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商品の紹介 徳川2代将軍・秀忠を毒殺し、3代将軍の座に秀忠の長男・家光(松方弘樹)を推す柳生但馬守(萬屋錦之介)一派と、次男・忠長(西郷輝彦)を推す尾張大納言(三船敏郎)一派らが繰り広げる、血みどろの抗争を、当時実録ヤクザ映画の旗手として厚い支持を受けていた深作欣二監督が、まさにチャンバラ版『仁義なき戦い』といったテイストで豪華絢爛に描いた、骨太の時代劇超大作。 多分に現代的演出と演技が劇中を占めるなか、唯一大時代的な演技を披露する名優・錦之介の圧倒的存在感が、結果として映画全体の虚構性を高めるという素晴らしい効果を生んでいるという、実に不可思議な傑作。ラストで彼が叫ぶ「夢じゃ夢じゃ!」は、当時流行語にもなるほどのインパクトがあった。柳生十兵衛に千葉真一が扮した最初の作品であり、以後この役は彼の十八番となっていくことにもなった。(的田也寸志)
クチコミ情報
任侠と同じ構図の時代劇 この映画は、僕が大学生の頃(1978年)に公開されました。それまでの東映の映画といえば、任侠映画だったのですが、その後東映の時代劇が復活。一連の監督が深作欣二でしたから、構図がはっきりしていて面白かったですね。秀忠の死因を巡り、将軍を巡る権力争いのというのは、任侠物語の構図と似た点もありますね。主演は萬屋綿之介。時代劇と言えば、この人の存在感は大きく、セリフの節回しも独特で説得力があります。柳生十兵衛の千葉真一も、油が乗っていましたし、十兵衛の片目の由来もチラリ。今や世界的スターとなった真田広之の幼い顔を見る事もできます。
この映画が封切られた後、テレビドラマで放映されましたが、やはり映画の迫力には欠けました。ちなみに、08年にテレビドラマとしてレメイクされましたが、オリジナルを超える事ができなかったのではないでしょうか。
史実なんてどうでもいい!!ワキガ臭のプンプンしそうなくらいの個性的な役者達を使って、この映画を作った深作はおそらくレロレロにイッテタに違いない。役柄も強い個性の光を放っていた。冷徹な但馬。最後にいっちゃう十兵衛。息子かわいさに泣き叫ぶ忠長の母。「但馬、助けたもれ」といいながら、浪人に斬られ「マロは関係ない」と断末魔の声を上げる公家。この映画は、セックスのピストン運動の様に僕たちを深く深く突いてくるのだ。もう快感、いっちゃうこと間違いなし!!
オチがちょっとねえ・・・・・ 東映お得意の超豪華キャストによるスーパー時代劇。しかも当時12年ぶりの時代劇復活で、製作サイドも相当気合が入ったのでしょう。最初からド迫力の展開で申し分ない。でもラストの錦之介さんの「おのおの方、これは夢でござりまする・・・」はちょっと苦しいよなあ。おそらく賛否両論なんでしょうが、私はハッキリ「否」です。脚本というのはほんとうに難しいものなのですね。
救いは名優たちの演技。とくに公家の烏丸少将文麿を演じる成田三樹夫!!名演かつ怪演です。実録路線のイメージで見ると、腰を抜かします。この成田三樹夫を見るだけでも損をしないと思う。あとは柳生十兵衛の千葉真一、歌舞伎風の演技が浮いているんだけどカッコイイ錦之介さん、あっと驚く珍しい役を熱演の松方弘樹、ひたすら美しい大原麗子など、深作監督は役者さんたちに上手に華を持たせている。今となってはこんな映画絶対に作れません。しかも故人も多数につき必見!
「はい、それは素晴らしい宗矩です」 一言で言えば素晴らしい。
何が素晴らしいかって、勿論僕らのアイドル宗矩くんがですよ。
「それは良い宗矩ですか?(Is it good MUNENORI?)」
「はい、それは素晴らしい宗矩です(Yes, it is wonderful MUNENORI)」
とか一人芝居したくなるくらいに。
もう見事なまでの暗黒宗矩なのです。
世には柳生マーチという歌が存在し,
曰く,
十兵衛はとても強い
石舟斎とても偉い
宗冬は才能足りない
友矩はとても美形
宗矩はとても黒い
というわけなのですが、
本作において石舟斎は既に亡く、
結果,本作のタイトルにある「柳生一族」の「陰謀」を
宗矩が一挙に引き受けることになり、
その暗黒力(あんこく・ちから)たるや
悪魔のように黒く、地獄のように熱いシロモノなのです。
まさにさいきょう。
本作が公開された以前より,「柳生武芸帖」などにおいて、
既に陰謀家としての宗矩像が提示されていたわけですが、
そのキャラクターイメージが確立されたのは,
おそらく、本作による影響が極めて大きいものと思われます。
つか、本作の公開された78年をさかのぼること7年、
同じく宗矩を主役に据えた大河ドラマ「春の坂道」が
同じ萬屋錦之介によって演じられており、
そっちの白宗矩と同じ役者に
本作の黒宗矩をやらせようというのは、
それ自体がなんかのネタなのか。ネタなのか。
ともあれ、黒宗矩が好きで好きで好きで好きでたまらねぇ向きの方は
躊躇なくご覧になるがよろしかろうッ、と思う所存。
まちゃれ、まちゃれ言うまでもなく、超娯楽豪華時代劇である。だので、僕が言いたいのは、敬愛する成田三樹夫氏について。甲高い声、麻呂言葉を使い、だが腕はめっぽう立つ烏丸少将文麿を怪演し、千葉真一など豪華キャストのなか、一歩も引けを取らない存在感と圧倒的アクト力を見せ付けている。それまで、ニヒルな役や、やくざのイメージが強かった三樹夫氏にこの様なキワモノをやらせた深作もすごいがそれに応え、あまりあるアクトを見せつけた三樹夫氏もすごい。唯一無二、成田三樹夫のかわりは成田三樹夫にしかできない、そんな役者だと思う。日本映画界は惜しい逸材を亡くした。彼の芝居を見るだけでも、僕にとって見る価値のある作品だ。
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