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クチコミ情報
いや、悪い作品じゃないんだけれど、何が足りないんだろう・・・まず本作を90年版と比べてはいけない。ホンが違う以上、同じなのは「タイトル」だけだ。90年版は中原俊監督らしい「色っぽさ」があった。にっかつロマンポルノの流れを汲む「女性が女性に恋する」映像にはドキドキしたものだ。つみきみほの存在感も抜きんでていたしね。今回、一番欠けていたのは「瑞々しさ」だと思う。名門女子高には見えない雰囲気が、まず厳しい。名優・冨司純子もひとりで威圧感を表現するのもムリだし、山形ロケなどは「スウィングガールズ」かと思うくらいに軽いのだ。福田沙紀や杏は頑張っていたと思うし、大島優子も「伝染歌」に比べるとレベルアップしていた。でも、主演・助演としての「顔」が見えない。これはホンの責任だと思うが、桃の暮らす環境なども表現していかないと、主役の「立ち位置」がさっぱりわからないのだ。電話一本で名門女子高に入れるって、結構な家系なのだろうが、姉しか出てこないのも不自然。自宅部屋も「建て売り」っぽい感じで・・・(笑)。松竹は新垣結衣(いわずもがなの「フレフレ」です)や福田沙紀を起用するなら、それなりの脚本を用意してほしい。まあ、映像力とかスコアなどは悪い出来じゃないです。星はギリギリ3つ。
なぜリメイクする意味があったのかかつての「櫻の園」は、やや生徒が大人っぽすぎたので
もう少し少女寄りにリメイクされたら…
と思っていたのですが
もうキャスティングの時点で「無いな」という感じ。
前作を超えられるものが一つも感じられない
何のためにリメイクしたのかわからない。
前作にあった品や、
全体に漂っていた生々しい少女たちの息づかいもない。
ただのアイドル映画。
チェーホフの世界との関連性 中原俊氏が東大文学部宗教学科で中沢新一氏と同級生であり、親友だったらしい、という非常にまわりくどい理由で同氏に興味を抱いていた私は、レンタルビデオ店で『桜の園』を借りたところ、とても良い作品に思えたので、改めてDVDを購入し、中原監督・成田尚哉(プロデューサー)・稲垣尚夫(美術監督)の三氏による副音声での解説を聞き、特典映像のメイキングビデオ等も細部まで観察してみた。
また、比較のために1990年版を久しぶりに見て、『映画写真集 櫻の園』(サン出版、1991年)も購入し、原作・吉田秋生氏の映画への感想や脚本・じんのひろあき氏の意図を確認してみた。
一般に1990年版のファンは2008年版に批判的な傾向が強いようだが、私はチェーホフの科白を随所に引用した2008年に非常に魅力を感じた。
特に公園の野外劇場の場面で、ペーチャ(福田沙紀)のアーニャ(はねゆり)への呼びかけ(チェーホフの『桜の園』では第2幕)に対し、ロパーヒン(寺島咲)が「今や桜の園はわたしのもの、わたしのものです!」以下の第3幕の有名な科白で応え、次いでラネーフスカヤ(杏)が、「ああ、私の清らかな、幼い日々!この子供部屋で私は眠り、庭を眺めた。毎朝、幸せがわたしと一緒に目をさました」という第1幕の科白で続け、更にアーニャが第3幕(「御一緒に、ここを出て行きましょう!あたしたちの手で、ここより立派な新しい園を作るわ」)、ワーリャ(大島優子)が第4幕(「ええ、ここの暮しは終わりました。もう戻ってはきませんわ」)の科白で畳みかけて行く部分は、チェーホフの『桜の園』では全く別の場所にある科白を非常に巧みに組み合わせ、各人の心情と見事に重ね合わせたものであり、これほど感動的で、かつ知的な試みを他に思い浮かべることができない。
吉田秋生氏の「原作」マンガは、現代の若い女性の複雑な心情を繊細に描いたものであるが、チェーホフの『桜の園』を支える思想とは殆ど接点がないように思われる。そして、この「原作」を、劇中劇の上演直前のわずか2時間に凝縮したじんのひろあき氏の斬新な発想に基づく1990年版も確かに傑作ではあるが、やはりチェーホフの『桜の園』の世界とは全く異質なものである。
これに対し、2008年版は中原監督のチェーホフに対する深い敬意と愛情を感じさせる作品であり、1903年のモスクワでの初上演以降、一世紀を経てなお様々な解釈を生み出し続けるほど複雑なチェーホフの『桜の園』を背景とし、その豊穣な土壌に直接根ざしている点で、私には1990年版より遥かに優れた作品のように思われる。
興行的な失敗の原因としては、春から初夏への移り変わりを丁寧に描いた季節感豊かな作品を、ジングルベルが響き始める11月に公開してしまったという致命的なミスなど、いくつか要因があるのだろうが、宣伝広告戦略のミスのために、この作品の素晴らしさを感じることができるであろう人々に適切なメッセージが伝わっていないことは残念である。
多くの人に、先入観なしに見てほしいと思う。その際には、チェーホフの『桜の園』を一読されることをお勧めしたい。翻訳は2008年版のクレジットに出ている小野理子の新訳『桜の園』(岩波文庫)がベストだと思う。
プロモビデオか?映画として見ては、とても耐えられないような内容です。
しかも前作がとても素晴らしかった以上
比較するなという方が無理でしょう。
私は出演の女優(?)陣にとても違和感が残りました。
妙にカメラ慣れしたものごしと、中学生レベルの演技力
のギャップにグラビアアイドルのDVDを見るようです。
彼女たちに前作のような内面を見せる演技は無理でしょう。
きっとこの映画は手持ちのタレントを、総花的に披露する
プロモーションビデオだったのかも知れませんね。
そう考えれば、納得できます。
しかし、プロモは無料でみせるもので料金を取っては
いかんでしょう?
駄作!駄作!駄作!ひとこと。
ひっどいな!これ。
何なんだ、この安っぽさは。
前作「櫻の園」と比べるなと言うのは無理な話。
中原俊が再び同じタイトルでメガホンを取るというのだから。
前作を未見の方は是非観て下さい。
その差に愕然とするはず。
多数の登場人物を追いながらも絶妙なモザイクのように
物語を紡ぐことに成功していた前作。
多数の登場人物を追っているが故に焦点が定まらない今作。
オスカー軍団総出演も大失敗。ダイコン演技炸裂で安さの倍増に追打ち。
ひっきりなしの劇中音楽もまた安っぽい。勘弁してくれ。
イライラ、ムカムカしながら最後まで観終えて一本の映画を思い出した。
「タッチ」。そっくりだぜ、畜生。
中原俊に期待していただけに、前作が素晴らしすぎたばかりに・・・。
映画を観た後にこんなに空しく悲しくなったのは久しぶりです。
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