがら、吉村の故郷で慟哭する斉藤に。
会津藩士に必死に声をかける南部の人々に。
生涯の友に死ねと言わねばならない次郎衛に。
小さないのちを守ろうとする人たちに。

映画・ドラマ化され、それぞれ評価されているけれど、
原作の筆力には遠く及ばない。それだけ浅田次郎氏の、
まるで自分がその世界にポンと置かれた様なリアルさが見事。
吉村やその息子に関わった人達による語りで物語が紡がれて
いくのも面白い。
難しい幕末時代を扱ってはいるが、気負わずに最後まで読める。

余りにも心揺さぶられて泣けてしまうので、通勤途中等ではなく、
一人でじっくり読んだほうがいいと思う。



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僕らはみんな生きている [DVD]

滝田洋二郎 真田広之 山崎努 嶋田久作 岸部一徳 ベンガル 早見優 一色伸幸 
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エコノミック・アニマルの自虐

バブルと共に現れバブルと共に去っていった一色伸幸脚本のメディアミックス作品(同時にビックコミックも掲載された)を滝田洋二郎が監督している。この映画が作られたのは1993年だから、バブルがはじけて日本が暗中模索していた時代。建設会社に勤める主人公の高橋(真田広之)も、その頃には六本木に毎晩通いチャラついたリーマン生活を送っていたのだろう。バブルの頃の癖がいまだに抜けきらず、同僚のOL(早見優)とお気楽な社内恋愛を楽しんだりしている。そんな主人公が、クーデターを繰り返す東南アジアの架空の小国タルキスタンに代役で出張を命じられる。カルチャーショックも何のその、ライバル会社との入札にもあっさり負けてさあ帰国という段に新たなクーデターが勃発。高橋らジャパニーズ・ビジネスメンは紛争を逃れて密林へと迷い込む。

この逃げ遅れたサラリーマンを、バブルに取り残された一色と重ねて見ると結構楽しめる。生きるのに必死な現地人に対し、あからさまに軽蔑した態度をとる建設会社関係者(真田広之、山崎勉、岸辺一徳)をえげつなく描いたところに、自虐的な空気を感じたのは自分だけだろうか。金融クラッシュで息も絶え絶えのアメリカが自虐的パニックムービーを連発していたのとどこか似ているのだ。反乱軍の捕虜となった中井戸(山崎勉)を救出すべく高橋がゲリラ大尉にむかって熱弁をふるうシーンが、おそらく本作品のクライマックスであろう。「エコノミック・アニマルで悪いか。それが日本人なんだよ」と開き直る高橋の姿を白い目で見つめる兵士たちの表情がとても印象的だ。

しかし、(善悪はともかく)仮にも国家存続ために命をかけて戦っている相手に、「お前らが遊んでいる間に、オレたちは必死に働いてたんだ」という言葉を高橋に吐かせる脚本に<自虐>ではすまされないズレを感じてしまったのも事実。バブル景気を必死で働いたご褒美かなんかと勘違いしている感覚の緩さが、この映画の後味をとても悪くしているのだ。ホイチョイ・プロダクションが最近作った『バブルへGo!』でも覚えた違和感を、本作品にも感じる人はきっと多いことだろう。<せこせこ働くだけが能の日本人>などとバブル野郎に言われたくないわ、というのが本音なのである。


傑作です

アジア・中東・アフリカ等、発展途上国の担当者、赴任経験者は必見。
驚くほど良く我等ジャパニーズ・ビジネスマンの心情と悲哀をコミカルにまたシニカルに表現している。それでいて痛快。

普通の人は、「面白いけど、ちょっと荒唐無稽で大袈裟じゃない?」との感想を抱くかもしれない。
でも現地を這いずり回った経験のあるビジネスマンであれば、この作者がどれだけ綿密な下調べをしてこの作品を作り上げたかが良くわかるはず。

山崎努、岸部一徳の放つ何気ない言葉の重みにはドキッとすらする。現地の俳優もいい味をだしている。

おじさんたちには涙注意報発令かも。


なかなか面白い

原作は一色伸幸さん、かなり昔にビッグ・コミックに連載されていました。
映画化は難しいと思われていたというか、誰も映像化しないだろうと思っていたら、
やっちゃいましたね。
主演は「亡国のイージス」や「ラスト・サムライ」でシリアスな演技を見せた真田広之が、
コメディに熱演しています。
共演は、それぞれに癖というか個性の強い俳優陣が勢揃いして、
海外への日本人ビジネスや政情不安な部分など見事に描いています。
実際に海外でビジネスを経験された方は、笑うに笑えないシーンもあり、
少し複雑な気持ちになりながらも「自分ではなく映画の世界」なので
安心して見ていられます。
日本映画もなかなか面白い、やるじゃないかと感じさせてくれる一品です。


なにも得られない映画。

最近は純愛ブームらしいが、そもそもブームというものに意味など無いはずで、人は個人それぞれが好きなものを好めばいい。
閑話休題。
最初から最後まで飽きさせないこの映画。バブルに日本人が踊り狂っていた頃、日本人が海外でどんなことをしていたかわかる映画でもある。時代に閉塞感を抱いている今とは違う空虚な自信を抱いている日本人。逆に言えば「純愛」などにすがらなくても生きていけた強い時代が映し出されている。
この映画にはギャグと、事実のみが映し出されていて、薄っぺらい理想など存在しない。



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壬生義士伝 [DVD]

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壬生義士伝 [DVD]
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商品の紹介
浅田次郎の同名時代小説を『陰陽師』などの滝田洋二郎監督のメガホンで映画化した時代劇大作。幕末の世、新選組に入隊した盛岡・南部藩出身の吉村貫一郎(中井貴一)の波乱の生涯を、悲痛なまでの家族愛とともに描いていく。娯楽派職人・滝田監督の面目躍如たる堂々たる演出は、ドラマチックな展開と剣戟も交えたスペクタクル・シーンとを巧みに両立させており、またクライマックスの主人公の長い独白シーンは、中井貴一の独壇場とでもいった秀逸な仕上がりで、誰もが涙を禁じえないほどのものである。彼のライバル斉藤一役の佐藤浩市をはじめとするキャスト陣の好演。個人的には山田辰夫の侠気に大いに感じ入るものがあった。日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞(佐藤)を受賞。(増當竜也)


クチコミ情報

素晴らしかった。

今まで見た邦画の中では一番です。一番涙を誘われたシーンは、吉村貫一郎が、錦旗を掲げた官軍に、1人で立ち向かって行ったシーンでした。邦画で泣けたことがなかったのですが、この作品には本当に泣かされました。個人的には、同じく滝田監督の「おくりびと」より全然良かった。

沢山の人に観て欲しい映画

現代とは時代背景が全く違うけれど、自分も含めた現代に生きている日本人が忘れがちな「人のために自分が何を出来るのか」や「人を思いやる心」など、多くのことを感覚的に思い出すと共に日々の行動に対する一貫性を改めて考えさせられる映画でした。 当然ながら、観る人によってこの映画に対する感想の違いがあるとは思います。 でも私は、誰かに「お勧めの映画はある?」と聞かれたらこの映画を他の人に観てみることを勧めると思います。 何故なら、とても素晴らしい映画だと思えるからです。

邦画で泣いたのは久しぶり。ラスト20分は号泣。

吉村貫一郎の家族思いで守銭奴でありながら、交戦の際には鬼の形相で巧みな剣術。南部訛りも綺麗で好感が持てました。訛りに関しては田舎から出てきた武士をよく再現している。これだけ魅力的な映画の人物は久しぶりかも知れません。中井貴一が好きになりました。それに対して佐藤浩市はドラマの印象が強くてどうも馴染めない…老人メイクはお笑いコントにしか見えない。三宅裕司も訛りは上手かったし吉村との友情も涙を誘ったけれど、「どっちの料理ショー」のイメージが強すぎて笑ってしまう(おむすびのシーンなどは「本日の特選素材は南部の米!」とか言いそう)。沖田総司役がとてもよかったです。沖田といえば巷では美少年的イメージが浸透していて嫌気が差していたのですが、堺雅人演じる沖田は、は虫類のようなぬめり笑いで敵をたじろがせたという史実ともマッチしていて好印象でした。


素晴らしい作品

沖田総司役の堺雅人さん目当てで購入しました。
一度某店で借りて観たのですが、それだけでは物足りず、どうしても自分のDVDが欲しくなりました。

原作も大好きな浅田次郎さんだということで早速購入して読んでいます。

堺雅人さんは、無邪気で、でもどこか黒い部分のある沖田総司を見事に演じていらっしゃいました。一瞬一瞬の表情、殺陣裁き・・どれをとっても上手すぎる。この作品で更に才能に惚れました。それどころか沖田総司まで好きになってしまった・・笑

物語自体も非常に深く、吉村貫一郎が最期まで貫いた信念には自然と涙が溢れてきました。
ただの感動もの、というのではなく、その中にも真の武士とはなにか、という強いメッセージが込められているように思いました。

幾度となく観たい作品です。


バイオハザード?

原作が泣かせる出来だったので期待して観たのだけれど、映画では泣けなかったです。
時間の制約上、原作通りには無理だった感があります。

キャストはなかなか良かったです。
特に、中井貴一の吉村貫一郎、佐藤浩市の斎藤一、堺雅人の沖田総司、秀逸です、拍手!!!
あとの出演者は、イメージや実像に近いのですが、どうも現代人の臭いが最後まで残る配役に思えました。
甘い面構えというか、ひどい飢饉のあった時代人にしては丸々と肥えた雰囲気というか。

それから、赤い羽織はともかくとして、どうしても気になって気になって仕方がなかったのが
あの南部藩(大野家?)の逆さバイオハザードマーク!
作り手の遊び心というか茶目っ気なんでしょうけど、随分興ざめです。
せめて監督の自分の家紋をあてがえば良いのにと思いました。

本来なら★3つですが、原作の良さと、限られた中で頑張って映像化できたところを評価して★4つにしました。



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第一章、完。

魅せる作品。
作品としては最高です。

# 原作を知っていても安心して読み進めるでしょう。

1巻、2巻で第一章として、終わっているので、
一先ず安心ですが、筆が遅い方のようなので、いつ完結するのやら。

それだけが心配です。



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この値段が余りにも安く感じるほどの価値が込められている

小説の良し悪しは最初の数ページで分かると言われることがあるが、
まさにこの壬生義士伝は、その言葉が正しいことを証明している。

はばき元から曲がり、歯がこぼれ落ちた剣を握りしめ、
吉村貫一郎が、盛岡南部藩の蔵屋敷に満身創痍でやってくるところから始まるのだが、
この場面の描写だけでも見事な上、
吉村の語りと、その吉村をあえて蔑むように厳しい態度で扱う大野の言葉にも、
読み手を引き込む南部訛りの士言葉が満たされていて、それだけでもぞくっとさせられる。

まさに劇に入り込むための小道具から大道具、そして言うまでもなく役者や脚本家や演出者の極意がこの本の中に凝縮されていて、
それを浅田次郎という名監督の手によって、見事に読み手を酔わすものに仕上がっている。

また吉村の叙情的な語りだけではなく、当時を経験した多くの人物らの回想による語り口も、
作品を飽きさせない要素であり、新撰組に興味がない人でさえも、
読み終えた後は、彼らの最後の武士としての姿に惚れ込んでしまうだろう。

単なるケチかと思いきや、実は家族想いの父でもあり、敵を切り倒す鬼でもあり、
そして心根の優しい武士でもあるという吉村貫一郎の姿が、
様々な面から幾重にも描かれているのも素晴らしい。

時代劇ファンでなくとも、時代小説嫌いでも、これは読んでみる価値がある。
読み終えたとき、浅田次郎という大作家への畏敬の念が自然と湧いてしまった作品だった。


確かに面白いのですが

明治維新前後について、様々な人の視点から語られるとても興味深い本で、読ませます。ただ、“泣かせようとする”箇所やくどい部分でつい冷めてしまい、それが残念でなりませんでした。

生き抜く苦しみ

盛岡南部藩を脱藩して新撰組に入った庶民の視点から見た幕末を描いている。
テーマはたった一点、生き抜くこと、だと感じた。

飢饉や戦のために、当時の想像を絶するほどの死の身近さを感じる。
とりわけ、命懸けの真剣での勝負や切腹の介錯をする時の気構え、
当時の飢饉の酷さ等々、死に直面する時の人間の気持ちの描写が生々しい。
人間は弱肉強食の世界に生きる動物で、心がある分、苦しみが大きい。

現代、人間は長寿になり、その分、生への真剣さが失われたが、ほんの少し前まで、
人間はこの様な世界に生き、自分達にも、その血は受け継がれている筈だ、と驚愕した。


長編では、浅田さんの本で一番好き!

この本を読んで、浅田さんにはまり、40冊以上読んできましたが、長編ではこの本が一番好きで完成度も高いと思います。以下、2007年9月に「下巻」の方のレビューに書いたものを少し修正しました。

武士道=家族愛という破天荒な価値観を何と新撰組に持ち込んで読者を納得させてしまう作者の筆力に驚愕してしまう。インタビューの形を通して、吉村貫一郎の人物像を浮かび上がらせる一方で、インタビューを受けるさまざまな人の人物像+時代背景まで浮かびあがらせてしまう。それがあまりにリアルなので、ノンフィクションかと思うくらいだが、実はフィクションなのである。
 また、最後の大野次郎右衛門の手紙には、国家主義批判が隠されている。人は、自分の妻子のためになら死ねるのであって、主君や国のために死ねという風潮がはびこると国は亡ぶと読める。最後をあえて漢文調にしたのは、作者のこの思いを控えめに主張することを目的としたと思われる。この主張は、「蒼穹の昴」「珍姫の井戸」「天切り松闇がたり」「日輪の遺産」「シェエラザード」にも脈々として流れている。浅田さんは自衛隊出身でもあり、そのヒューマニズムは付け焼き刃ではない力強さがある。


盛岡に帰りたい(泣)

感想に関しては皆さんと同じ。泣きました。
他の方々とは違う泣き所がもう一つ。
私の実家が盛岡なんです。
やっぱり仕事をするとなるとこんな田舎では、と考えて盛岡を離れました。
作品中にでてくる山や橋、地名、城跡、そして石を割って咲く桜(石割桜)。盛岡の方言とおせっかい過ぎるほどの(失礼)人々のやさしさ。はっきりと思い出して泣きそうになりました。非常に丁寧な描写だと思いました。
ちなみに雫石から盛岡の城下町ってかなり遠いんですよ。
幼い「みつ」が兄に付いてきたところでまた涙です。



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死んでも亡霊になって生きる世界で仇討?

お岩さんは殺されても、亡霊になって生きていた時と同じように行動します。人間は死んでも死なない世界なんですね。そんな世界観の作品の中で、主君の仇討ちをすることに何の意味があるのでしょうか。吉良が殺されたあと、亡霊で出てきたら、もっと突き抜けたのに。四十七士がいやいや仇討やってるみたいで、深作の反権威志向が裏目に出た駄作。


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