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商品の紹介 角川春樹が製作した一連の作品の中では最高傑作といえる作品。二十歳を迎えた薬師丸ひろ子を主演に、夏樹静子の原作を映画化しているが、原作はほとんど題名だけで、内容は澤井信一郎監督と脚本の荒井晴彦によるオリジナルと言っていい。劇団海の研究生・静香(薬師丸)は、トップ女優である翔(三田佳子)の愛人が死亡したスキャンダルの張本人となる代償に、演劇「Wの悲劇」で重要な役を得る。 二十歳の女性・静香と、ステージで彼女が演じる、祖父を殺してしまう真子。ふたりの女性の存在がダブる二重構造に、静香と薬師丸のキャラクターがまたダブるという多重構造が素晴らしい。愛人が死亡した現場で、女優として、女性として全存在を賭けたふたりの激しいやりとりは、二大女優のアクティング・バトルという点でも壮絶な迫力に圧倒される。(斉藤守彦)
クチコミ情報
薬師丸ひろ子さんが、本当におきれいです。日本映画史の中で角川映画というのは特異な位置づけにあるのではないかと思います。日本映画不振の時代に、大量の宣伝と文庫本のタイアップという新たなビジネスモデルでTVの前の観客を映画館に呼び寄せました。その角川映画のヒロインは何といっても薬師丸ひろ子さんでしょう。子役というイメージから少女になり大人になってゆく彼女にスクリーンを通して恋した人は大勢いたでしょう。少し前の銀幕スターを生み出す演出が感じられ、作られたスターという印象もありましたが、ようやく彼女の女優としての実力を示せたのがこの作品ではなかったかと思います。当時、三田佳子さんも女優としてピークを迎えていた頃だと思います。二人の女優の物語として描いたこの作品は、角川映画の記念碑とも思えます。蜷川幸雄といった人を画面に登場させ、絶妙のキャスティングが可能であったのも当時の日本映画界の救世主的な立場にあった角川映画なればこそかとも思いました。薬師丸ひろ子さんは、この映画の頃が美しさも最高であったのではないかと思います。間違いなく彼女の代表作であり、日本映画のモニュメントの一つに数えたい作品だと思います。
三田佳子!脚本が素晴らしいです!
夏樹静子原作のミステリーを劇中劇にしてしまったこと。
そして劇中でも現実でも他人の身代わりになると言う二重構造。
まさしくアイデア賞物の脚本です。
しかしそれ以上に素晴らしいのが三田佳子です。
もう立っているだけで大女優です。
目立ちたがりでエキセントリックで自己中で。
薬師丸ひろ子を説得している時も、弁護している時もいつの間にか女優モードに入ってしまうのが笑えます。
そして数々の名台詞。
「ダメなのよあたし。だってスタアなんだもん!」
「あたしたちお客様に道徳を教える為に芝居しているの?」
「女優、女優!勝つか負けるかよ!」
「カーテンコールも芝居のうちよ!」
こう書き出してみても見事に女優していますね。
下手な女優が言ったら、観客はどっちらけになってしまいます。
こんなベタなセリフを堂にいった態度で言える三田佳子はつくづく大女優だなと思います。
薬師丸ひろ子は大健闘。
「顔はぶたないで!あたし女優なんだから!」
も名台詞です。
そしてこの時三田佳子の芝居を見たことが後々の彼女の成長に役立ったんじゃないでしょうか?
壮絶 女の戦いその一。三田佳子。
大根役者に負けないわ。ひろ子。
その二。薬師丸ひろ子。
大根でも、私、大主演女優よ。
その三。高木美保。
勝負は何でもアリよ。最後は私の勝ちよ。
いやはや、女は恐ろしや。
■■■ラストシーンが切ないけどいい・・・■■■昔、このビデオを何度も何度も見ました。セリフもしっかり覚えてます・・・何と言っても名文句の多い映画なので。
■この映画が上映されたとき、テレビでドキュメンタリー番組をやっていたのを覚えています。ラストシーンの薬師丸ひろこの表情、なかなか監督のOKが出ず、何度も何度も撮りなおし、薬師丸ひろこがとても苦労したと話していました。
確かに、ストーリーを見ればわかりますが、最後の主人公の気持ちを察すると、とても複雑な気持ち・・・でも、女優として、舞台挨拶のように幕を閉じるところ、名シーンだと思います。切ないけど好きです。
オーソドックスないい映画 大昔にTVで観て印象に残っていた映画。今観てもとてもいいです。脚本は原作を劇中劇に使ってうまく構成されてる。薬師丸ひろ子もうまいとは言わないけどいい味出してます。ただ演劇が好きで好きで劇団に入った、でも別に野心家でもない女の子。単純な役欲しさからつい汚い相談に引き込まれてしまう。これはあんまり達者な人が演じるよりよかったと思う。この頃の薬師丸ひろ子が演じると、なんかいかにもぼーっとした世間知らずの感じになって、主人公をあまり汚く見せない。単純で愚かで、劇中劇のテーマ「女たちの哀しさ」にもつながる。でもゲンナリするような大袈裟なドロドロの哀れじゃないし、適度で、しんみりくる。ラストシーンの主人公の表情はとてもよかった。歌は名曲です。
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