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クチコミ情報
日本は狂っていた戦争映画でここまでテンポが良いのは珍しい気がした。
それに思っていたより深刻でリアリティのある内容だった。
特に『私は貝になりたい』という題名じゃなくてもよっかたような
気もするけど、とても良い映画でした。
戦争は絶対にあかん!
中居くんのいつもの姿が邪魔をする…いまは亡きフランキー堺さん主演によって第1作目が作られたのが1959年のことですから、いまから何と約50年前の作品のリメイクです。途中、テレビ版として所ジョージさんもリメイクしています。ご存じのとおり主役の中居正広さんは髪を坊主頭にして、ダイエットを敢行して撮影に臨んでいます。共演は仲間由紀恵さんほか。
第1作を見たうえでのレビューにならざるを得ないのですが、中居くんは想像以上に頑張っていると思います。特に目での演技が素晴らしい。絞首刑を前にして暗闇の中で目をランランとさせるシーンがありますが、彼の目からは絶望、怨嗟、怒り、そして生への渇望などがドグマのようにない混ぜになって伝わってきます。かなりゾッとする場面です。また、第1作ではなかった絞首刑の瞬間は、かなり衝撃的です。アイドルとしての中居くんから完全に脱皮した瞬間といってもいいでしょう。また、第1作目では描かれていなかった奥さん(第1作では新珠美千代さん)との出会い、奥さん(ここでは仲間由紀恵さん)減刑嘆願のために200人もの署名を集めるシーンもあって、実に丁寧に描かれていると思います。客演の草なぎ剛さん、笑福亭鶴瓶さんも持ち味が十分に生かされています。
しかし、あえて言うとどうしてもバラエティー番組での中居くんの姿がオーバーラップしてしまうのが難点です。声質は相変わらずガラガラだし、坊主頭は可愛すぎて(頭の鉢が小さいから野球少年に見えてしまう)、とどめはどうしても音程に不安がある中居くんが出征での祝いの席で「土佐よさこい節」を歌うシーンで、なぜか冷や冷やしてしまうこと、です。あと、これは仕方がないことですが、中居くんも仲間さんも顔が美しくかつ現代的なので、どうしてもリアリティーに欠けることでしょう。署名を求めて雪の中を歩く仲間さんは確かに美しいのですが、まず冬の高知であれだけの積雪があるのかという根本的な疑問もさることながら、どんなに苛酷なシーンでも仲間さんは綺麗なままなので、そのあたりも現実感に欠けます。
それでもラストの「私は貝になりたい」の中居くんが呟くシーンは、涙なくしては観れません。フランキー堺さんは普通に話していましたが、ここは呟いたほうがリアルです。でも、もしかしたら草なぎ剛さんが演じたらもっとよかったかも…。
主演2人への違和感 中居正広は役作りのために頭を丸刈りにしただけではなく、9sも体重を落として撮影に臨み、なるほど鬼気迫る演技を見せている。しかし、個人的な感覚の問題なのだが、どうしてもバラエティ番組ではしゃぐ中居君の顔がちらつき、後半になっても清水豊吉の「絶望」が伝わってこなかった。妻を演じた仲間由紀恵にしても同様の印象で、演技の巧拙は脇に置いても、表情から焦燥感が伝わらない。いつでも、どこでも、2人はいかにも現代風のきれいな顔をしているのだ。この2人にとっては演技の幅を広げる貴重な作品となったに違いないが、私は最後までキャストに対する違和感をぬぐい去れなかった。
主演の2人に対する違和感はともかく、物語そのものには引き込まれる。「それでもボクはやってない」を見ながら加瀬亮に感情移入したように、清水豊松の訴えが聞き入れられないもどかしさを抱えて、結末を知っているにもかかわらず、最後までハラハラしながら見ることになるのだ。
しかるべき人が主役を演じてさえいれば星よっつ以上だったのかも・・・命令には絶対服従という軍隊の恐ろしさや、勝者=善という戦争の理不尽さの描きかたがなんとなく不十分に感じたし、
仲間演じる妻が嘆願書の署名集めに奔走するくだりがなんだか無理にドラマチックに作っているかんじが
私の好みでなかったりと、気になるところはあちこちありましたが、少々長すぎる点をのぞけばそこそこの
佳作たりえたのではないかと思います。主役の豊松を演じるのが別の適当な役者でさえあったなら・・・。
よくも悪しくも中居某は軽すぎると思います。もちろん彼には彼ならではのよいとこもあるはずですが、
それを活かせるのはこの作品ではなかったのではないでしょうか・・・。
例えばチョイ役で出ていた草なぎクンとか教戒師役の上川隆也のほうがずっと物語りに重みが出ただろうし、
観る者に訴える力もあったのではなかろうかなんて思いました。キャスティングがどういう経緯で決まったのか知りませんが、
興行的にも成功したとは思えないこの作品の最大の失敗はそこにあったのではないでしょうか。とても残念です。
中盤以降引き込まれます最初はどうも中居クンに感情移入出来ずにイマイチな印象を持っていたのですが、
戦犯となったあたりからグイグイ引き込まれていきました。
特に絞首刑執行を告げられてからの迫真の演技は必見です。
脚本演出共に秀逸ですし、当時のやるせなさがヒシヒシと伝わってきます。
また献身的な愛を捧ぐ仲間由紀恵さん演じる奥さん像も非常に涙を誘います。
荒川良々さんや草なぎクンが出てきた時には一瞬笑みがこぼれました。
中居クンに感情移入出来るか否かで評価は分かれそうですが、
ラストにはいつの間にか潤んでました。そんな好作です。
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